「人生100年時代」とのかけ声も聞かれる昨今。しかし、そんな時代だからこそ、どれだけ元気な状態で長生きできるかという「健康寿命」という言葉も耳にするようになりました。「ピンピンコロリ」はひとつの理想ですが、長い人生において寿命を迎えるのは健康だけではないのです。 博報堂生活総合研究所(以下、生活総研)では、首都圏・阪神圏の20~69歳男女1,000人を対象に、「生活寿命」についてインターネットによる定量調査を行っています。生活寿命とは、「ある生活行動ができなくなったり、したくなくなったりする年齢」のこと。ちなみに、タイトルにある「徹夜寿命(徹夜すると翌日使いものにならなくなる)」は、2024年調査では39歳5カ月でした。 この調査は、2014年、2019年、2024年と3回にわたって続けてきました。人が長く生きるようになった時代において、さまざまな行動の寿命はどのように変化しているのでしょ
