先頃発表されたIT調査会社の発表によると、2010年の国内サーバ市場はリーマンショック以後の景気後退の影響から抜けきれず、依然縮小傾向にある。その中で、仮想化の主役であるx86サーバの出荷台数は3年ぶりの前年比増と堅調な伸びを示しているという。 投資意欲を支えるのは、拡張性とコストパフォーマンスに優れ、2つのCPUが搭載できる2ソケットタイプのx86ラック型サーバである。データベースサーバやファイルサーバの他、仮想サーバのスタンダードとして広く活用されている。 しかし、その多くが最適化されていないという実態が浮き彫りになった。米国の調査会社によると、仮に100台のサーバを稼働している場合、一般的にそれらのCPUリソースはわずか10%程度しか使われておらず、残りの9割が有効に活用されていないという。 その原因には、インテルの技術的革新のスピードが背景にある。この10年で約80~100倍もの性
