JAXA=宇宙航空研究開発機構と大手ゼネコンの鹿島建設は、およそ1000キロ離れたところにある建設機械を遠隔操作で動かす実験を行いました。将来、月面に基地を作ることを目指した実験で、さらに離れた場所での遠隔操作も今後、試すことにしています。 JAXAと鹿島建設は5年前から将来、月面に基地をつくることを目指して遠隔操作による建設方法を研究していて、18日はことし3月の実験の結果をオンライン会見で報告しました。

ホシモだよ!この間、「Int-Ball」(JEM自律移動型船内カメラ)について話を聞いたけど、今度はInt-Ballの中に入っている超小型三軸姿勢制御モジュールについて聞いてみたよ。 超小型三軸姿勢制御モジュール、難しい名前だけど、一体どんなモジュールなんだろう?
宇宙空間で太陽光発電をして地上に送電するシステムの実現に向け、宇宙航空研究開発機構(JAXA)などは3月1日、兵庫県内で行う、無線で送受電する実証試験を報道関係者向けに公開する。屋外に設置した送電側のアンテナから受電側のアンテナに向けてマイクロ波を送る。 JAXAは2009年度から宇宙システム開発利用推進機構と協力し、送電側アンテナの向きがずれても正確にマイクロ波が送れる技術などを開発している。送電装置から約55メートル離れた場所に受電装置を設置。送電側から約1800ワットのマイクロ波を発射し、受電側で電気に変換する屋外試験をする。マイクロ波を正確に受け取れれば、数百ワットの電気を取り出せる。 宇宙太陽光発電システムは、天候に左右されずに発電できる。地上約3万6千キロに直径2~3キロにわたって太陽電池パネルを広げ、原発1基分にあたる100万キロワットの電気を作ることができるとされる。30~
「超小型衛星の世界を変える!!」――世界最小クラスのイオンエンジン「MIPS」:日本が誇る宇宙技術の名脇役(2)(1/3 ページ) 東京大学 先端科学技術研究センターの小泉宏之准教授と次世代宇宙システム技術研究組合(NESTRA)が共同開発している世界最小クラスのイオンエンジン「MIPS」。このMIPSとは一体どのようなエンジンなのか、これにより超小型衛星の世界がどのように変わるのか。開発者に聞く。 イオンエンジンは電気を使って推力を得る「電気推進」の一種である。電気推進に対し、いわゆる“普通”のエンジンは「化学推進(化学エンジン)」と呼ばれるのだが、イオンエンジンの大きな特徴は燃費の良さ。化学推進に比べ、燃費を10倍以上向上させることも可能で、人工衛星や探査機のエンジンとして既に実用化されている。 東京大学 先端科学技術研究センターの小泉宏之准教授と次世代宇宙システム技術研究組合(NES
「i-Ball」は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙ステーション補給機「こうのとり」(HTV)3号機に搭載される新開発の“観測装置”である。このi-Ballは、小惑星探査機「はやぶさ」の帰還カプセルのように、宇宙に行って地球に戻ってくる、いわば“小さな宇宙船”だ。 本稿では、このi-Ballについて詳しく見ていくことにする。 なお、HTVは、国際宇宙ステーション(ISS)に必要な実験装置や補給物資を運ぶために日本が開発した無人輸送機である。初フライトは2009年9月11日で、3号機は2012年7月21日にH-IIBロケット3号機で打ち上げられる予定だ。HTVについて、より詳しく知りたい方は、JAXAのWebサイトなどを参照してほしい。
2012年の最初のエントリーは初夢っぽく、慶應SFCで研究してきた有人小惑星探査船の話をします。長い夢物語になるので3回に分けてアップしたいと思います。 きっかけはアーティストの八谷さんから私宛のツイッターでした。宇宙機のデザインに興味を持っている航空宇宙関係の技術者を紹介したいと(「航空宇宙のデザイン始めます」参照)。その人は野田篤司さん。過去にいくつも実現した衛星プロジェクトを指揮してきた高名な技術者です。その方が「カッコイイ宇宙機」を作りたいという夢をずっと持っているというのです。実際にお会いしてすっかり意気投合してしまいました。それから1年半以上、「美しい宇宙船」を作ることの意味と可能性について議論を重ねています。 そのツイッターのやり取りを見て声をかけてくれた雑誌の編集者さんがいました。講談社コミックモーニングの佐渡島庸平さん。佐渡島さんが担当しているマンガ「宇宙兄弟」のムック本
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、平成24年4月2日より、宇宙航空研究開発を応援してくださるお気持ちを広く受け入れるため、寄附金制度を拡充してインターネット等から簡易に実施できる寄附金の募集を開始いたします。 本寄附金制度では、株式会社フューチャーコマース(本社:京都市下京区、代表取締役:杉本 和彦、以下:フューチャーコマース)が提供するインターネット寄附金収納サービス「F-REGI(エフレジ)寄付支払い*1」を導入し、UCカードをはじめとするMasterCard、Visaの国際ブランドが付いた全てのクレジットカード及びネットバンキング(ペイジー*2)によりご寄附いただくことができます。このサービスを利用すれば、寄附者様は銀行窓口等へ行くことなく、時間・場所を問わずにインターネット上でJAXAが寄附を募っている事業*3と決済方法を選んで、スピーディーにご寄附いただくことができます。 【J
限られた予算の中、ロケットを大型化するのではなく、エンジンを高性能化していくというアプローチで研究・開発されてきたイオンエンジン。その約20年にわたる歴史はまさに血と汗と根性の記録となっており、たび重なる難局を切り抜けるための新技術と工夫の結晶がそこには隠されていました。 これは、日本最大のゲーム開発者向けカンファレンス「CEDEC2011」にて「未踏宇宙を拓く「はやぶさ」探査機搭載イオンエンジン」というタイトルで、はやぶさのマイクロ波放電式イオンエンジンの開発・運用を担当した國中均氏の講演をまとめなおしたものです。 國中: 今日はお時間をいただきまして誠にありがとうございます。小惑星探査機はやぶさの運用、特に私が担当してまいりましたイオンエンジンについてお話しをさせていただければと思っております。 いくつかコンテンツを用意させていただきましたけれども、全部をお話しできそうにありませんので
5日付け読売新聞記事から。 日本版GPS、衛星7機体制へ…精度10倍に 政府は4日、日本版GPS(全地球測位システム)を構築するため、準天頂衛星「みちびき」の同型機と静止衛星を、2014年から2年程度の間に集中的に6〜7機打ち上げる方針を固めた。 アジア太平洋全域を対象に、現在のGPSより10倍高い精度で測位できる体制を整える。打ち上げなどにかかる計2000億円規模の費用には民間資金を活用する方針だ。 政府の宇宙開発戦略本部(本部長・菅首相)が、原案を固めており、8月をめどに計画を決める。財政難の中、政府は民間の資金とノウハウを活用するPFI法の改正案を次期通常国会に提出し、衛星製造をPFIの対象事業に加える方針だ。 日本独自のGPSを構築するのは、米国のGPSの本来の目的は軍事利用のため、有事などの際に民間向けの電波の発信までも第三国に妨害され、市民生活や経済活動が影響を受ける恐れがある
ソースは読売新聞やモーニングスターの記事のみで正式な決定事項ではないが、「みちびき」の打ち上げ成功と試験結果をもとに、政府は準天頂衛星7機体制での日本版GPSシステム構築推進の方向に舵を切るようだ。準天頂衛星の民間主体での事業化は一度ポシャッた経緯があるのだが、政府資金を投入してでも積極的な宇宙利用を目指すらしい。 準天頂衛星3機だけではGPS補強(GPSの測位精度向上)しか出来ないが、7機体制ではGPSを用いない準天頂衛星のみでの測位が可能となる。読売新聞の記事では触れられていないが、これは日本にとって安全保障上非常に大きな影響がある。すなわち米国のGPSに依存せずに日本独自の精密誘導兵器を所持できることになる(もっとも軍事利用のためには秘匿化された長周期の測距信号送出の準備をする必要があるが)。 中国・北朝鮮がらみで極東情勢がきな臭くなりつつある中、正式決定されれば外交的・政治的にも非
宇宙航空研究開発機構は7日、金星探査機「あかつき」が、緊急時に太陽の方向を向いて回転する「セーフホールドモード」に入っていると見られると発表した。今年6月に、地球に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」も、行方不明になった際に同じモードで切り抜けている。 宇宙機構の阪本成一教授は「電波が10分程度で強弱しており、あかつきは回転しているようだ。セーフホールドモードに自動的になったとみられる」と会見で説明した。
いつの日か宇宙旅行して、ロシアに感謝する時がくるのですね。 宇宙には地球からでたゴミが漂っています。ゴミ、というにはちょっと気がひけますが、役目を終えた衛星がふらふらーっと漂っているのです。宇宙旅行に行ったら窓の外は使用済み衛星だらけでちょっとねぇ、なんてことにならないために、ロシアはなんと20億ドル(約1680億円)かけて宇宙に漂うゴミをお掃除する計画を進めています。 計画しているのは、ロシアの宇宙関連会社Energia。計画の内容は軌道にそって15年間飛ぶことのできるボックスを作ること。飛んでる間に使用済みの衛星をがんがんボックスに格納していきます、約600台を拾うことができるそうですよ。15年かけてお掃除した後は地球に戻ってくるそうな。原子力によって動くこのボックスは2020年頃に完成予定、計画通りいけば2023年までには計画実行が可能になる見通しです。 そんなにうまくいかないよ、と
美しく宇宙へ! これが空中から旅立つ世界初の宇宙旅行で実際に搭乗する飛行機だ...(動画あり)2010.11.26 23:00 死ぬまでに1度でいいから乗ってみたい... 宇宙旅行基地「Spaceport America」からの飛行テストを繰り返す母船のホワイトナイトツー「Eve」に搭載されて、いざ実際に上空から宇宙空間へと向かう宇宙船のスペースシップツー「VSS Enterprise」が、数々の困難を乗り越えて順調に完成した姿を見せてきましたよ! 先月のテスト飛行では、巨大な母船のEveに搭載されて高度1万3700メートルの上空まで舞い上がり、そこで見事にVSS Enterpriseは切り離されて、その後の単独飛行に成功。まだ宇宙空間へと飛び上がることこそしませんでしたが、あらゆる飛行パフォーマンスの基準値で合格点をマークしつつ、悠々とSpaceport Americaの基地まで安全に帰
感慨を語る川口教授。「ちょうど1年前にイオンエンジンが停止し、再開したことをここ(JAXA会見室)で発表した。この1年大きな変化があり大きな成果に恵まれ、本当によかったと思う」とも 「信じられない気持ちだ」――宇宙航空研究開発機構(JAXA)で「はやぶさ」プロジェクトを率いた川口淳一郎教授は、はやぶさが持ち帰ったカプセルに入っていた微粒子約1500個が、イトカワの物質だと判明したことを受け、会見で感慨を語った。 地球外の天体からのサンプルリターンとしては、米航空宇宙局(NASA)の探査機「スターダスト」が、エアロゲルを使ったすい星からのサンプル回収に成功しているが、「小惑星からのサンプルリターンは世界初。エアロゲルなどを使わない、コンタミ(汚染)のない状態の回収もはやぶさが初めて」と川口教授は話す。 はやぶさプロジェクトがスタートしてから15年。「夢のようなゴールを目指してきたが、夢のもう
宇宙航空研究開発機構は16日、探査機「はやぶさ」が持ち帰ったカプセル内の微粒子が、小惑星「イトカワ」の砂だったと発表した。すでに見つかっていた約1500個の微粒子を調べた結果、成分が地球のものと明らかに違い、イトカワを撮影して判明していた成分と一致したことがわかったという。はやぶさは60億キロを往復した技術成果だけでなく、科学的な結果も出し、任務を完全に達成した。 宇宙機構によると、微粒子の大きさはいずれも0.01ミリ以下。電子顕微鏡で一粒ずつ調べたところ、1500個の多くはカンラン石で、輝石やそれ以外の鉱物もわずかに見つかった。 これらは、地球にあるカンラン石や輝石などと鉄とマグネシウムの比率が異なり、イトカワと同じような小惑星だったと考えられる隕石(いんせき)の成分と一致。さらに、イトカワをはやぶさが撮影した赤外線写真や、地上の望遠鏡の観測で判明していたイトカワ表面の成分とも一致し
イトカワに着陸する「はやぶさ」の想像図。着陸の衝撃で舞った微粒子をキャッチしたとみられる(JAXA提供) 今年6月に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」が小惑星「イトカワ」から持ち帰ったカプセル内部で確認された微粒子について、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は16日、「ほぼ全部がイトカワ由来の物質と判断した」と発表した。地球から約3億キロ離れた小惑星「イトカワ」で地表物質を捕らえたことになり、人類が月より遠い天体から、地表物質の回収に成功したのは初めて。太陽系の起源解明につながる貴重な試料で、はやぶさ計画は最大の目的を達成した。はやぶさ快挙 太陽系誕生の解明に迫る はやぶさは平成17年11月、イトカワに2回着陸した。装置の不具合などで計画通りの試料採取は1度もできなかったが、着陸時の衝撃で舞い上がった砂ぼこりなどをカプセルに収めていたと考えられる。 JAXAは回収したカプセルを開封し、約150
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、はやぶさ搭載の帰還カプセルにより持ち帰られた、サンプル収納容器(※)からの微粒子の採集とカタログ化を進めています。 サンプルキャッチャーA室から特殊形状のヘラで採集された微粒子をSEM(走査型電子顕微鏡)にて観察および分析の上、1,500個程度の微粒子を岩石質と同定いたしました。更に、その分析結果を検討したところ、そのほぼ全てが地球外物質であり、小惑星イトカワ由来であると判断するに至りました。 採集された微粒子のほとんどは、サイズが10ミクロン以下の極微粒子であるため取扱技術について特別なスキルと技術が必要な状況です。JAXAは、初期分析(より詳細な分析)のために必要な取扱技術と関連装置の準備を進めています。 ※ サンプル収納容器内部は、サンプルキャッチャーA室及びB室と呼ばれる2つの部屋に分かれています。 添付資料1:はやぶさ帰還カプセルの試料容器から
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