
Linux開発プロジェクトのメーリングリストではリーナス・トーバルズ氏による強烈なフレーズを含んだメッセージが飛び交っていることが知られていますが、Linuxのソースコード自体にも「fuck」「crap(クソ)」「idiot(ばか、まぬけ)」といったフレーズが大量に含まれています。Linuxのカーネルのソースコードにどれだけの暴言が含まれているのかを可視化できるウェブアプリ「Linux kernel word count」が話題になっていたので、実際に使ってみました。 Linux kernel word count https://www.vidarholen.net/contents/wordcount/ Linuxの生みの親であるトーバルズ氏は過激な発言が話題になることも多く、Linux開発プロジェクトのメーリングリストにはトーバルズ氏の怒りのメールが頻繁に投じられています。最近では2
Build 2025で発表されていたWSLのソースコードが公開 Windows Subsystem for Linux(WSL)のソースコードが公開された。これまで、WSLを実行するのに必要なソフトウェア、特にWin32側のものは公開されていなかった。 5月20日(現地時間)に米国で開催されたBuild 2025イベントで、WSLをオープンソース化することが発表された。その後、2日ほどしてソースコードがGitHubで公開されている。もともとWSL用ディストリビューション開発などの情報を提供していたリポジトリである。 ちなみに以前から、以下の2つに関しては、ソースコードが公開されていた。 ●WSL2用Linuxカーネル(https://github.com/microsoft/WSL2-Linux-Kernel) ●Linux GUIアプリケーションを動作させるためのシステムディストリビュー
Steven J. Vaughan-Nichols (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 緒方亮 長谷睦 (ガリレオ) 2025-05-09 10:45 「i486」プロセッサーに、安らかな眠りにつく時が訪れた。同プロセッサーはIntelが1989年に発売して以来、長きにわたり生きながらえてきた。Microsoftは2001年の「Windows XP」リリース時にサポートを終了したが、それ以降も「Linux」はさらに20年以上、このプロセッサーを延命させてきた。しかし、どんな素晴らしい生涯にも、いつか終わりが訪れる。今後リリースされる「Linux 6.15」カーネルをもって、i486と「Pentium」プロセッサーの最初期のモデルに関して、サポートを終了することになった。 その理由については、Linus Torvalds氏が先日、開発コミュニティーのメーリングリスト「L
バージョン管理ソフトウェア「Git」は2025年4月7日に最初のコミットから20年を迎えました。Gitの20周年を記念して、GitHubがリーナス・トーバルズ氏に対するインタビューを実施しています。 Git turns 20: A Q&A with Linus Torvalds - The GitHub Blog https://github.blog/open-source/git/git-turns-20-a-qa-with-linus-torvalds/ GitはLinuxの生みの親であるトーバルズ氏によって開発されたバージョン管理ソフトウェアで、Gitの最初のコミットは現地時間の2005年4月7日です。当時、Linuxカーネルの開発プロジェクトではバージョン管理ソフトウェアとして「BitKeeper」を用いていましたが、ライセンス上の問題でBitKeeperが使用不可能となったこと
市場には、軽量の「Linux」ディストリビューションが多数存在しており、古くなったハードウェアを復活させる優れた選択肢となっている。軽量のディストリビューションがもたらす速度と柔軟性、セキュリティは、それらの古いコンピューターが決して経験したことのない水準のものだ。これはLinuxの美点の1つである。Linuxは、卓越した柔軟性と信頼性、セキュリティを提供するだけでなく、最新の「Windows」が正常に機能しないようなマシンでも快適なパフォーマンスを発揮できる。 そのようなディストリビューションの1つが「WattOS」だ。この飾り気のない軽量デスクトップOSは、ユーザーに即座に親近感を与え、10年前のコンピューターを新しくよみがえらせる。詳しい解説の前に、WattOSの基本事項について少し説明させてほしい。 WattOSのシステム要件 このLinuxディストリビューションは特に軽量化を目的
Appleシリコン搭載MacでのLinuxカーネルの移植を目指すAsahi Linuxのプロジェクトリーダーを務めてきたmarcanことヘクター・マーティン氏が、その役職から離れることを自身のブログで発表しました。 Resigning as Asahi Linux project lead - marcan.st https://marcan.st/2025/02/resigning-as-asahi-linux-project-lead/ 2000年代後半、マーティン氏はWiiで自作ゲームを動作させるためのソフトウェアを開発するチーム「Team Twiizers(fail0verflow)」に携わっていました。しかし、ユーザーの多くがマーティン氏らの意図に反して、海賊版ゲームをプレイすることを目的としていたことから、最終的にプロジェクトは思うように進まなくなったとのこと。マーティン氏は「
2月6日、海外の技術メディアThe Registerが「Mixing Rust and C in Linux likened to cancer by maintainer」と題した記事を公開した。この記事では、LinuxカーネルにRustコードを導入しようとする開発者と、C言語での統一を重視するカーネルメンテナとの意見の対立について詳しく紹介されている。 2月6日、海外の技術メディアThe Registerが「Mixing Rust and C in Linux likened to cancer by maintainer」と題した記事を公開した。この記事では、LinuxカーネルにRustコードを導入しようとする開発者と、C言語での統一を重視するカーネルメンテナとの意見の対立について詳しく紹介されている。 以下に、その内容を紹介する。 記事によると、LinuxカーネルでRustを利用す
Jack Wallen (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部 2025-01-16 07:00 「Linux」ディストリビューションの中には、多数のアプリが前もってインストールされているものもあれば、少ないものもある。多数のアプリケーションが最初からインストールされているディストリビューションでも、適切なアプリ群がインストールされているとは限らない。 筆者の経験から言わせてもらうと、すべての新規ユーザーにとって「必須」とみなされるべきアプリがいくつか存在する。これらのアプリが主要なディストリビューションの多くになぜ含まれていないのか、不思議に思うことがよくある。 幸い、簡単にインストールできるアプリが多数存在し、そのほとんどは標準のリポジトリーに含まれている。 それでは、筆者が考えるLinuxの「必須アプリ」の紹介に移ろう。 1. 「LibreOffice」 オ
今まではmacOSやLinuxをずっと好んで使ってきましたが、今年は全面的にWindowsに移行をしました。家のデスクトップPCも、持ち歩いているノートPCも、どちらも今ではWindowsです。2006年にIntel Macに移行して以来、実に18年ぶりのWindowsです。2006年はまだWindows Vistaが最新のWindowsでした。そこから一気にWindows 11にジャンプしたことになります。 Windows 11に移行してからすでに半年が経過していますが、普段の開発作業含め、めっちゃ快適になりました。クリスマスを意識する時期ですので、僕のWindowsはすっかり冬になっています。IntelliJ IDEAは赤と緑な感じでほっこりします。 Windows Terminalは、どんなにエラーが出ても、それもクリスマスプレゼントに思えてきてしまうほどです。 macOSを使わなく
こんにちは! Magic Moment フロントエンドエンジニアの @morishin です。 この記事は、Magic Moment Advent Calendar 2024 4 日目の記事です。 はじめに 開発あるある 皆さん開発をしていて、コマンドの "待ち" が長いとき、こんな経験はありませんか。 「ビルドに時間がかかるなぁ」 (別の作業をする) 「もう終わったかな (ターミナルチラー」 「まだかー」 (以降無限ループ) 作業に集中できない! 逆に 「このインストール時間かかるなぁ」 「終わるまでちょっと休憩しようかな (スヤァ」 〜3 時間後〜 「...あっ、いつの間にか終わってた!」 処理の完了に気付かずついつい休憩しすぎた! ありませんか?ありますよね? まあ休憩しすぎたっていうのはないにしても、実はエラーで処理が中断していたのに気付かなかった、というのはあるあるな気がします。
Jack Wallen (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部 2024-12-05 07:00 「Linux」デスクトップの動作が遅くなることはめったにない。しかし、絶対に起きないと言えば、うそになる。システムの速度が低下しても、ほとんどの場合、筆者は問題を引き起こしている特定のアプリケーションを突き止めることができる(「VirtualBox」が原因であることが多い)。ただし、ハードドライブのボトルネックに起因する問題を経験したこともある。 本記事では、いくつかのコマンドを使用して、ハードウェア関連のボトルネックを特定する方法を紹介する。 1. iostat このコマンドは、デバイスとパーティションの両方について、CPUとI/O(入出力)の統計情報を報告する。iostatを使用すると、デバイスがアクティブな時間を平均転送速度と比較して監視することで、デバイスの負
Leaning Technologiesは、Webブラウザ上でx86バイナリをそのまま実行できるWebAsesmbly製の仮想マシン「WebVM」をバージョンアップした「WebVM 2.0」を公開しました。 従来のWebVM 1.0では、Webブラウザ上の仮想マシンでx86版のLinuxを起動し、コマンドラインからさまざまな操作が可能でした。 参考:WebAssembly製のx86仮想マシン「WebVM」が登場、Webブラウザ上でLinuxや各種コマンド、アプリがそのまま実行可能 今回公開されたWebVM 2.0では、GUIを備えたLinuxデスクトップ環境までWebブラウザ上でサポートされたことが最大の特徴です。 下図で示されるように、仮想マシン上でさまざまなプロセスを実行し、さらにLinuxシステムコール経由でGUIのディスプレイ、ローカルディスク、ネットワーキングをサポートしています
Jeffry Alvarado @jalva_dev Linuxの開発者であるリーナス・トーバルズ氏が、ふとしたきっかけで数行のコードを調整したところ、Linuxのパフォーマンスが2.6%向上しました。数百万台のサーバーで稼働するLinuxにとって、この2.6%の向上は非常に大きな成果です。参考までに、Metaのような企業では、サーバパフォーマンスが2.6%向上するだけでエネルギーコストが数百万ドルも節約できると言われています。 2024-11-12 19:00:43 Jeffry Alvarado @jalva_dev このパフォーマンス向上は、次のLinux 6.12パッチで反映される予定です。詳細はPhoronixの記事で確認できます。 phoronix.com/news/Linus-2.6… また、これだけの改善がどれほど少ない変更で実現されたか興味がある方は、GitHubのコミッ
この Linux 入門トレーニングを完了すると、グラフィックとコマンド ラインの両方の観点から Linux に関する十分な実践的な知識が得られ、主要な Linux ディストリビューションを簡単に操作できるようになります。獲得したスキルセットを使用して、ユーザー、システム管理者、または開発者のいずれかとして進歩を続けることができます。 おもなテーマ コースのご案内 第1章 Linux Foundation 第2章 Linuxの理念とコンセプト 第3章 Linuxの基礎とシステムの起動 第4章 グラフィカル インターフェイス 第5章 グラフィカル インターフェイスからのシステム設定 第6章 一般的なアプリケーション 第7章 コマンドライン操作 第8章 Linuxドキュメントの検索 第9章 プロセス 第10章 ファイル操作 第11章 テキスト エディタ 第12章 ユーザー環境 第13章 テキスト
Linux入門では、Linux環境で日常業務を遂行するために一般的に使用するツールと手法について学べる。約60時間のオンラインコースで、コースを修了した人には履歴書やプロフィールに追加できるデジタルバッジが送られる。 学習内容は、Linuxの歴史やLinuxコミュニティーに関するものから、Linuxの起動プロセス、コマンドラインによるファイルシステムの操作、デスクトップ環境など、多岐にわたる。他にも、プロセスやスレッドとそのスケジューリング、環境変数、ファイルシステムのパーミッション、ネットワークの概要、シェルスクリプト、Linuxのセキュリティなどにも触れており、Linux Foundation Japanは「単なるOSの使い方にとどまらず、システム管理や低レベルプログラミングに向けた基本を学べる」としている。 なお、Linux入門(LFS101-JP)は、「Linuxシステム管理基礎(
by TED Conference 2024年10月20日にリリースされたLinux 6.12-rc4カーネルで、Linuxのカーネルメンテナーからロシア人あるいはロシアと関連するアカウントを削除する提案がマージされ、Linuxコミュニティで激しい議論が巻き起こったため、Linuxカーネルの優しい終身の独裁者を務めるリーナス・トーバルズ氏がこの件について説明しました。 Re: [PATCH] Revert "MAINTAINERS: Remove some entries due to various compliance requirements." - Linus Torvalds https://lore.kernel.org/all/CAHk-=whNGNVnYHHSXUAsWds_MoZ-iEgRMQMxZZ0z-jY4uHT+Gg@mail.gmail.com/ Linus T
本日10/23発売の「絵で見てわかるLinuxカーネルの仕組み」という本を自分含め6人で書きましたので、宣伝します。 絵で見てわかるLinuxカーネルの仕組み 作者:市川 正美,大岩 尚宏,島本 裕志,武内 覚,田中 隆久,丸山 翔平翔泳社Amazon 本書はIT技術のさまざまな分野について視覚的に理解するための翔泳社の「絵で見てわかる」シリーズの中の一冊です。 www.shoeisha.co.jp このシリーズは、これまでに「ITインフラの仕組み」、「Webアプリ開発の仕組み」、「マイクロサービスの仕組み」など、さまざまなものを扱ってきました。本書は「Linuxカーネル*1の仕組み」を扱います。Linuxカーネルを絵から理解するというコンセプトの本です。 Linuxカーネルは Red Hat Enterprise LinuxやUbuntuといったLinuxディストリビューションの核(カー
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