薬剤師でなくても一部の医薬品が販売できる「登録販売者」の資格試験を巡り、大手スーパーの西友が、実務経験が不十分なおよそ200人の従業員に受験資格を満たすとする、うその証明書を発行していたことが分かり、厚生労働省は薬事法に基づいて調査を始めました。 うその証明書を発行していたのは、東京・北区に本社がある大手スーパーの西友です。 「登録販売者」は薬剤師でなくてもスーパーなどで一部の医薬品を販売できる資格で、受験には医薬品の販売を薬剤師の下で月に80時間以上、1年間行った実務経験があると勤務先が認めた証明書などが必要です。 厚生労働省によりますと、この試験を巡って、西友の複数の店舗では、受験に必要な実務経験がない従業員にうその証明書を発行していたということです。 うその証明書は、資格の試験が始まった4年前からこれまでに少なくとも東京都内で100人、ほかの都道府県も合わせると、およそ200人の従業