3人の首相経験者との会談後、取材に応じる石破茂首相=東京都千代田区の自民党本部で2025年7月23日午後3時28分、後藤由耶撮影 石破茂首相は23日、自民党が8月にまとめる参院選の総括を踏まえ、同月末までに退陣を表明する意向を固め、周辺に伝えた。参院選で自民、公明両党が大敗し、衆院に続き参院でも与党過半数割れに追い込まれており、引責辞任する形となる。自民党内で「石破おろし」が勢いを増している上、首相が最大の続投理由としていたトランプ米政権との関税交渉にめどがつき、辞任は不可避との判断に傾いた。 首相は23日午前、トランプ氏が日本との関税交渉で合意したと発表したことを受け、首相官邸で記者団に進退について問われ、「この結果を受けてどのように判断するかということになりますが、合意の内容をよく精査をしなければ申し上げることはできません」と述べた。 同日午後、首相は自民党本部で麻生太郎最高顧問、菅義
