ふくしひとみ @vonchiri 故郷いわての方言に「〜さらない」というのがあり、「何か分からないけど、大いなる力のようなものが働いて、その状況や行動にいたらない」というような意味で使います。 例えば「このペン書かさらない」と言えば、「書けない」のでも「書きたくない」のでもなく「誰のせいでもないけど、なぜかこのペンはものを書くことが叶わない状況にある」ことを表すし、「行かさらなかった」と言えば、「行きたくなかった」のでも「行かなかった」のではなく「誰のせいでもないけど、なぜかそこに行く状況にならなかった」みたいなニュアンスになります。 自然環境が厳しい東北の人々は、どうにもならないことに対する諦めを抱えつつ生きているというような投稿を目にしましたが、方言のひとつにも、そういう姿勢が表れているのかなと思ったり思わなかったり。 2025-09-23 19:22:44
