今日はロールプレイングゲーム『真・女神転生』について書く。 なぜなら、この作品は1990年代を懐かしむのに適しているのはもちろん、2025年の日本社会や世界情勢を連想しながらプレイするにも、約30年の時代の流れに思いを馳せるにも向いていると感じられたからだ。 はじめに:『真・女神転生』とは 『真・女神転生』は国産ロールプレイングゲームとしては名前の通ったほうだと思う。 本作品は1992年10月にスーパーファミコン版として発売された。 世界じゅうの悪魔や神々を仲魔にしていくゲームシステムを確立したファミコン版『女神転生』や、核戦争後の世界で銃をぶっぱなす『女神転生2』も名作だったが、三作目として発売された『真・女神転生』は、スーパーファミコンらしいグラフィックと凝ったマルチエンディングシステムを備えた新作として登場した。 悪魔や神々を仲間にするアイデアは、ビックリマンチョコの時代からあったか
