生成AIを使った検索サービスで記事を無断で利用され、信用が傷つけられているとして、朝日新聞社と日本経済新聞社はアメリカの企業に対し、利用の差し止めや、あわせて44億円の賠償を求める訴えを起こしました。 2社によりますと、生成AIを使った検索サービスを提供するアメリカの新興企業「パープレキシティ」に遅くとも去年6月ごろから、記事を無断で複製され、利用者への回答に使われているということです。 また、回答の引用元として社名が表示されるにもかかわらず、記事とは異なった誤った情報が含まれているとしています。 2社は「著作権を侵害され、情報を正しく伝える新聞社としての信用が著しく傷つけられている」として、記事の利用の差し止めと削除、それに、あわせて44億円の賠償を求める訴えを東京地方裁判所に起こしたということです。 朝日新聞社は「業界全体でも対応を求めてきたが、改善が見られないまま無断利用が続く状況は
