今回発表されたDocumentDBとは DocumentDBは2025年1月にMicrosoftからオープンソースとして発表されたデータベースで、いわゆるNoSQLのワークロードを対象としながらも、以下のような興味深い特徴を持っています。 PostgreSQL上に構築されたドキュメント型のデータベース Azure Cosmos DB for MongoDBのエンジンとして使われている 今回の発表ではpg_documentdb_coreとpg_documentdbという2つのモジュールが公開された リレーショナルデータベースと異なり、NoSQL(ここではドキュメント型)では事実上の標準としてMongoDBがありますが、彼らは2018年にSSPLという新たなライセンスを発表し、オープンソース界隈で大きな議論を巻き起こしました。 そうした動きに対して、今回のDocumentDBではNoSQLの標
マイクロソフト、NoSQL標準の策定を目指し、Cosmos DBで使われている「DocumentDB」をオープンソースで公開。PostgreSQLをベースに マイクロソフトはNoSQLデータベースの実装として「DocumentDB」をオープンソースで公開したことを発表しました。 DocumentDBは、Microsoft Azure上のvCore-based Azure Cosmos DB for MongoDBとして提供されているNoSQLデータベースのオープンソース実装です(AWSもMongoDB互換の「Amazon DocumentDB」と呼ばれるサービスを提供していますが、別の実装です)(追記:当初、「Azure DocumentDB」のオープンソース実装と記述していましたが、間違いでしたので記述を改めました。お詫びして訂正します)。 Announcing DocumentDB,
[ { "foodId": "001", "name": "寿司", "country": "日本", //partition key "price": "2000", "category": "米類" }, { "foodId": "002", "name": "うどん", "country": "日本", //partition key "price": "500", "category": "麺類" }, { "foodId": "003", "name": "パスタ", "country": "イタリア", //partition key "price": "1000", "category": "麺類" }, { "foodId": "004", "name": "餃子", "country": "中国", //partition key "price": "300",
Build 2024 で発表された Cosmos DB のアップデートの中でも注目度の高い Vector Search (Preview) について、実際に試して深堀しておきました。これまで Azure で Vector Search を実行するにはコストが高い割に SLA の低い AI Search を使う必要がありましたが、Cosmos DB for NoSQL が Vector Search に対応したことで情勢が大きく変わろうとしています。 基本となるデータストアである Cosmos DB が Vector Search に対応したことで、追加のインデックスとしての AI Search を使う必要がなくなるため、Vector Search の実行結果として Cosmos DB に保存されている全てのデータを取得できるというのは大きなメリットです。もちろん Cosmos DB の全て
シカゴで開催された Ignite 2024 が終わってから少し時間が空いてしまいましたが、今年も Cosmos DB for NoSQL 周りで大きなアップデートがありましたのでまとめておきます。 公式まとめは以下のブログにまとまっているので、これを読んでおけば大体は把握できるはずです。 今回の Ignite 2024 は公式的には Cosmos DB for MongoDB (vCore) の新機能がかなり推されている印象ですが、個人的には使う気がしないので Cosmos DB for NoSQL の新機能に絞って扱っていきます。 Vector Search と DiskANN が GA 今年の Build で Public Preview として発表された Vector Search と DiskANN が Ignite では無事に GA となりました。よくある単純に SLA が付いた
先日開催された Microsoft Build 2023 では Azure Cosmos DB の新機能が数多く公開されました。ぶっちゃけかなり大規模な機能追加となっているので、気になる機能は個別に検証しつつまずは全体として NoSQL API に関連するアップデートをまとめることにします。 とはいえ基本は Cosmos DB Blog で公開された以下の記事を参照してもらえれば問題ないです。 この中で一番使われているはずの NoSQL API に関係するアップデートは以下になります。GA / Preview 合わせてかなり多く、しかもそれぞれがかなり重要度が高い機能になっています。特に Burst Capacity は今すぐ有効化する価値があります。 Burst Capacity が GA Hierarchical partition keys が GA 1TB Serverless C
適用対象: NoSQL この記事では、データ モデリング、パーティション分割、プロビジョニング済みスループットなどの Azure Cosmos DB のいくつかの概念を基にして、現実世界のデータ設計に取り組む方法を示します。 通常、リレーショナル データベースで作業している場合は、データ モデルの設計方法についての習慣や直感が築かれているはずです。 Azure Cosmos DB に固有の制約のため (それは Azure Cosmos DB だけが持つ長所でもありますが)、それらのベスト プラクティスのほとんどはうまく流用できず、次善のソリューションになってしまうことがあります。 この記事の目的は、項目のモデリングからエンティティのコロケーションやコンテナーのパーティション分割まで、Azure Cosmos DB で現実のユース ケースをモデル化する完全なプロセスの手順を示すことです。 こ
Today at Microsoft Build 2021, we are announcing updates that make it easier than ever to build applications of any scale on Azure Cosmos DB. For developers building apps with spiky and often-idle traffic, serverless for all APIs (Core SQL, API for MongoDB, Cassandra, Gremlin and Table) is now generally available. Serverless has no minimum monthly cost and does not require you to estimate throughp
この記事について Microsoft Azure の NoSQL サービスである Azure Cosmos DB ですが、新しい Linux Emulator の情報が公開され、パブリックプレビュー扱いになりました!!! これまで、Azure Cosmos DB のエミュレーターは Windows 環境でしか利用できず、Docker で作成する場合はWindows コンテナーでのみ作成可能という制約がありました。そのため、私のような macOS ユーザーにおいては、エミュレーターを使用してローカル環境だけで開発を行うことが難しく、Azure 上に 400 RU/s の無償枠環境を作成し、オンライン環境を維持することが必須となっていました。 今回、新しく Linux Emulator が登場したことによって、オフライン環境下でも Azure Cosmos DB を使用したアプリ開発ができるこ
Azure Cosmos DB では、次のことを可能にする組み込みのロールベースのアクセス制御システムを公開しています。 Microsoft Entra ID を使用してデータ要求を認証します。 きめ細かいロールベースのアクセス許可モデルを使用してデータ要求を認可する。 概念 Azure Cosmos DB データ プレーンのロールベースのアクセス制御は、Azure ロールベースのアクセス制御などの他のロールベースのアクセス制御システムでよく見られる概念に基づいて構築されています。 アクセス許可モデルは、一連のアクションで構成されます。これらの各アクションは、1 つまたは複数のデータベース操作にマップされます。 アクションの例としては、アイテムの読み取り、アイテムの書き込み、クエリの実行などがあります。 Azure Cosmos DB ユーザーは、許可されたアクションの一覧を含む ロールの
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