広島で空に「ピカッ」の文字を描いたり、震災被災地の若者が「放射能最高」と叫ぶ光景を作品にしたり……。お騒がせ集団と呼ばれつつ国際的に活躍してきた芸術家集団「Chim↑Pom(チン↑ポム)」。リーダー…
トーマス・シュトゥルート《ルーヴル美術館4、パリ》1989年、タイプCプリント、 138.0×177.0cm、京都国立近代美術館 ⓒThomas Struth 「なぜ、美術館の中はやたらと寒いのだろう?」「裸体はアートなのか?」普段から何気なく感じている美術館の疑問は意外に多いはず。今回、そんな美術館の気になる疑問に答える展覧会「No Museum, No Life?-これからの美術館事典」が、東京国立近代美術館で開催される。期間は2015年6月16日(火)から9月13日(日)まで。 この展覧会では、A〜Zのキーワードにそって、作品はもちろん美術館の設備や活動、そこに集う人々まで、多面的に美術館そのものを紹介。例えば、「A」ならばアーティストについて、「G」はガード、すなわち警備について、「M」ならばお金の問題など、まるで辞典を紐解くように私たちの疑問に答えてくれる。 ピエール=オーギュス
西洋美術史の入門として名高い1冊 実際、読みやすく丁寧でとても面白い 読み継がれる名著とはこういうものか、と また、自分は美術については19,20世紀くらいしか知らなかったので、改めて通史を読んで勉強になった。 この本の特徴はいくつかあるが 「物語」としては、それぞれの時代や流派において美術の目的がなんであったか、ということを追いかける作りになっている。 ともすると、絵画などのよしあし・巧拙を「実物そっくりかどうか」で判断してしまうことがあるけれど、そもそも実物そっくりであることが美術の目的でなかった時代もある。というか、この本を読んでいると、おおむね交互に現れてくるという感じがある。 エジプトがスタートに置かれているが*1、エジプトでは「見たまま」ではなく「知っている」ことが描かれた。目とはこういうもの、顔の輪郭はこういうもの、足はこういうものといった知識に従って描かれていた。 その後、
ひそかに人気の芸術アプリ、久々の「神アプリ」と呼べる一本が! 暖かくなってきて、そろそろおでかけが楽しくなる季節。週末の予定を立てるのに重宝するアート好き必携アプリが、チケット販売のイープラスによる『チラシミュージアム』です。 日本各地の美術館や博物館、ギャラリー400件以上で開催されるアートイベントのチラシを一覧でき、お目当てのイベントや展示があればチケット購入までできる優れもの。 チラシとはいえ、見ているだけで気持ちがワクワクしてくるのは、さすがアートの力といったところですよね。収録されているチラシはオモテ面・ウラ面を自由に眺めることができ、拡大表示もバッチリです。 見やすくて、探しやすい画面表示 チラシ一覧画面は、関東・関西といった地域や開催期間で絞り込むことができ、自分の興味にあったアートイベントを探しやすいのが特徴です。もちろん、絞り込まずに全国のあらゆる展示チラシを心ゆくまで眺
スティーブ・ジョブズ「スタンフォード大学に行くよりも、パリで数年間、詩の勉強をすることを強く勧める。」 日本や欧米に関わらず、現在世界中の教育で共通していることは、言語と数学が中心の教育で、これらのカリキュラムは、産業革命がスタートしてからの数百年間あまり変わっていません。 大量生産、大量消費で経済が回っていた20世紀であれば、産業革命当初に作られた教育方法を、そのまま使い続けるのは十分理解できますが、1990年代から始まったIT革命によって、多くのものが自動化され、人間には機械のような「効率性」ではなく、機械には到底生み出すことのできない「創造性」が求められるようになりました。 ↑言語と数学を中心とする教育システムは産業革命全盛期で活躍するためのもの。(Pic by galleryhip) なぜ創造性の固まりである、芸術、アート、そしてダンスの重要性は国語や数学よりも低いのでしょうか?
先日、Webで公開している「折り紙研究ノート」で、平織りに関する解説を公開しました。 (この内容は日本折紙学会の研究会でもちょっと紹介したいと検討中。日本図学会の連載記事でも紹介される予定です。) ↑こんな感じで、正方形などの正多角形を規則的に並べることで、ねじり折り要素をタイリングすることができます。 解説の中では、Robert J. Lang氏と Alex Bateman 氏の研究によって、正多角形でないタイルであっても、「縮小と回転」で平坦に折りたたむことができるケースがあることが示されていること、そして、ボロノイタイリングが、その条件を満たすということを紹介しました。 下の図のように、適当に作られたボロノイ図でも、ボロノイ領域を縮小・回転させることで、平坦折りできる展開図になります。不思議。 これまでに、驚くほど見事な平織り作品を数多く創作してきた Eric Gjerde 氏も、ボ
1年に1本完成するという「マフラーを編む時計」が話題を呼ぶ 時計は単に時間を知らせるだけでなく、インテリアとしてもオシャレなものがたくさんあります。 別の機能がついたものもありますが、なんと1年に1本のマフラーを編んでくれる時計があるとのこと。 いったいどんな時計なのかご覧ください。 おお、本当に編まれていってる! これはアーティストのSiren Elise Wilhelmsenさんが、ベルリンの芸術大学を卒業するときにデザインした編み物時計だそうです。 こうして毛糸をセットしておくだけで、時間を教えてくれるだけでなくマフラーが1本が出来上がる仕組みです。 ただし24時間時計になっていて普通の時計の読み方とは違います。1周は丸1日を表わしているとのこと。 このオシャレでおもしろい組み合わせに、海外掲示板でも話題になっていました。 ●しかしどうやって時間を読むんだ。どう見ても編み物なだけなん
3年間暮らしたスペイン・バルセロナを離れることになったブラジル人のLucas Jatobaさんは、「この3年間楽しく過ごさせてくれたこの街に何かお返しがしたい」と考え、拾った人へのちょっとしたプレゼントを結びつけた風船を空に放つことを思いついたそうです。バルセロナの街を色とりどりの風船が飛ぶ様子を収めた動画はまるで短編映画のようで、実に粋な別れのあいさつとなっています。 再生は以下から。YouTube - Adéu, Barcelona! 「こんにちは。あなたは僕のことを知らないし、僕もあなたのことを知らない。だけど、僕はバルセロナで過ごしたこの3年間、とっても楽しく過ごすことができたから、この街へ何かお礼をしたいと思って、演劇の鑑賞券を結びつけた風船を飛ばすことにしたんだ。僕がこの街でたくさん楽しい経験をしたように、あなたにもこの素晴らしい街を楽しんで欲しい」というようなJatobaさん
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