【読売新聞】 ロシアによるウクライナ侵略で犠牲者が増え続ける中、露側で拘束中に命が尽きた捕虜や市民は「遺体交換」で返還されている。無言の帰国を果たした遺体には、ロシアで受けた拷問の痕跡など、戦争犯罪の手がかりも残されている。(キーウ

ロシア産天然ガスをドイツに輸送する海底パイプライン「ノルドストリーム」が2022年に爆破された事件で、ウクライナ人の男がイタリアで逮捕された。ノルドストリームのガス流出、22年9月27撮影の提供写真(2025年 ロイター/Danish Defence Command) [ベルリン 21日 ロイター] - ロシア産天然ガスをドイツに輸送する海底パイプライン「ノルドストリーム」が2022年に爆破された事件で、ウクライナ人の男がイタリアで逮捕された。ドイツ検察当局が21日発表した。今後ドイツに移送されるという。 検察当局の声明によると、ドイツのプライバシー法に基づきセルヒィKとのみ表記された容疑者は、22年9月にデンマークのボーンホルム島付近でパイプラインに破壊装置を仕掛けたグループの一員。共犯者とともに破壊工作のためドイツ北東部のロストクからヨットで島に向かったという。
アメリカ、ホワイトハウスでは、日本時間の19日、午前2時すぎからトランプ大統領とゼレンスキー大統領の首脳会談が行われたのに続き、イギリスやフランス、ドイツなどの5か国やEU=ヨーロッパ連合とNATO=北大西洋条約機構の首脳らも交えての会合が行われました。 会合の冒頭、トランプ大統領は、停戦後のウクライナへの安全の保証をめぐり「これから、誰が何をするかを話し合うが、ヨーロッパの国々が主に負担し、われわれが支援することでしっかりしたものにしていく」と述べ、ヨーロッパが主体となり、アメリカが支援していく枠組みになるという考えを示しました。 そして「アラスカでの会談を経て、プーチン大統領はウクライナへの安全の保証を受け入れた」と述べましたが、具体的には明らかにしませんでした。 また、領土をめぐる問題についてトランプ大統領は「現在の前線を踏まえた領土交換の可能性についても議論する必要がある。戦闘地域
米ホワイトハウスで会談するトランプ大統領(右)とウクライナのゼレンスキー大統領=2月/Brian Snyder/Reuters (CNN) トランプ米大統領は17日、ウクライナのゼレンスキー大統領との会談を前に、ウクライナでの戦争を終結させるには、ウクライナがロシアの条件の一部に同意しなければならないとの考えを示した。18日には米ワシントンで、米国とウクライナによる首脳会談が行われるほか、欧州首脳も訪米してウクライナ情勢をめぐる協議に加わる予定となっている。 トランプ氏は自身のSNSに「ゼレンスキー大統領は望めば直ちに戦争を終わらせることができる。あるいは戦い続けることもできる」と投稿。「どう始まったかを思い出してほしい。オバマが放棄したクリミア(12年前、1発の銃弾も撃たれずに!)は取り戻せない。そしてウクライナはNATOに加盟できない。変わらないこともある!!!」と書き込んだ。 今回の
脱走兵と見られる男性2人が互いに戦うよう命じられ、勝者だけが穴から出られるという場面を捉えた動画/Telegram キーウ(CNN) ロシア軍には、兵士たちが「ババヤガへのいけにえ」と呼んで恐れる慣行がある。ババヤガはスラブ民話に登場する人食い魔女で、ウクライナ軍の大型ドローン(無人機)を意味する。脱走を図った兵士に現場で下される、残虐な処罰だ。 昨年冬に撮影したとみられる映像の中で、1人のロシア兵が木に縛りつけられている。ウクライナ軍のドローン攻撃にさらされ、そのまま死に至るかもしれない。 こうなった理由は、同様の事例をめぐって傍受された無線通信から明らかだ。脱走を図った兵士への処罰を命じるロシア軍司令官の声が、はっきりと聞き取れる。戦闘が続いている間はこの兵士をどこかに隠しておき、それから30分のうちに木に縛りつけろという命令だった。 ウクライナ軍のドローン部隊を率いる司令官の1人は、
【キーウ共同】米紙ワシントン・ポスト電子版は18日、トランプ大統領が4日にウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談した際、不利な戦局を転換するため、ロシアに対し攻勢に転じるべきだと促していたと報じた。ウクライナ政府当局者の話としている。 トランプ氏は14日、ロシアが50日以内に停戦合意に応じなければ厳しい制裁関税を課すと警告。ロシアへの融和姿勢から圧力強化路線に転換した。ウクライナに対しては、長射程の地対地ミサイル「ATACMS」などの兵器供給を提示したとされる。 同紙によると、ウクライナ政府当局者は、ATACMSが近くウクライナに届く可能性があると指摘。今後、少なくとも半年は攻勢を維持できるとの見方を示した。 ATACMSの射程は約300キロで、ウクライナ国境から約450キロ離れたロシアの首都モスクワには届かないとみられる。ウクライナ軍は、昨夏以降に越境攻撃したロシア西部クルスク州やウク
ロシアによる軍事侵攻が始まって3年以上たったいまも、ウクライナから国外に避難している人は564万人を超えています。そうした人たちへの支援は世界各国で先細っていく傾向にあり、日本に避難しているおよそ2000人のウクライナ人も日本で生活を続けるのか、帰国するのか、岐路に立たされています。 政府は、日本国内に親族がいないことなどを条件に食費や日用品の購入費など生活費として1日当たり最大2400円を最長2年支給してきたほか、「日本財団」は渡航費などの支援に加えて、生活費として1人当たり年間100万円を最長3年、支給してきました。 しかし、侵攻が長期化する中、生活費の支援は相次いで終了し、中には日々の生活への負担や将来への不安を感じながら暮らしている人もいます。 2022年3月末にウクライナ中部ポルタワ州から当時2歳と6歳の2人の娘を連れて日本に避難し、現在は、神奈川県横浜市に住むナタリア・ムリャフ
Published 2025/06/23 10:06 (JST) Updated 2025/06/23 16:28 (JST) 【キーウ共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は22日、米軍によるイラン核施設攻撃を支持した上で、イランについて「プーチン(ロシア大統領)を助けようと尽力してきた政権」だとX(旧ツイッター)で糾弾した。 ゼレンスキー氏は「現代で核兵器の拡散はあってはならず、トランプ米大統領の決断は重要だ」と強調。イラン製無人機「シャヘド」がロシアのウクライナ侵攻で用いられていることに触れつつ、イランは「われわれの国に甚大な破壊や人的被害をもたらした」と批判した。 中東やウクライナ情勢などは、外交で解決しなければならないとも指摘した。
そう彼らは口をそろえた。“ロシア人避難民”の「戦争」に対する認識は、私が知っているものとはかけ離れていた。 ロシア市民はウクライナ戦争をどうとらえているのだろうか? クルスク州からウクライナに避難したロシア人避難民に取材することで、わずかではあるが垣間見ることができた。 1階にはウクライナの避難民、2階にはロシアからの避難民 2024年8月、ウクライナはロシアのクルスク州に越境攻撃を行い、一部領土を掌握した。 ウクライナ軍のロシアへの越境攻撃の目的は、ロシア軍の戦力を分散すること、和平交渉のためのカード、ロシア国内に対する心理的変化を狙ったもの、など多層的なものだと考えられている。 同年秋以降、ロシア軍は本格的にクルスク州におけるウクライナ軍への反攻を開始した。2025年4月になると、ロシアがその領土を奪還した。 ウクライナ軍によるクルスク州への侵攻が始まった後、すぐに多くの人がロシアのよ
ロシア兵死傷者95万人 第2次大戦後で最多―ウクライナ侵攻 時事通信 外信部2025年06月04日19時47分配信 ロシア・トゥーラ州のボゴロジツクにある墓地で行われた戦死したロシア兵の葬儀=2023年3月(AFP時事) 米シンクタンク、戦略国際問題研究所(CSIS)は3日、2022年2月に始まったウクライナ侵攻でロシア軍の兵士最大25万人が死亡したとの推計を発表した。軍事作戦に伴うロシア兵の死者としては、旧ソ連時代を含めて第2次大戦後最多。負傷者も加えた人的被害は95万人以上とみられる。 停戦不発、突破口開けず 仲介離脱に現実味―トランプ氏 ウクライナ側の死者数は最大10万人。負傷者を含む人的被害は40万人に達している。 推計は英国防省が公表するデータなどに基づく。ロシア側の死者は年を追うごとに増えており、旧ソ連によるアフガニスタン侵攻(1979~89年)の1万5000人より圧倒的に多い
トランプ米政権のケロッグ特使(ウクライナ担当、写真)は、ウクライナが週末にロシア・シベリアの軍事基地を攻撃し、核兵器を搭載可能な長距離爆撃機を攻撃したことについて、ウクライナ戦争がエスカレートするリスクが「急上昇」していると述べた。2月18日、ワルシャワで撮影(2025年 ロイター/Kacper Pempel) [モスクワ 4日 ロイター] - トランプ米政権のケロッグ特使(ウクライナ担当)は、ウクライナが週末にロシア・シベリアの軍事基地を攻撃し、核兵器を搭載可能な長距離爆撃機を攻撃したことについて、ウクライナ戦争がエスカレートするリスクが「急上昇」していると述べた。 同特使はFOXニュースに「リスクレベルが急上昇している」とし「敵国の核の三本柱(戦略爆撃機、大陸間弾道ミサイル、潜水艦発射弾道ミサイル)の一部を攻撃すれば、リスクレベルが上がる。相手が何をするか分からなくなるからだ」と述べた
ドイツに駐在するロシアの大使が第2次世界大戦の終結から80年を祝う式典に相次いで参加し、ナチスからドイツ国民を解放した旧ソビエトの歴史的な功績をアピールしています。 こうした大使の言動は、「ネオナチとの戦い」と称してロシアが進めるウクライナ侵攻を正当化する印象操作ではないかという受け止めがドイツ国内で広がっています。 ドイツの式典にロシア大使が積極的に参加 ドイツでは、今月8日でナチスが降伏し、第2次世界大戦が終結してから80年の節目を迎えました。 毎年この時期、ドイツ国民をナチスから解放した連合国軍の功績をたたえる式典が各地で開かれますが、ことしは、ロシアのネチャエフ大使が積極的に参加しています。 先月大使が参加したのが旧東ドイツのザクセン州トルガウで行われた式典です。 トルガウは、当時、進軍中だった旧ソビエト軍とアメリカ軍がエルベ川で出会い、ともに平和を訴えた「エルベの誓い」で知られる
キーウ(CNN) 無線機の音はひび割れていたが、聞こえてくる命令は明確だった。「司令官を捕らえ、他の兵士は殺せ」 ぞっとするこのやり取りは、ロシア軍の間で交わされた無線通信の一部だ。ウクライナ当局は、ロシア軍の上層部が国際法に違反し、降伏したウクライナ兵の処刑を兵士らに命じていることを示すさらなる証拠だと主張する。 ウクライナが傍受した無線通信は、昨年11月にウクライナ東部ザポリージャ州でロシア軍が行ったとされる処刑のドローン(無人機)映像と時間的に一致しているようだ。CNNはこの通信記録をウクライナの情報当局者から入手した。映像には、兵士6人が地面にうつ伏せに横たわり、少なくとも2人が至近距離から銃撃され、もう1人が連行される様子が映っている。 これらの死はウクライナ検察によって捜査されている。捜査に詳しいウクライナ当局者は、CNNが入手したのと同じ無線傍受記録が、殺害に関する捜査の一環
ロシアのシャヘド型攻撃ドローン(無人機)がウクライナの都市に新しいタイプのクラスター爆弾を投下している可能性があるとして、ウクライナ当局が警戒を呼びかけている。冬の間、ロシアはウクライナを凍えさせて屈服させるべく、シャヘドで主に電力インフラを攻撃したが、目論見は外れた。現在は、単に恐怖と破壊を広めることを狙っているようだ。 ロシアは4月にシャヘドを2500機近く発射した。ウクライナの防空網で80%超は落とされたものの、多数が突破した。私たちはすでに、多くのドローンがウクライナの集合住宅など非軍事施設を直撃し、民間人に多数の犠牲者が出ているのを目にしている。シャヘドは測位衛星システムを利用して精密に誘導されるので、故意に民間施設を狙った可能性が高い。クラスター弾の付加は、犠牲者をさらに増やそうとする意図的な試みのように見える。 不審な落下物5月1日午前にあったドローン攻撃を受けて、キーウ市当
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