STAP細胞の存在の有無を確かめる検証実験で理化学研究所は27日、小保方晴子氏らの論文に記載された手法では、細胞に万能性の目印となる遺伝子が働いたことを確認できず、STAP細胞は再現できていないとする中間報告を発表した。 細胞が存在するかどうかの判断には至っていない。理研は異なった条件での実験がさらに必要として、検証実験を予定通り来年3月末まで続ける方針。日本の科学界を揺るがした問題は、決着がさらに長引きそうだ。 関係者によると、検証チームは論文とは違う手法も試した。特許申請書に記載されている酸性のATPという物質に細胞を浸すと、万能性の目印の遺伝子が働いた可能性がある緑に光った。今後、万能性があるか慎重に調べる。 中間報告は、論文共著者で検証チームの丹羽仁史プロジェクトリーダーらが東京都内で記者会見して明らかにした。7月から予備実験に参加している小保方氏は、9月ごろから11月末まで第三者
早稲田大学(早大)は7月17日、2014年3月31日付で理化学研究所(理研)の小保方晴子研究ユニットリーダーの博士学位論文に関する調査を行うために設置した「大学院先進理工学研究科における博士学位論文に関する調査委員会」による調査報告書が、同日、同大総長の鎌田薫氏に提出されたのを受け、調査委員会委員長である小林英明氏(長島・大野・常松法律事務所 弁護士)による説明会を開催した。 【もっとほかの写真をみる】 当初、委員会による調査は6月末をめどに終了する予定であったが、小保方氏へのヒアリングが体調などもあり、実施が遅れたことや、資料や関係者が米国などに分散しており、回収に時間がかかったことなどから、7月16日まで伸びたという。また、委員会は小林氏のほか、医学博士号を持つ国立大学の名誉教授、医学博士号を持つ東京大学の名誉教授、医学博士号を持つ早大の教授、政治学博士号を持つ早大の教授の合計5名で構
平成26年4月1日に公表した「STAP現象の検証計画」に、小保方研究ユニットリーダーを参加させることを6月30日に決定し、7月2日にマスコミ向けのブリーフィングを実施しましたが、その時に使用した資料を掲載します。 小保方研究ユニットリーダーが参加する「STAP現象の検証計画」の進め方 検証用実験室について(2014年7月15日追加)
図1.微粒子の分析値.JAXAプレス発表資料「はやぶさカプセル内の微粒子の起源の判明について」より. http://www.jaxa.jp/press/2010/11/20101116_hayabusa_j.html#at01 2010年11月16日,宇宙航空研究開発機構(JAXA)は,同年6月13日にオーストラリアで回収した小惑星探査機「はやぶさ」のカプセルに含まれていた微粒子1500個以上のほとんどが,小惑星「イトカワ」由来のものであることを確認したとしてプレス発表を行い,大々的に報道された.発表資料によると,確認された鉱物の組合せは,かんらん石,輝石,斜長石,硫化鉄,その他微量鉱物となっていて,普通コンドライト(球粒隕石)のものと一致する.武田弘著(2009)「固体惑星物質進化」(現代図書)によると,イトカワは長軸535 mの「ラッコ型」の形をした角礫岩質の小惑星で,密度1.9 g/
柏崎刈羽原発の安全対策報告書、なぜ全て「問題なし」とできない?不祥事絶えぬ東電の適格性…県技術委が評価避けた4項目は 原子力深考「調査シリーズ」
ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか? 皆さん、お元気ですか? 私は筋肉痛がやっと収まったところです。優勝目前のアトレチコ・マドリードが失速、リーガエスパニョーラの優勝争いは最後の最後までもつれそうです。しかし、優勝のプレッシャーというのは本当に大きいのですね。改めてびっくりです。 さて、当社と日本経済新聞社の電子媒体アクセスのためのID統合作業のため、暫くメール送信ができず、申し訳ありませんでした。これに懲りずにどうぞ宜しく願います。 まずは、皆さんの研究やビジネスに革命を起こすシングルセルバイオロジー(SCB)のセミナーの案内です。この技術革新を見逃すと、将来のビジネスに禍根を残すことになると思います。今回は国内外からSCBを開発、あるいは実際の生命科学の研究に応用している最先端の研究者を招き、皆さんの目前でSCBによってバイオ研究やバイオビジネスがどう変貌するかをお見せしたいと
知っている人は多いだろうけど、プロ棋士とコンピュータ将棋の対戦する電王戦が、2012年から行われている。 第一回目は米永邦雄永世棋聖vsボンクラーズで、人間の負け。 第二回は5対5の団体戦になって、コンピュータ3勝1負1引き分け。 そして、先日行われた第三回では、事前に棋士側に対戦プログラムを貸与して研究して貰った上での対戦だったのに、コンピュータ4勝1負となった。 このことからすると、コンピュータ将棋は、すでに人間の最高の棋力と同等かそれ以上のレベルに達していると考えるのが、妥当だと思う。 オレ自身は将棋のことはほとんど解らない。だけど、コンピュータ将棋の強さに関しては、いくつかの面白い証言があるんだよね。 一つは、今回の電王戦の対局の前に、やねうら王というプログラムに途中でフリーズするバグが見つかったため、特例として修正が認められたんだけど、その修正後のプログラムが、プロ棋
JBC論文(2004;279:44582-9)の疑義に関する考察まとめ (不正無しの可能性が高い): 論文→http://www.jbc.org/content/279/43/44582.full 疑義1) 図4Bのc-Mybのデータの「++」のバンドが、 生データでは見えているのに掲載図では消えている。 疑義2) 図 1A、図 3B、図4Bにおけるデータ(c-Mybの画像)の使いまわし JBC論文 疑義1) 石井氏ラボのJBC論文の疑惑について: 「図4Bのc-Mybのデータの「++」のバンドが、 生データでは見えているのに,掲載図では消えている。」ことが某記者の間で問題にされていました。 参考リンク→片瀬氏ブログの比較図 (片瀬氏ブログ記事)。 しかし、そもそも、この図4Bの生データ画像と実際の論文掲載画像では(-)のバンドの強度自体も異なりますね。今回、石井氏らが公開した生デー
ムーミン谷のオホホポエム (時系列・暫定版) 1/29以降の関連スレを「オホホ」「わ。」「の。」で検索 → それっぽいのを抽出 万能2 http://uni.2ch.net/test/read.cgi/life/1391784049/161,735,968 161 名前:名無しゲノムのクローンさん[] 投稿日:2014/02/08(土) 16:08:14.90 っていうか、何でみんな私を信じてくれないのかとってもイラついたわ。 レビュワーが罵倒してくれたおかげで、エディターさんがこうすればい いよって、優しくおしえてくれた実験があったんだけど意味がよくわか らなかったの。で、お友達におねがいしていろいろやってもらったの。 そしたら合格できたの。あと胃は酸だけど大丈夫っておしえてあげた。 マーロックス飲ませたでしょっていわれたけどobota胃酸です。 あのエディターさんが笑いながらインタビ
一般的な話題 和製マスコミの科学報道へ不平不満が絶えないのはなぜか 2014/2/3 一般的な話題, 化学者のつぶやき STAP細胞, マスメディア, リスク管理, 広報, 情報, 捏造 投稿者: cosine (引用:ajw.asahi.com) 先日発表された歴史をひっくり返すほどの研究、STAP細胞のニュースは市井を大いに賑わせています。 開発者が学位取得わずか2年目の女性科学者だったこと、心に響く苦難話とサクセスストーリーなど異例づくめも手伝って、広く興味をひく話題だったようです。 筆者は専門外なので、科学的詳細の解説は別に譲りたいと思いますが、今回の騒動に絡むネット上の意見には、いろいろ気になる点が散見されました。 「マスメディアは科学の肝要や基礎を詳細に報道しない」 「科学と関係ない、キャラや見た目やプライバシーにフォーカスしすぎ」 「日本人科学者の時しか大々的に取りあげないよ
下村文部科学相は31日、細胞に強い刺激を与えただけで作製できる新たな万能細胞「STAP(スタップ)細胞」開発にかかわった理化学研究所を、新設する「特定国立研究開発法人」に位置づける方針を示した。 従来の独立行政法人の中から世界と競争できる「エリート研究所」を選定する仕組みで、優秀な研究者を確保するため成果に応じた高額給与を認める。閣議後の記者会見で明らかにした。 文部科学省によると、特定国立研究開発法人の候補としては理研のほか、産業技術総合研究所、物質・材料研究機構が検討されている。国際的な研究評価を処遇に反映し、制度がスタートすれば年俸1億円の研究者が誕生する可能性もあるという。来週開かれる予定の関係閣僚会議で最終決定する。 STAP細胞の研究については、同省が実施している再生医療の事業で支援することも決めた。下村文科相は「革新的な再生医療実現につながると期待しており、ニーズに応じた支援
なぜ左翼はトンデモに弱いのかと残念な気分になるけど、ルイセンコの昔からそうなのよね。日本の左翼科学者は軒並みころっとルイセンコに騙された http://twitter.com/kikumaco/status/423788159189536768 ※強調は引用者 まず、日本の左翼科学者は軒並みころっとルイセンコに騙されたという主張。左翼科学者というのは、左翼という立場であり、かつ科学者という肩書を持つ者、の意味でしょうが、これが仮に、まあまあはっきり区別出来るものだとして、軒並みとはどのような程度を示しているのか、を考える事が出来ますね。自分の周りの左翼科学者が何人もそうだった、くらいなら、述懐と言うか慨嘆と言うか、そういうものと受け止める事は出来ます。 けれど、左翼はトンデモに弱いなる表現はどうでしょうね。これはかなり一般的な言明です。左翼というカテゴリに入るような人達は一般に、トンデモと
オーストラリア連邦科学産業研究機構(Commonwealth Scientific and Industrial Research Organisation、CSIRO)が7歳少女の要望に応じて作成した、チタン製のドラゴン「トゥースレス(Toothless)」(2014年1月10日提供)。(c)AFP/CSIRO 【1月12日 AFP】オーストラリア政府の科学調査機関が、「火を吐くドラゴンを開発してほしい」との7歳少女からの要望に「調査不足のため」応えられなかったとして、異例の謝罪声明を発表した。 きっかけはブリスベーン(Brisbane)に住む7歳の少女、ソフィーちゃんがオーストラリア連邦科学産業研究機構(Commonwealth Scientific and Industrial Research Organisation、CSIRO)の「すてきな科学者さんたち」に宛てて、ペット用のド
今回、人工知能学会の学会誌名の変更と表紙デザインの変更に関し、さまざまなご意見や議論がウェブ上で展開され、ご批判も多く寄せられました。不快な思いをされた方々、また人工知能学会を日頃から支援して頂いている関係者の方々に深くお詫び申し上げます。 数多くいただいたご意見の中でも、最も多かった批判は「女性蔑視ではないか」「女性差別ではないか」というものでした。今回の表紙デザインに、女性を差別するような意図はありません。しかしながら、「ロボットが女性型をしている」「それが掃除をしている」「ケーブルでつながれている」等の要素が相まって、女性が掃除をしているという印象(さらには女性が掃除をすべきだという解釈の余地)を与えたことについては、公共性の高い学術団体としての配慮が行き届かず、深く反省するところです。 また、このデザインの技術的な背景に関するご批判もいただきました。デザイナーがデザインに込めた意図
11月18日付けのMORI LOG ACADEMYにて、私が公的機関の裏金*1について漠然と思っていたことが、非常に分かりやすく書いてありました。 さすが元国立大学助教授の作家さんです。 以下、モリログより転載です。 注:強調部分は私の仕業です。 【社会】 裏金物語 たとえば、夫が奥さんに対して、1カ月5万円の生活費を渡すとする。これは、ほかのことに転用してはいけないお金である。奥さんは、切りつめて5万円以下でやりくりをすると、翌月の予算が削られると恐れ、ぎりぎり5万円を使う。だから月末には、きっちりになるように、細かい買いものをすることになる。 しかし、買おうと思っていたものが急に品切れになって、来月まで買えないことになった。かわりのものを買っても良いが、それは無駄遣いになるし、このままでは、お金が余ってしまう。だから、店にお金を先払いして、領収書だけをもらった。来月それが発売になったら
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