「GAFAM」――。米国の巨大IT(情報技術)5社が世界に及ぼす存在感は年々大きくなっている。個人でも企業でも、彼らのサービスを使わない生活や事業は考えづらい。そんなGAFAMの急所はどこか。20年分強の特許を基に分析する。◇ ◇ ◇「もはやGAFAMと関わらない領域は、ものづくりの現場と一部の研究開発ぐらいしかないのではないか」――。先端テクノロジー分野に詳しいNTTデータ経営研究所の

リクルート入社後、事業企画に携わる。独立後、経営・組織コンサルタントとして、各種業界のトップ企業からベンチャー企業、外資、財団法人など様々な団体のCEO補佐、事業構造改革、経営理念の策定などの業務に従事。現在は、経営リスク診断をベースに、組織設計、事業継続計画、コンプライアンス、サーベイ開発、エグゼクティブコーチング、人材育成などを提供するプリンシプル・コンサルティング・グループの代表を務める。京都大学卒。国際大学GLOCOM客員研究員。麹町アカデミア学頭。 著書に『「一体感」が会社を潰す』『それでも不祥事は起こる』『転職後、最初の1年にやるべきこと』『社長!それは「法律」問題です』『インディペンデント・コントラクター』『愛社精神ってなに?』などがある。 名著で読み解く新常態 新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに、大きく変わりつつある「常識」。歴史的名著や確立した理論をもとに現状を解釈
肩をすくめるアトラス。 (『CUT』2000 年 05 月) エイン・ランド。アイン・ランドと読む人にも会ったことがあって、どっちが正しいのかぼくは知らないのだけれど。(注:「アイン・ランド」が正しい。失礼)アメリカ人のインテリ層の 1/3 くらいは、人生のどこかでこのおばちゃんと何らかの対決を迫られる。有名どころだと、いまのアメリカの連邦準備銀行親玉のアラン・グリーンスパンは、ランド信奉者(でもないけれど非常に好意的な人)として有名だな。(注:その後調べてみると、なんか彼女のセミナーに夫婦そろって出入りしたりしていて、本人ともかなりつきあいがあったとか)そしてそのランドおばちゃんの、全身全霊をこめた大思想小説が、Atlas Shruggedというこのすさまじい小説だ。 (注:その後、このAtlas Shruggedの翻訳が決まったそうで、とりあえずはめでたい。だがその翻訳者から 2001
先月末に「ポイント・オブ・ノーリターン:プログラミング、AGI、アメリカ」を書いた後、プログラミングより AGI より「ポイント・オブ・ノーリターン」をぶっちぎっている感のあるアメリカに関する記事をふたつほど紹介しておきたい。 www.404media.co なんだか物騒なエントリタイトルだが、本当にそう書いているのである。 話は2023年の10月、ワタシも「「テクノ楽観主義者宣言」にみる先鋭化するテック大富豪のイキり、そしてテック業界の潮目の変化」で取り上げたマーク・アンドリーセンのテクノ楽観主義者宣言という効果的加速主義者(e/acc)のマニフェストから話は始まる。 2024年の大統領選挙が近づくにつれ、アンドリーセンやイーロン・マスクなどテック系 CEO は、AI をはじめとするテクノロジーの可能性を解き放ちたいとする自分たちの大義名分と、あらゆる政府の規制を燃やしたいドナルド・トラ
味の素は2月13日、シリコンバレーにコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)の拠点を新設したと発表した。同社のCVCはこれまで日本国内で活動していたが、新拠点を設立し、米国スタートアップとのつながりや情報収集を強化する。 「米国拠点設立は、次世代事業創出を通じた成長戦略の実現に向け、当社が新組織として発足させた『イノベーション戦略チーム』によるグローバル展開の一環。同組織が米国において先端技術や革新的な事業を有するスタートアップなどの協業パートナー候補の選定、分析を進める上で、拠点をシリコンバレーに構えることが必要であると判断した」(味の素) 味の素は2023年に発表した中期経営計画で「ヘルスケア」「フード&ウェルネス」「ICT」「グリーン」領域の強化を掲げている。同社のイノベーション戦略チームではCVC事業などを通して、同領域で協業の可能性があるスタートアップの選定・分析を進めていると
「スタートアップ」という言葉が浸透してテクノロジー系の起業が増えつつある日本だが、起業を意識する学生や若手であっても「大企業かスタートアップか」という選択で悩んだことのある人は少なくないだろう。2012年12月のローンチ以来、グローバルで3000万ダウンロードと大ヒットアプリとなっている「スマートニュース」の生みの親の1人でスマートニュース代表取締役会長・共同CEOの鈴木健氏は、企業規模にこだわることよりも「テクノロジーを使ったビジネスを展開する企業」であることが大切だという。また、テクノロジーを使って何を実現しようとしているかということを見る「審美眼」も重要だという。プロダクトのローンチと起業、挫折、累計91億円の大型の資金調達、海外展開と進めてきて日本を代表するスタートアップ企業の1つとなったスマートニュース。鈴木氏に、その創業ストーリーと、メディア史的な転回点に立つニュースアプリとい
おもてなしの国だからなのか、日本のサービスは結構色々な機能が搭載されているイメージが強い。本当にそれらは必要なのか? もしくは、”念の為” として一応搭載させたのだろうか? 自分自身は常々、現代のサービスにおいては、機能が少なければ少ないほどユーザーから長く愛される傾向になると思っている。 最高の贅沢は何もしないことイタリアには “何もしない贅沢” という概念がある。 フィレンツェやトスカーナ地方には、気ままな日々を何もせずにゆっくりと過ごす意味の “Il Dolce Far Niente” (英訳: The sweetness of doing nothing) のフレーズが存在する。 甘美な怠惰をゆったりと楽しむことが最高の贅沢である という意味。 シリコンバレー流 何もしない週末日本の100倍のスピードで、どんどん新しいものが生み出されるシリコンバレー。そこに住む人たちはどのようなラ
大学時代に日本屈指の技術系スタートアップCTOを経験。25歳で日本から飛び出して、シリコンバレーで起業した ――まず太田さんがシリコンバレーで起業するまでの経緯を聞かせてください。 高校生の時に初めて携帯電話を買ってもらいました。その携帯がiアプリといって、Javaのプログラムが動作する端末でした。そこで近くの書店でプログラミングの本を買って、簡単なシューティングゲームを作りました。 すると、それが40万件以上ダウンロードされたんです。塾の帰りなど、隣にいる人が自分の作ったゲームをプレイしているのを見て驚きました。それが最初のコンピュータ、インターネットの原体験で、そこからプログラミングにのめり込んでいきました。 太田 一樹(Treasure Data 共同創業者 取締役) 1985年生まれ。東京大学大学院情報理工学研究科修士課程修了。学部課程在学中の2006年、自然言語処理と検索エンジン
承前 : Part-8 https://anond.hatelabo.jp/20201018143903 次回 : 予定無し 今回は路頭🙏おじさん専用回だ。毎回コメントをしてくれたお礼に救いようのない話をする。 学歴があり頭が良く生産性の高いエリート達が高給を稼いでいるように見えるシリコンバレー。 しかし随所に吐き気を催すような糞溜りがある。首切りである。 Unvested RSU, Visa, GC時折、日本の記事で以下のような言説を見ることがある。 「シリコンバレーではlayoffは日常茶飯事。皆慣れたものであっけらかんと次の職に移る」 大嘘である。 シリコンバレーで職を失うことは母国で職を失うことよりも悲惨な状況になる場合が多々ある。 まず、Unvested RSUはすべて没収される。以前取り扱ったXさんのような場合、3年目以降のvestを目前にして首を切られようものなら号泣では済
サンフランシスコベイエリアでのITエンジニアの給料は東京より高いが、税金や物価も高いと言われている *1 。ではどちらに住む方がより多くの金が手元に残るのだろうか。 僕がベイエリアに移住してからちょうど1年が経ったので、僕が東京とベイエリアそれぞれにいた頃の出費やタイトルでどのくらい家の収支に差が出るのかということをまとめてみる。なお、この記事を書いている時点で 105.60 円/ドル なので、ドル円の変換をする際はこのレートを用いる *2 。 収入 基本給 ベイエリア 東京 $153,600 913万円 GitLabは同社の世界各地での待遇計算基準を 公開 しており、地域間の差異を公平に計算するには割とよくできたベンチマークなのでここの年収をそのまま使う。計算に使われる location_factors.yml では、日本の給与はサンフランシスコの 56.3% になっている。 Calcu
ピンタレストがシリコンバレーの大規模オフィス賃貸計画を破棄 コロナウイルスの影響を受け、ツイッターをはじめ、大手テック企業の一部ではリモートワークへの永続的、ないしは長期的な移行が話題となっている。ピンタレストも例外ではないようだ。 サンフランシスコ・ベイエリア(通称シリコンバレー)に本拠を置く写真共有サービス大手のピンタレストが、同市に新たに建設予定であった大規模オフィスの賃貸計画を破棄することを発表した。 ピンタレストが今回契約を取り下げたのは、100万平方フィートの大規模プロジェクト「88 Bluxome」における49万平方フィート分の賃貸オフィスだ。契約破棄に伴うピンタレスト側のキャンセル料は8,950万ドルに及ぶ。予定されていた賃料は4.4億ドルだった。 「88 Bluxome」プロジェクトは、市の東北部に位置するソーマ地区(SoMa:South of Market)再開発プロジ
建設業界が抱える「恥ずべき事実」 櫛田:大林組さんが、シリコンバレーの建設コミュニティでどんなチャレンジを続けているのかお聞きしていきます。昨年からのアップデートも含めてお話ししてもらえますか。 佐藤:大林組がシリコンバレーで行っていることは、一言で言うと“Digitalized Obayashi”です。大林組をデジタル化したらどうなるのか、デジタルという新しいプロセスとプラットフォーム上で、建設会社はどう変わるのかという取り組みです。そして建設業をより魅力的にしていこうとチャレンジしています。 大林組について話す前に、まず建設市場を見ていきましょう。建設市場の成長率は過去5年、CAGR(年平均成長率)5.2%と好調ですが、これから先5年の予測は2.2%と厳しくなる見通しです。 ただ、それでも「建設デジタル」の領域は高い成長率となると予測されています。たとえばリアリティキャプチャーやドロー
Why startups are leaving Silicon ValleyIts primacy as a technology hub is on the wane. That is cause for concern “LIKE Florence in the Renaissance.” That is a common description of what it is like to live in Silicon Valley. America’s technology capital has an outsize influence on the world’s economy, stockmarkets and culture. This small portion of land running from San Jose to San Francisco is hom
Too Long; Didn't ReadWhat does tech management at Slack, HubSpot, Netflix, Etsy, Shopify, InVision, and more have in common? A lot, apparently! What does tech management at Slack, HubSpot, Netflix, Etsy, Shopify, InVision, and more have in common? A lot, apparently!When we launched our first SoapBox hero I was surprised to discover a document used to introduce her working style to her team. I had
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