
Jack Wallen (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 佐藤卓 吉武稔夫 (ガリレオ) 2024-07-16 10:22 「Linux」の生みの親であるLinux Torvalds氏は米国時間7月14日、「Linux 6.10」カーネルを一般向けに公開する準備が整ったと発表した。6.10は最近発表されたカーネルの中でとりわけ重要なものではないが、いくつかの新機能が追加されている。 Linux 6.10カーネルで最大の目玉機能の1つは、「mseal()」というシステムコールだ。mseal()に対する取り組みが初めて発表されたのは1月31日のことで、Jeff Xu氏は当時、「簡単に言えば、mseal()は権限ビットの変更のような改変に対して、任意の仮想メモリー領域の『VMA』を保護する」と説明している。 Linuxでは、2004年に公開された「Linux 2.6.8」
7月15日、Linuxカーネル6.10がリリースされた。 最新バージョンのLinuxカーネルは、新しいメモリーシーリングシステムコール、IntelおよびAMDのCPUでのAES-XTS暗号化の速度向上、RISC-V向けのRust言語サポートの拡張などの改善が含まれている。また、今後のCPU、GPU、NPU、Wi-Fiなどのハードウェアに対する「初期サポート」も含まれている。 Linux 6.10の新機能と変更点 mseal()システムコール 仮想アドレス空間の一部を変更できないようにするmseal()システムコールが追加された。これは主にGoogle Chromeのサンドボックス強化に役立つ。 メモリー割り当てプロファイリングサブシステム 開発者がメモリー使用を微調整し、メモリーリークを特定しやすくする新しいメモリー割り当てプロファイリングサブシステムが導入された。 TPMとの暗号化された
オープンソースで開発されているRust製のエディタ「Zed」のLinux対応安定版が公開されました。 主要なLinuxディストリビューションで動作すると説明されています。 Linux when? Linux now. For the last 6 months, our team and our open source community have been working hard to bring Zed to Linux. As of today, we've released our first, official, stable build of Zed on Linux!https://t.co/WbptRrpkQw pic.twitter.com/ijLK9ndGy3 — Zed (@zeddotdev) July 10, 2024 Zedエディタは高速性が特徴、GitHub
7月1日、LinuxカーネルでのRustサポートを大きく前進させる[パッチが公開された](https://lore.kernel.org/rust-for-linux/[email protected]/)。 この変更は、Linuxカーネルが複数のRustコンパイラバージョンをサポートすることを可能にする。LinuxカーネルのRust言語サポートは、適切な最小バージョンを持つことを目指し、ほぼすべてのカーネルサイクルでバージョンアップされてきた。 Rust for LinuxのリードデベロッパーであるMiguel Ojeda氏は、複数の「rustc」コンパイラバージョンをターゲットとするRustカーネルコードを開放する一連のパッチを送信した。オヘダはメーリングリストで次のように説明している。 複数のRustツールチェーンバージョンをサポートし、
Researchers have warned of a critical vulnerability affecting the OpenSSH networking utility that can be exploited to give attackers complete control of Linux and Unix servers with no authentication required. The vulnerability, tracked as CVE-2024-6387, allows unauthenticated remote code execution with root system rights on Linux systems that are based on glibc, an open source implementation of th
セキュリティ企業・Qualysの脅威調査ユニット(TRU)の研究者たちが、GNU Cライブラリ(glibc)に依存するLinuxにおけるOpenSSHサーバーの重大なセキュリティ脆弱(ぜいじゃく)性を発見しました。この脆弱性は「regreSSHion」と名付けられ、認証なしのリモートからroot権限で任意コード実行が可能となる重大な脅威です。 regreSSHion: Remote Unauthenticated Code Execution Vulnerability in OpenSSH server | Qualys Security Blog https://blog.qualys.com/vulnerabilities-threat-research/2024/07/01/regresshion-remote-unauthenticated-code-execution-vuln
AndroidデバイスでLinuxをアプリとして実行するプロジェクト「Lindroid」を、エンジニアのエルファン・アブディ氏が開発しています So finally today i can talk about this, most of you already know but I'll explain in thread🧵 Project: Lindroid✨✨ https://t.co/uDiKbmMz9l pic.twitter.com/5TAnyqIfg6— Erfan Abdi ➐ (@Khode_Erfan) June 16, 2024 アブディ氏が開発を進める「Lindroid」は、Android上でフルハードウェアアクセラレーションのLinuxをアプリとして実行するというプロジェクトです。また、アブディ氏は「Android上のLinuxはコンテナ内で実行され、本物のネイ
Microsoftは、Snapdragon X Eliteなどの高性能NPUを搭載してAIの実行に適したPC「Copilot+ PC」向けに、PC上で見たものや行ったことをすべて記録して後から検索できる機能「Recall」をリリースすると発表しました。このRecall機能を、NPUを搭載していないPCで再現するオープンソースのツール「OpenRecall」が公開されています。 GitHub - openrecall/openrecall: OpenRecall is a fully open-source, privacy-first alternative to proprietary solutions like Microsoft's Windows Recall. With OpenRecall, you can easily access your digital history
Linuxカーネルコード解析プロジェクト立ち上げ Linuxカーネル成長の歴史 カーネルの大きさ バージョン番号 SCM導入 カーネル機能の変遷 執筆者 : 高橋 浩和 ※ 「新Linuxカーネル解読室」連載記事一覧はこちら Linuxカーネルコード解析プロジェクト立ち上げ 弊社内にて若手技術者が中心となり、最新のLinuxカーネルコード全体を読み解くプロジェクトが進行中です。 解析したコードのうち興味を惹かれたもの、重要そうなものを中心にブログ記事にまとめていく予定です。 詳解LinuxカーネルやLinuxカーネル2.6解読室を執筆していたころよりLinuxカーネルは大きく膨れ上がっています。 どこまで辿り着けるかは分かりませんが、気長にお待ちください。 対象Linuxカーネルのバージョンは6.8 ブログ執筆中に興味深い機能が取り込まれたら、より新しいバージョンのカーネルについて解説する
今回は、カーネルモジュール機能を見て行きます。 Linuxカーネルは、機能の一部をカーネルモジュールとして生成し、必要に応じて組み込む方式を採用しています。これらをどのような仕掛けで実現しているか解説します。
本記事の要点 「Endless OS」の最新バージョンは現在、無料でダウンロード提供されている。 Endless OSによって、「Linux」が誰でもすぐに使いこなせるほど使いやすくなる。学習はほぼ必要ない。 イミュータブルであるため、OSのコアの部分は変更できず、アプリケーションをコマンドラインからインストールすることもできない。 「Endless OS」は、創作を始めるために必要なものがすべて含まれているOSだ。インターネット接続さえ必須ではない。初期状態で、「Endless Key」(探索と教育のツール)、「LibreOffice」「Chromium」ウェブブラウザー、「Decibels」オーディオプレーヤー、「Videos」動画プレーヤーなどが含まれている。 従来型の「Linux」OSであるように思えるかもしれないが、そうではない。Endless OSは、「OSTress」によって
テキストの変換やエンコード/デコード、整形、生成など開発者向けの様々な機能を提供してくれるWindows向けアプリDevToysが次期「DevToys v2.0」アップデートでMacとLinuxをサポートするそうです。詳細は以下から。 DevToysはMicrosoftでVisualStudioを開発するEtienne Baudouxさんがオープンソースで開発している開発者向けの十徳ナイフ(Swiss Army knife for Developer)的アプリで、テキストの変換やエンコード/デコード、整形ツールなど30以上のツールがまとめられていますが、このDevToysが次期バージョン2.0アップデートでWindowsに加え、MacとLinuxのクロスプラットフォームをサポートするそうです。 DevToys is now cross-platform. リリースノートより抜粋 DevTo
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