Napster(ナップスター)の登場によって、「ファイル交換ソフトウェア」と呼ばれるソフトウェアが注目を集めている。これはインターネットを経由して、クライアントPC同士が直接ファイル交換を行えるようにしたソフトウェアである。ファイル交換ソフトウェアを使えば、インターネットという全世界的なネットワークを使って、合法なものから違法性が高いものまで、音楽データなどを個人同士でいとも簡単に交換することが可能となる(Napsterの詳細については、別稿の「実験:ネットワーク管理者のためのNapster入門」を参照)。 Napsterでは、ファイル交換自体はクライアント同士で行われるものの、ファイルの検索などには中央のサーバが必要であり、ここでNapsterクライアントをモニタしたり、このサーバへのアクセスを禁止することによって、使用を禁止したりすることが可能だった。しかしネットワーク管理者にとっては