8月22日、 上海にある中国ハイテク企業で働く母親、メアリー・メンさん(37)には、2人目の子どもを持つことなど想像もできない。写真は上海の商業施設で2021年6月撮影(2024年 ロイター/Aly Song) [香港/北京 22日 ロイター] - 上海にある中国ハイテク企業で働く母親、メアリー・メンさん(37)には、2人目の子どもを持つことなど想像もできない。仕事が忙し過ぎて、ストレスが大きいからだ。小学生の息子がいるが、「仕事のプレッシャーがきつくて、子どもと過ごす時間さえほとんどない。2人目の世話なんてどうすればできるのか。あり得ない」と言う。 これは都市部に暮らす中国市民にとって共通の心情だ。中国は人口減少と高齢化が急速に進んでおり、こうした都市生活の慌ただしさや高コストが出生率に与える影響について、政府はもっと緊急に対応すべきだと専門家は指摘している。
