いつか読むに関するmazmotのブックマーク (30)

  • 台湾と沖縄がともに平和である道はないのか? | WEBみすず

    台湾と沖縄がともに平和である道はないのか? 駒込武編『台湾と沖縄 帝国の狭間からの問い』[10日刊]まえがきを全文公開 駒込武 2021年12月、安倍晋三元首相は「台湾有事は日有事であり、日米同盟の有事でもある」と語りました(『朝日新聞』2021年12月1日付)。この言葉が象徴するように、日社会では一部の与党政治家が「台湾有事」の可能性をことさらに煽りながら、沖縄など南西諸島の人びとを犠牲に供する施策を強引に推し進めてきました。実際、与那国、石垣、宮古、沖縄、奄美などの島々では、「台湾有事」が生じた場合に日米で連携して武力行使する想定のもと、自然や生活環境を強引に切り裂きながら島々を軍事要塞化してきました。石垣島の自衛隊基地に配備されたミサイルは当初射程200キロ程度の専守防衛のためのものと説明されていましたが、2024年になって中国土を直接攻撃できる射程1000キロ超のミサイル配備

    台湾と沖縄がともに平和である道はないのか? | WEBみすず
  • 「これ、ミステリだよ」と勧められ、「そんなわけないだろ」と思いながら読んだ。なるほど確かに構成がメタ的で、伏線が色々なところに仕掛けられている「まったく新しいアカデミック・ライティングの教科書」

    みずの@ゆる言語学ラジオ @yuru_mizuno ミス研出身の先輩に「これ、ミステリだよ」と勧められたので、「そんなわけないだろ」と思いながら読んだ。 なるほど確かに、構成がメタ的で、伏線が色々なところに仕掛けられている。 教科書に擬態した読み物として読んでもちゃんと面白い。なんだこの。すげぇ。 pic.x.com/AGAxV827PL 2024-10-04 20:32:08 みずの@ゆる言語学ラジオ @yuru_mizuno もちろん、アカデミック・ライティングの教科書としてもすぐれている。著者の、読者に寄り添う姿勢はすごく印象的。 それに加えて、学問論、ひいては人文学論としても出色だ。1冊で複数の楽しみ方ができるのに、ページ数は200ページを切っている。 2024-10-04 20:38:19 みずの@ゆる言語学ラジオ @yuru_mizuno なお、「ミステリっぽい」の内容は

    「これ、ミステリだよ」と勧められ、「そんなわけないだろ」と思いながら読んだ。なるほど確かに構成がメタ的で、伏線が色々なところに仕掛けられている「まったく新しいアカデミック・ライティングの教科書」
  • 「アイヌがまなざす」「家族、この不条理な脚本」書評 多数派による差別と神話を解体|好書好日

    「アイヌがまなざす」 [著]石原真衣、村上靖彦/「家族、この不条理な脚」 [著]キム・ジヘ マジョリティはマイノリティが直面する困難に気づけない。自戒を込めていうと、学ぼうとしなければ、意図せずして差別を助長するかもしれない。目が覚めるような読書体験をもたらす2冊を届けたい。 『アイヌがまなざす』は、多数派日人である和人によって一方的に表象されてきたアイヌ自身が、和人をまなざし返す秀逸の書だ。インタビューを基に、遺骨返還運動、アイヌ女性への差別、学術界にみられる問題を軸に論じていく。 著者の1人、北海道大アイヌ・先住民研究センターの石原真衣氏は、日フェミニストは日人のことしか考えてこなかったのではないか、と問いを投げかける。 北米では、白人女性は黒人女性からの批判を受容しつつ、フェミニズムが発展してきた。一方、日ではジェンダー論の教科書にアイヌや沖縄、在日を取り巻く植民地主義を

    「アイヌがまなざす」「家族、この不条理な脚本」書評 多数派による差別と神話を解体|好書好日
  • 上村剛『アメリカ革命』(中公新書) 9点 : 山下ゆの新書ランキング Blogスタイル第2期

    9月14 上村剛『アメリカ革命』(中公新書) 9点 カテゴリ:政治・経済9点 アメリカ合衆国の独立は世界史の教科書などでも「独立革命」という名称で書かれています。一方、例えば、インドの独立を「インド独立革命」と記載するケースはほぼ見ません。なぜ、アメリカの独立は「革命」なのでしょうか? 書はこれを「成文憲法の制定」こそアメリカ独立革命の最大の功績とした上で、その憲法がいかにしてつくられ、そして以下に運用されて政治が定まっていったかを比較的長いスパン(ジャクソン大統領の登場あたりまで)で見ていきます。 煩雑にならないようにわかりやすく書かれていながら、それでいて今までの一般的な見方を覆す刺激的な議論が行われているのが書の特徴で、「新書らしい」新書です。 入門書としても、それなりに知識がある人が読むとしても面白い内容で、フランス革命に比べて教科書の記述としては「わかりやすい」アメリカ独立

  • 帝国議会会議録検索システムで全期間の本文テキストデータが利用できるようになりました(付・プレスリリース)|国立国会図書館―National Diet Library

    2024年8月23日 帝国議会会議録検索システムで全期間の文テキストデータが利用できるようになりました(付・プレスリリース) 国立国会図書館は、帝国議会会議録検索システムにおいて、戦前・戦中期分(明治23(1890)年11月~昭和20(1945)年8月)の速記録の画像データ(合計約27万ページ)からOCR(光学的文字認識)処理により作成した文テキストデータを、新たに公開しました。 これにより、既に文テキストデータを提供している戦後期分(昭和20(1945)年9月~昭和22(1947)年3月)と合わせて、帝国議会の全期間にわたり、速記録に掲載された質疑や議案文などの全文検索とテキスト表示ができるようになりました。 ぜひご利用ください。 なお、今回公開した戦前・戦中期分の文テキストデータは、人手による校正を行った戦後期分と異なり、OCR処理による文字の認識間違い(誤字・脱字)や認識不

  • Amazon.co.jp: ここは悪いインターネットですね。4: 小島アジコ: Digital Ebook Purchas

  • 摂関期古記録データベース

    国際日文化研究センター 〒610-1192  京都市西京区御陵大枝山町3丁目2番地 ©2012 International Research Center for Japanese Studies.

  • 当事者研究ネットワーク

    当事者研究ネットワーク 当事者研究に関する情報をまとめて掲載しています。 研究会・イベントの参加はこちら キーワードを入力すると検索できます 検索 スキル(自分の助け方) B&Bサイン外出法 RPGコマンド式コミュニケーション法 エブリデイ・ミーティング な・つ・ひ・さ・お チェック ハンドパワー まず・とにかくあいさつ法 もどき指数サイン 他人事(ひとごと)メソッド 仲間カード 体感幻覚おもてなし法 圧迫・幻聴さんの好きなものをべる 家族の苦労よみがえり型誤作動圧迫への対処法 幻聴さんさらり漂白法 幻聴さん丁寧お願い法 幻聴さん性格改造法 幻聴さん手足ぶら下がり歩行困難状態脱出法 携帯ワンセグでソワソワ解消法 森式ストレッチ法 森式もうやるしかないよな法 森式場の雰囲気をわきまえる法 森式場馴れ法 森式峠乗り越し法 森式意識先取り法 森式意識集中法 森式注意変換法 森式注意拡散法 森式

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  • 「論文入門」というより「学問全般への入門」・小熊英二『基礎からわかる論文の書き方』 - そういちコラム

    このあいだ小熊英二『基礎からわかる論文の書き方』(講談社現代新書、2022年)を読みました。 書の話をする前に、著者の小熊英二さん(1962~)について。それが書を語るうえで大事なのです。ご存じの方も再確認ということで。 *** 小熊さんは著名な社会学者で慶応義塾大学教授。東京大学の農学部を卒業後、岩波書店に数年勤務しましたが、東大の社会科学系の大学院に入りなおして博士号を取得。 大学院在学中に、修士論文を書籍化した『単一民族神話の起源』(1995年)が出版され、評判となる。 その後は博士論文にもとづく『〈日人〉の境界』(1998年)や、『〈民主〉と〈愛国〉』(2002年)、『1968(上・下)』(2009年)などを著す。これらの代表作はいずれも、近現代の日の社会・思想を扱った学術的な大著です。このほかにも、話題になったいくつもの著作がある。 それらの仕事は高い評価を得ていますが、

    「論文入門」というより「学問全般への入門」・小熊英二『基礎からわかる論文の書き方』 - そういちコラム
  • 「自閉症は津軽弁を話さない」この謎に挑んだ心理学者が痛感したこと【2020年BEST5】 それは「タメ語と丁寧語」に似ている

    「ことばと心の謎」に迫る研究のきっかけ ある日、町の乳幼児健診から帰ってきた心理士のが、ビールを飲みながら「自閉症の子どもって津軽弁しゃべんねっきゃ(話さないよねぇ)」と言ってきました。 障害児心理を研究する私は、「それは自閉症(自閉スペクトラム症:ASD)の独特の話し方のせいだよ」と初めは静かに説明してやりました。しかしは、話し方とかではなく方言を話さないのだと譲りません。 やり取りするうちに喧嘩になり2、3日は口を利いてくれませんでした。こちらも長年、その道の研究職であるつもりでしたから、たとえでもこんな意見は聞き捨てならず引くに引けません。 「じゃあ、ちゃんと調べてやる」 これが思いがけずその後十数年にもわたる「ことばと心の謎」に迫る研究のきっかけだったのです。 私は軽い気持ちで、知り合いの特別支援学校の先生方にこの話をしてみました。するとなんとの発言を支持する意見ばかりが寄

    「自閉症は津軽弁を話さない」この謎に挑んだ心理学者が痛感したこと【2020年BEST5】 それは「タメ語と丁寧語」に似ている
    mazmot
    mazmot 2021/11/22
    なんかわかるような気がするが言語化できないので、この人の本は読んでみたいな。
  • 『25歳からの国会 - 武器としての議会政治入門』を発売します! - 読む国会

    まえがきに代えて 7/20に現代書館さんから新刊「25歳からの国会 - 武器としての議会政治入門」を発売することになりました! 早速予約してくれるという方はこちら↓ 25歳からの国会: 武器としての議会政治入門 作者:平河エリ 現代書館 AmazonKindle版あります!) Amazon以外はこちら↓ 現代書館ウェブショップ 楽天ブックス ヨドバシ.com ホンヤクラブ どんなか 「25歳からの国会」というタイトルですが、そもそも議会制民主主義とはなにか、国会はどういう仕組で動いているかという点について、可能な限りフラットに解説したになります。 特定の政党や特定の候補者には極力触れず、「なぜ審議拒否が起こるのか」「予算委員会で予算の話をしないのはなぜか」「女性議員が少ないのはなぜか」など、よく政治に関して質問される内容について答え、疑問を解消する内容になっています。 そもそも国会

    『25歳からの国会 - 武器としての議会政治入門』を発売します! - 読む国会
    mazmot
    mazmot 2021/07/05
    おお、現代書館か。不義理してるからなあ。
  • 動物の言葉を話す男と古代のおとぎ話を忘れた近代社会が対立する、エストニア発の傑作ファンタジィ──『蛇の言葉を話した男』 - 基本読書

    蛇の言葉を話した男 作者:アンドルス・キヴィラフク河出書房新社Amazonこの『蛇の言葉を話した男』は、エストニアで歴代トップ10に入るベストセラーに入り、フランス語版も大ヒットして14ヶ国語に翻訳されたファンタジィ長篇である。帯には、『これがどんなかって? トールキン、ベケット、M.トウェイン、宮崎駿が世界の終わりに一緒に酒を呑みながら最後の焚き火を囲んで語ってる、そんな話さ。』という惹句がついていて、最初から期待して読み始めたのだが、いやはやこれが期待を遥かに上回ってきた。今年読んだ外国文学の中ではピカイチの作品と断言できる。 作は、蛇やクマといった動物と言葉を交わし、強制的に命令を発することもできる「蛇の言葉」を扱う森の住民たちと、そうした古の文化を忘れ、科学技術を得て新しい社会を築き上げてきた近代社会の摩擦、戦いの話であり、リアリストの語り手の少年を筆頭に、人間の女にすぐ惚れて

    動物の言葉を話す男と古代のおとぎ話を忘れた近代社会が対立する、エストニア発の傑作ファンタジィ──『蛇の言葉を話した男』 - 基本読書
  • 欧州を席巻する小説家アンナ・ツィマの問題作 『シブヤで目覚めて』日本上陸 - Premium Japan

    文学賞を総なめ『シブヤで目覚めて』日上陸 2018年チェコで刊行されるとたちまちベストセラーとなり、チェコの主要な文学賞であるマグネジア・リテラ文学賞新人賞をはじめ数々の文学賞を総なめにした『シブヤで目覚めて』の日語版がついに出版された。ドイツ語版のほかポーランドやスペインでも続々と翻訳され、ついに日に上陸、話題を呼んでいる。 タイトルからわかる通り、東京・渋谷は重要な舞台のひとつ。この作品へのオマージュとして、渋谷の夜景をスタジオのプロジェクターに写しだし、アンナ・ツィマを渋谷の街の風景に「閉じ込める」という手法で取材撮影はスタートした。 ここでアンナ・ツィマの来歴を紹介しよう。1991年チェコ、プラハ生まれ。カレル大学日研究学科を卒業後日に留学。大学院研究生を経て現在はカレル大学大学院博士課程に在籍し、日で創作、翻訳と研究活動を行なっている。『シブヤで目覚めて』はアンナ・ツ

    欧州を席巻する小説家アンナ・ツィマの問題作 『シブヤで目覚めて』日本上陸 - Premium Japan
    mazmot
    mazmot 2021/05/16
    おもしろそう。昭和のころには日本人がヨーロッパやアメリカを舞台にした作品をたくさん書いてたから、そういうのの反転というふうにみてもいいかもしれない。
  • 数学概念が人類に生まれつきそなわっていないことを示す、数と言語人類学──『数の発明――私たちは数をつくり、数につくられた』 - 基本読書

    数の発明――私たちは数をつくり、数につくられた 作者:ケイレブ・エヴェレット発売日: 2021/05/08メディア: 単行 はじめに 数の概念は、生まれつき備わっているものではない 数の概念がないなんてことがあるのか? 1〜3 おわりに はじめに 『ピダハン──「言語能」を超える文化と世界観』という、左右や数字の概念を持たない珍しい言語の持ち主であるアマゾンの少数民族について書かれたノンフィクションがある。この、少数民族の話ながらもそこからチョムスキーの言語能否定の話や、幸せとは、文化とは、宗教とは、といった話に繋がっていく普遍的な話を展開しており、そのユーモア溢れる筆致もあって世界的に話題になっていった。 今回取り上げたい『数の発明』は、その『ピダハン』の著者ダニエル・L・エヴェレットの息子、ケイレブ・エヴェレットによる著書である。親子揃って言語学者とは凄いが、ケイレブは父親であ

    数学概念が人類に生まれつきそなわっていないことを示す、数と言語人類学──『数の発明――私たちは数をつくり、数につくられた』 - 基本読書
    mazmot
    mazmot 2021/05/12
    数学は、自然科学の基本なので世界に本来備わっていたもののように錯覚するのだが、実際は人間が作り出したもの。これは数学の授業のスタートでいつも使うネタ。この本の話は、さらにそれを深めるのに役立ちそう
  • ポルトガル商人に毎年1000人が海外へ売られた!『大航海時代の日本人奴隷』著者が踏み込んだキリシタン史のタブー

    ポルトガル商人に毎年1000人が海外へ売られた!『大航海時代の日人奴隷』著者が踏み込んだキリシタン史のタブー 写真:Werner Forman/Universal Images Group/Getty Images ルシオ・デ・ソウザ/岡美穂子著『大航海時代の日人奴隷 増補新版』(中公選書)は、書名の通り、大航海時代まっただ中の16世紀――日では戦国時代――に、多くの日人がポルトガル商人たちによって世界各地へ奴隷として売られていたことの実証研究をまとめたものである。旧版は好評を得て5刷と広く読まれたが、増補新版ではイエズス会の日人奴隷取引とのかかわりや、秀吉の朝鮮出兵によって長崎市場が朝鮮人奴隷だらけになったことなどに関する研究を補章として加え、旧版以上に驚くべき内容となっている。 東京大学大学院情報学環(史料編纂所兼任)の岡美穂子准教授に、この時代の日/日人の奴隷貿易につい

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  • 『子どもの道くさ』 がバズった日|三毛猫と博士

    #子どもの道くさ #東信堂 #水月昭道 #高学歴ワーキングプアからの脱出 僕が20年前から取り組んできた「子どもの道草」研究をもとにして、2006年に上梓した著書「子どもの道くさ」(東信堂)を、ひとりの読者がとりあげて「面白い」とTweetしたところ、12.6万のファボ♡がつき、「読みたい」という多数の声があがり、絶版状態であったが動き出すという夢みたいな出来事が起こったのが2020年07月17日のことでした。稿はそれに関連するお話を記します。 記念すべき最初のTweetその最初の記念すべきTweetは2020/07/16になされました。 岡田悠さんという、書(「子どもの道くさ」)の読者が、その面白さを発見してくださり独自の視点と表現により上記にあるようなTweetをしてくださいました。 その瞬間からじわじわと広がりつつあったリツイートの動きは翌朝にかけて加速していき、17日の日中か

    『子どもの道くさ』 がバズった日|三毛猫と博士
    mazmot
    mazmot 2021/02/02
    安全という名のもとに子どもを過度に縛る風潮に危機感を覚えて長い。もちろん親の立場としては安全は最も重要なのだけれど、子ども時代はどっちにしても危ないのだと思う。 https://mazmot.hatenablog.com/entry/2020/08/25/120214
  • 『それはあくまで偶然です』を読んで、"生存者バイアス"について考えた - Magnolia Tech

    それはあくまで偶然です 運と迷信の統計学 作者:ジェフリー S ローゼンタール発売日: 2021/01/21メディア: Kindle版 「生存者バイアスナイト」というイベントはどうか スライドの背景は全員、業火です— magnoliak🍧 (@magnolia_k_) 2020年11月5日 去年の暮れ、「生存者バイアスナイト」というイベントを思いついた。 生存者バイアス - Wikipedia 何らかの選択過程を通過した人・物・事にのみを基準として判断を行い、通過に失敗した人・物・事は見えなくなるため、それを見逃してしまうという誤謬である。 生存者バイアス……「たまたま運よく生き残っただけ」という人もいれば、「あの時のあの判断が効いたから」と因果を明確に語る人もいる。でも、結局はもう一つの、生き残らなかった方のルートを同時に経験することはできないので、その回答に対して「それはただの生存者

    『それはあくまで偶然です』を読んで、"生存者バイアス"について考えた - Magnolia Tech
  • 優しかった独身女性たちの記憶、背景を知り瞠目する――『ひとり暮しの戦後史』重版に寄せて

    戦争で夫や恋人を失い、あるいは疎開や戦災・戦後の生活難に振り回されたがために婚期を逸し、その後も「ひとり暮し」を続けざるをえなかった女性たちは、戦後30年を経た段階で約100万人いたとされる。1976年(昭和51)生まれの私にとって、そうした境遇の女性は身近な存在であり、わが家の近所にも、また親戚にも何人かいた。 その中のある女性は、学徒出陣により沖縄で戦死した私の伯父の想い人だった。伯父の死亡日は1945年6月23日とされているから、沖縄戦が終わった「慰霊の日」と同じである。彼女は伯父の50回忌を迎えるまで、命日には折々わが家を訪ねてくれた。また別の親戚の女性は、戦後の糧難の時期に「口減らし」のため里子に出され、その後も他の兄弟・姉妹の生活を支えるために必死に働き、ついに良縁を得なかったという。 私の記憶の中にある彼女らの印象は、男社会の中で不利な立場に置かれながらも、しっかりと自身の

    優しかった独身女性たちの記憶、背景を知り瞠目する――『ひとり暮しの戦後史』重版に寄せて
  • 罪を犯した人間をただ投獄するのは、正しいか──『囚われし者たちの国──世界の刑務所に正義を訪ねて』 - 基本読書

    囚われし者たちの国──世界の刑務所に正義を訪ねて 作者:バズ・ドライシンガー発売日: 2020/12/25メディア: 単行(ソフトカバー)この『囚われし者たちの国』は、刑事司法教育を教える大学ジョン・ジェイ・カレッジ・オブ・クリミナル・ジャスティスの女性教授であるバズ・ドライシンガーが9カ国の刑務所をまわって、今あるべき刑務所、許し、罪と罰の関係性について思考をめぐらせるルポタージュである。日にいると法律に違反したら(執行猶予はあるけど)投獄されて自由を制限されるのは当たり前でしょ、と思うが、世界を見渡してみると刑務所も罪の償い方も千差万別であり、何が正しいのかわからなくなってしまう。 書の著者は、出発点はアメリカの刑務所の実態のひどさから、刑務所についての疑問がスタートしている。アメリカが世界人口で占める割合は5%弱なのに、囚人が収容されている人数は230万人、世界の25%に達する

    罪を犯した人間をただ投獄するのは、正しいか──『囚われし者たちの国──世界の刑務所に正義を訪ねて』 - 基本読書
  • 老後=お金の問題ではない。『ひとりでしにたい』作者のカレー沢薫さんが30代で終活を考えて気付いたこと|tayorini by LIFULL介護

    老後=お金の問題ではない。『ひとりでしにたい』作者のカレー沢薫さんが30代で終活を考えて気付いたこと #老いの準備#楽に生きる 公開日 | 2020/12/17 更新日 | 2021/03/23 バリバリのキャリアウーマンで、子どもの頃から憧れの存在だった伯母さんが突如“孤独死”したことを知らされる──。そんなちょっと衝撃的なシーンで幕を開けるのが、30代独身女性の終活をテーマにしたカレー沢薫さんの漫画『ひとりでしにたい』です。 カレー沢さんが「終活」という一見重いテーマを作品の中心に据えたきっかけは、30代後半になった自分自身が、いずれ“一人で死ぬ”かもしれないという漠然とした不安を抱えるようになったためだそう。そこで作の制作も兼ねて、自身の「終活」について考え始めたといいます。 30代や40代のうちから終活を始めることは、決して早過ぎないと話すカレー沢さん。いまご自身が考えている終活

    老後=お金の問題ではない。『ひとりでしにたい』作者のカレー沢薫さんが30代で終活を考えて気付いたこと|tayorini by LIFULL介護