昨年度、全国の学校で確認されたいじめは前の年度の2.8倍の19万8000件に上り、調査を始めてから最も多くなったことが分かりました。 文部科学省は「いじめが急に増えたのではなく早期に発見しようという教員の意識が高まったためではないか」と分析しています。 文部科学省はいじめや不登校などについて毎年、都道府県の教育委員会を通じて調査しています。 それによりますと昨年度、全国の学校で確認されたいじめは▽小学校で11万7383件、▽中学校で6万3634件、▽高校で1万6274件など合わせて19万8108件に上りました。 これは、前の年度の2.8倍に当たり、文部科学省が調査を始めた昭和60年度以降で最も多くなりました。 都道府県別に見ますと、児童生徒1000人当たりのいじめの件数が最も多いのが鹿児島県で166.1件、最も少ないのが佐賀県で2件となっていて、およそ80倍の開きがあります。 文部科学省は