
「『FM音源との出会いと挑戦』〜チョウニング博士とヤマハOBによる座談会〜」が2024年12月12日、静岡・ヤマハ本社で行われた。 2024年は1974年のヤマハシンセサイザー第1号機『SY-1』発売から50年の節目。今回の講演はそれに伴った記念企画のひとつで、当事者たちがFM音源との邂逅から名機『DX7』開発に至るまでのエピソードを振り返る貴重な機会となった。 FM音源の発見 「FM(frequency modulation)」とは日本語で「周波数変調」と訳される。ラジオのFMと原理的には同様で「ひとつの波形に別の波形を干渉させて変調する」という概念だ。 特徴はシンプルなアクションで複雑な波形(=音色)を生み出せること。アナログで再現するのが難しかった、その金属的な音色はシンセサイザーだけでなくゲームやPC、懐かしの着メロの音源としても使われ、今や我々にとって身近なサウンドのひとつと言っ
ドローンやアクションカメラで知られるDJIのワイヤレスマイク「DJI Mic」の小型モデルとなる「DJI Mic Mini」が2024年11月26日(火)に発表されました。「驚くほどコンパクトで軽量なボディにも関わらず、優れた集音性能を備えている」というDJI Mic Miniはトランスミッター単体で税込7700円、充電ケースを含むセットが税込2万4200円とかなりの低価格で、ワイヤレスマイクの入門用として最適なモデルになっているとのこと。DJI Mic Miniの実物をDJIから借りることができたので、まずはその見た目やサイズをしっかりとチェックしてみました。 DJI Mic Mini - 気軽に、シンプルに、高音質を - DJI https://www.dji.com/jp/mic-mini DJI Mic Miniは、トランスミッター2台+レシーバー1台+充電ケースのセットと、トラン
すでに、その歌声を聴いて驚かれた方も多いと思いますが、本日10月30日、株式会社インターネットより、「Synthesizer V AI 花響 琴(Hibiki Koto)」が発売されました。非常に人間らしくリアルに歌うAI歌声合成エンジンとして広く知られるSynthesizer V AIではありますが、花響 琴はその中でも最高レベルの歌唱力を持つと同時に、幅広い表現力を持った歌声データベースになっており、従来の歌声合成の世界観とは一線を画すこれまでにない歌声を実現するものとなっています。 まさに圧倒的な歌唱力の本格派シンガーであるデフォルトのボーカルスタイルに加え、優しく歌うBallade、かわいい声で歌うCute、暗い声で歌うDark、ミュージカル風に歌うMusical、Falsetto(ファルセット)、パワフルに歌うPowerと、さまざまな歌い方ができるのも花響 琴の大きな特徴。そして
筆者はUTAUによる波形接続の時代から「その人の声になりきる」技術を試してきましたが、このほど、その中でも画期的と思える技術に出会いました。『Seed-VC』(Seed Voice Conversion)というオープンソースソフトです。 ■AIボイチェンの進化どこが画期的なポイントかというと、高い音質を維持しながら、ゼロショット、つまりファインチューニングをせずに、1秒から30秒までの短い音源を参照するだけで、短時間でオリジナルに近いボイチェンができるところにあります。 以前紹介したDiff-SVCやRVCは、オリジナル音声に近いボイチェンが可能ですが、学習にはそれなりの長さのオーディオデータと高性能GPUによる処理が必要です。
3カ月ほどベータテスターをしていた、DreamtonicsのAIボイスチェンジャー「Vocoflex」。その製品版が正式発売されたので、購入しました。 ベータ版でもすごく便利に使っていたのですが、さらに改良されているというので、製品版としてのファーストインプレッションをお届けします。 ■ Vocoflex とはDreamtonicsはその品質で定評のあるAIベースの歌声合成ソフト「Synthesizer V」の開発メーカー。 Vocoflexは、RVCなどのAIによるボイスチェンジャーをさらに使いやすく高性能に発展させたもので、VSTやAudioUnitsといったプラグインも揃っていてDAWを使うDTMユーザーとも親和性が高いものです。
任意のオーディオソースをMIDIに変換する最先端のオーディオプラグイン DamRsn「NeuralNote」がリリース&無料配布中となっております。 任意のオーディオソースをMIDIに変換できる最先端のオーディオプラグイン DamRsn「NeuralNote」がリリース&無料配布中となっております。 NeuralNote は、最先端のオーディオから MIDI への変換をお気に入りのデジタル オーディオ ワークステーションにもたらすオーディオ プラグインです。 あらゆる音楽器に対応 (音声を含む) ポリフォニック転写をサポート ピッチベンドをサポート 軽量で非常に高速な転写 プラグインで直接、転写された MIDI をスケールおよびタイムクオンタイズできる NeuralNote をインストールする ここからお使いのプラットフォームの最新リリースをダウンロードしてください(Windows および
オープンソースのAIボイスチェンジャー「Retrieval-based Voice Changer(RVC)」は、あらかじめ用意した音声から学習したモデルを作成し、リアルタイムで声質を変換することが可能です。このRVCで作成した音声変換モデルを手軽に実行できるボイスチェンジャーソフト「Koemake RVC player」を電々メイさんが無償でリリースしたので、実際に使ってみました。 Koemake Project https://koemake.com/ Koemake RVC Playerを動かすための推奨スペックは「VRAM4GB以上、NVIDIA製GPU搭載、Windows 10以上」となっているので注意が必要です。 Koemake RVC Playerをダウンロードするには、上記の配布サイトでユーザー登録をする必要があります。配布サイトにアクセスしたら、右上の「ログイン」をクリッ
おいおいまたかよ、驚き屋かお前はと言われそうですが、またゲームチェンジャーなんですよ。ほんとすいません。全部AIが悪いんです。 AI関連はちょっと目を離すと取り残されてしまいます。後から来たのに追い越され、泣くのが嫌なら歩いていくしかないのです。今回、それが再びAI音声合成で起きました。 筆者はAIアートグランプリを受賞したおかげでいろいろなところから取材を受けたり自分でも解説記事を書いたりしていますが、その中で、Diffusion(拡散)モデルを使ったDiff-SVCというAI声質変換によってリアルな元音声を再現できると説明してきました。ですが、これからは「実は今は新しいAI技術を使っているんですよ」と付け加えなければいけません。 妻の歌声を合成するのに使っていたDiff-SVCから別の新しい技術に乗り換えてしまったのです。 Diff-SVCが出た後に、So-VITS-SVC(SoftV
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