「プリコグ」と呼ばれる3人の予知能力者たちを使った殺人予知システムが実用化された近未来。予知された殺人犯(未来犯罪者)を未然に逮捕、拘禁する犯罪予防局の設立から6年が経過した西暦2054年のワシントンD.C.の殺人発生率は0%になったと報告されていた。 ジョン・アンダートンは6年前、休暇中に息子のショーンを何者かに誘拐・殺害されたことがきっかけで予防局に入局し、犯罪予防活動にのめり込み、犯罪予防局の部隊長となった。妻のララとも離婚して疎遠になっていた。 ある日、プリコグの一人である女性のアガサが、初老女性の殺害予知映像をジョンに見せてきた。ジョンが調べてみると、アガサの予知映像は6年前、犯罪予防局発足時に発生した事件が該当した。当時、予知された事件の記録映像に他の2人のプリコグの映像はあったが、アガサのものは無かった。また、事件の被害者アン・ライブリーは事件が未然に防がれているにも関わらず

