SAPがOracleにマーケットシェアを奪われつつあるという説を否定しようとする同社の姿勢は、少々気になるところだ。ERPやSCM、PLMの領域でしのぎを削る両社の動きを分析する。 SAPの第二四半期における収入がアナリストの予測を下回るという情報が事前に漏れてしまったため、同社による7月20日の収支報告にはそれほど注目が集まらなかったが、Oracleにマーケットシェアを奪われつつあるという説を否定しようとする同社の姿勢は、少々気になるところだ。 あるアナリストの話によると、SAPは買収計画に関する発表を行う可能性もあるらしい。 これまでのSAPの成長戦略は、買収攻勢を得意とするライバル企業Oracleの戦略とは一線を画していたが、同社にもその必要性が出てきたようだ。 コネチカット州スタンフォードに拠点を置くGartnerのアナリスト、イボンヌ・ジェノベーセ氏は、「今日のSAPが目標を達成
独SAPはこのほど、ERP、CRM、SCMの業務アプリケーション市場3分野の世界シェアでそれぞれ1位になったと発表した。米Gartnerの最新の市場調査結果を引用したもので、買収戦略でSAPに対抗する米Oracleとの激しいシェア争いが続いている中、自社のリードを強調している。 Gartnerの調査部門Gartner Datequestが6月7日、8日、12日にそれぞれ発表した3つの市場調査に基づくもの。ERPでは、財務管理、人事、資産管理、製造運行の4分野ですべてシェアトップとなった。中でも、資産管理分野は年平均成長率21.4%で伸び、初めて1位になったという。SAPは先ごろ、主力製品の「MySAP ERP」の一般提供を開始し、勢いをつけようとしている。 CRMでは、市場全体の年成長率13.7%を上回る19.6%を記録した。SAPは今年、ホスティング形式でのCRMの提供を開始しており、米
2006/7/6 SAPは7月5日、オラクル製品からSAP製品への移行を支援するプログラム「Safe Passage」を発表した。 同プログラムは「JD Edwards EnterpriseOne」「JD Edwards World」「Oracle E-Business Suite」「PeopleSoft Enterprise」「Siebel Business Application」の利用企業を対象にしたもの。SAPが過去のオラクル製品への初期ライセンス費用の最大75%を負担し、オラクル製品をSAP Net Weaverに統合するためのコネクタも提供する。 同社によると、海外ではすでに200社強がこのプログラムを利用しているという。 [関連リンク] SAPジャパンの発表資料 [関連記事] 「そもそも日本版SOX法って?」、SAPがセミナー開催に好感触 (@ITNews) グローバル予算の
SAPジャパンは7月5日、Oracle製ビジネス・アプリケーション製品からSAP製品への移行を支援するプログラム「Safe Passage」を発表した。 このプログラムは、オラクルが提供する「JD Edwards EnterpriseOne」「JD Edwards World」「Oracle E-Business Suite」「PeopleSoft Enterprise」「Siebel Business Applications」を現在使用しているユーザーを対象に、SAP製品への移行を支援するもの。SAPは、Oracle Applicationsへの初期ライセンス費用の最大75%を負担するほか、Oracle ApplicationsをSAP NetWeaverに統合するコネクタを提供する。
SAPジャパン株式会社は7月5日、オラクルのビジネスアプリケーション製品ユーザーに対し、同社製品への移行を支援する「Safe Passage(セーフ・パッセージ)」プログラムを発表した。オラクルの買収戦略に対し、製品の先行きに不透明さを感じているユーザーの獲得を狙ったもの。 Safe Passageプログラムは、オラクルの「JD Edwards EnterpriseOne」「JD Edwards World」「Oracle E-Business Suite」「PeopleSoft Enterprise」「Siebel Business Applications」を利用しているユーザーを対象にした移行プログラム。利用している製品の当初のライセンス価格の最大75%を同社が負担するほか、SAP NetWeaverに統合するためのコネクタが提供される。そのほか、安全に移行するためのツール・サービス
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