医療業界の流行語でもある「スマートホスピタル」。しかし、実際にそのイメージと釣り合うほどDXの進んだ医療機関を見かけることは正直、少ない。そんな中、関西に1800台のiPhoneを導入し、病院全体をスマート化した大規模な新病院が開院したという。一体どんな病院なのか、担当者らに話を聞いた。 本当にスマートな病院を目指して 「スマートホスピタル」を謳う医療機関は多いが、実際にはわずかな数のデジタルデバイスを導入するにとどまる例もみられる。一方で、約1800台のiPhoneを導入し、その利用を前提にした病院システムを構築してDXに取り組む、本当の意味で「スマート」な医療機関が関西にある。府の警察関連団体に運営の起源を持ち、現在では一般に開放されている「大阪けいさつ病院」だ。同院は大阪警察病院と第二大阪警察病院を統合、移転する形で2025年月1月に誕生した。起ち上げに際しては「スマートホスピタル化
