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JAMSTECの検索結果1 - 31 件 / 31件

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JAMSTECに関するエントリは31件あります。 研究科学science などが関連タグです。 人気エントリには 『マントルは、溶岩ではなく、宝石。|JAMSTEC BASE』などがあります。
  • マントルは、溶岩ではなく、宝石。|JAMSTEC BASE

    阿部 なつ江研究プラットフォーム運用開発部門 マントル掘削プロモーション室  主任研究員 地球の深部を探求し続け、「マントル岩石学者」と自称する研究者 。海洋地球研究船「みらい」、地球深部探査船「ちきゅう」を用いた世界的な研究航海にも赴き、数々の研究成果を発表している。 マントルは、キレイな緑色の石でできている。 地球の断面図では、マントルはよく赤色に塗られています。そのせいか、マントルと聞くと、ドロドロに溶けたマグマのような赤色をイメージする人が多いようです。 しかし、実際は違うということが解ってきました。地球の体積の実に約83%を占めるマントルは、かんらん岩という重い岩石でできていると考えられています。かんらん岩を構成する主な鉱物は、「かんらん石」と呼ばれ、透き通った宝石でもある緑色の石。つまり、マントルは赤色ではなくキレイな緑色なのです。 マントルは高温・高圧の状態にあり、溶けてはい

      マントルは、溶岩ではなく、宝石。|JAMSTEC BASE
    • 日本初 大きさ1万トン超えのJAMSTEC向け砕氷研究船を建造へ JMU | 乗りものニュース

      南極観測船「しらせ」に見劣りしないデカさです。 日本初となる砕氷研究船の建造がスタート 造船大手のJMU(ジャパン マリンユナイテッド)は2021年8月27日(金)、「北極域研究船」の建造をJAMSTEC(国立研究開発法人海洋研究開発機構)より受注したと発表しました。 本船は、海氷の減少などの急激な環境変化が進み、地球全体の気候・気象変動に大きく影響を及ぼしているとされる北極域において、国際的な研究プラットフォームとして活用可能で、かつ十分な砕氷機能と世界レベルの観測機能を備える船として建造されるものです。 拡大画像 日本初の砕氷研究船のCGイメージ(画像:JAMSTEC)。 主要目は、全長が128m、全幅が23m、深さが8m、総トン数は約1万3000トン(国際総トン数)で、乗員は99名。砕氷能力は厚さ1.2mある平坦1年氷を、船速3ノット(約5.56km/h)で連続砕氷可能なレベル、耐氷

        日本初 大きさ1万トン超えのJAMSTEC向け砕氷研究船を建造へ JMU | 乗りものニュース
      • 房総半島沖の水深6,000m付近の海底から大量のプラスチックごみを発見―行方不明プラスチックを探しに深海へ―<プレスリリース<海洋研究開発機構 | JAMSTEC

        1. 発表のポイント ◆深海底に沈むプラスチックごみの実態はほとんど知られていない。 ◆房総半島から約500km沖、水深6,000m付近の海底をプラスチックごみの集積地と見込み調査した結果、ポリ袋や食品包装等の使い捨てプラスチックが大量に見つかった。 房総半島沖の大深度の海底に広がるプラスチックごみの密度(平均4,561 個 km-2)は、過去に記録された大深度の海底におけるプラスチックごみと比べて2桁も高く、海溝や海底谷など、ごみなどが集まりやすいと考えられる窪地と比較しても高い値を示した。 2. 概要 国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 松永 是、以下「JAMSTEC」という。)地球環境部門 海洋生物環境影響研究センター 海洋プラスチック動態研究グループの中嶋亮太副主任研究員らは、房総半島から約500km沖、水深6,000m付近の深海平原(※1)において、2019年9月に有人潜水

        • 植物プランクトンDicrateria rotundaが石油と同等の炭化水素を合成する能力をもつことを発見<プレスリリース<海洋研究開発機構 | JAMSTEC

          2021年 7月 19日 国立研究開発法人海洋研究開発機構 国立大学法人豊橋技術科学大学 大学共同利用機関法人自然科学研究機構生理学研究所 1. 発表のポイント ◆植物プランクトン:ハプト藻の一種であるDicrateria rotunda(D. rotunda)が石油と同等の炭化水素(炭素数10から38までの飽和炭化水素)を合成する能力をもつことを発見した。これまでいずれの生物からもこの能力をもつものは報告されていない。 ◆北極海の研究航海で得られた株ARC1を始めとする計11種のDicrateria属を調べたところ、全てが一連の飽和炭化水素を合成する能力を有しており、この生物種に共通する能力であることが明らかとなった。 ◆D. rotunda ARC1の飽和炭化水素は暗所および窒素欠乏条件で増加した。今後、これらの飽和炭化水素の生理機能や合成経路の解明することにより、バイオ燃料の開発につ

          • 光合成の30億年以上に渡る歴史の解明!|JAMSTEC BASE

            • 新種の巨大深海魚「ヨコヅナイワシ」を発見~駿河湾深部に潜むアクティブなトップ・プレデター~<プレスリリース<海洋研究開発機構 | JAMSTEC

              1. 発表のポイント ◆セキトリイワシ科として最大種となる新種の発見 ◆非常に栄養段階が高く、駿河湾深部のトップ・プレデター ◆生態系への影響力があり、脆弱で環境変動の影響を受けやすいトップ・プレデターの深海域における多様性と役割の解明が急務 2. 概要 国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 松永 是、以下「JAMSTEC」という。)地球環境部門 海洋生物環境影響研究センター 深海生物多様性研究グループの藤原義弘 上席研究員及び河戸勝 准研究副主任らは、神奈川県立海洋科学高等学校所属の実習船「湘南丸」を用いた深海調査を駿河湾で実施し(図1)、セキトリイワシ科の新種となるヨコヅナイワシNarcetes shonanmaruae(図2)を発見しました。 本種はこれまでに報告されているセキトリイワシ科魚類の中で最大種であり、全長約140 cm、体重25 kgに達します。駿河湾の水深2,171

              • 後継船はもう造れない!? 日の丸潜水調査船ノウハウの結晶が消滅か… JAMSTECを直撃! | 乗りものニュース

                日本の技術の粋を集めて建造された有人潜水調査船「しんかい6500」。ただ竣工から35年近くが経過しており、支援母船「よこすか」とともに老朽化が進行し、後継を新造するのか否かの岐路に立っています。JAMSTEC担当者にハナシを聞きました。 深海調査の分野でも中国が台頭 国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)が行う深海での調査活動が、大きな岐路を迎えています。 拡大画像 JAMSTECが保有する有人潜水調査船(HOV)「しんかい6500」(画像:JAMSTEC)。 同機構が保有する大深度の有人潜水調査船(HOV)「しんかい6500」と、その支援母船「よこすか」、双方の老朽化が深刻な状態に陥っており、大深度HOVシステムを構成する両船の運用が停止した場合、サンプリングや作業を行える水深が6500mから現有する無人探査機(ROV)の最大潜航深度4500mまで大きく後退してしまう可能性が

                  後継船はもう造れない!? 日の丸潜水調査船ノウハウの結晶が消滅か… JAMSTECを直撃! | 乗りものニュース
                • “地球シミュレータ”JAMSTECの新「四次元仮想地球」に見るHPCの進化形 多様なニーズとセキュリティをどう両立?

                  観測船もスパコンも運用 JAMSTECが“世界屈指の研究機関”たる理由 JAMSTECは、海洋をはじめとする地球科学分野をリードする研究機関だ。研究対象は深海から極地、地球温暖化や気象などの地球表層、地震や火山などの地球内部まで多岐にわたる。同機構のミッションは、海の研究を通じて自然現象を理解して社会に貢献することだ。 海洋研究組織は世界各地にあるが、観測船による現地調査とスパコンによるシミュレーションを1つの機関で両立しているのは珍しい。「観測は現実を見るもので、スパコンは理論を追い求めるものです。それらを1つの組織で究められるのがJAMSTECの魅力であり、強みです」とJAMSTECの上原均氏は胸を張る。 JAMSTECの強みの一翼を担うのが地球シミュレータだ。地球科学の分野での研究だけでなく、ナノテクノロジーや流体力学、構造力学などの分野でも活躍している。特に台風や治水など自然災害の

                    “地球シミュレータ”JAMSTECの新「四次元仮想地球」に見るHPCの進化形 多様なニーズとセキュリティをどう両立?
                  • トンガの大規模噴火が引き起こした特殊な大気波動「ペケリス波」を発見―85年前に提唱されていた共鳴振動の実在を証明―<プレスリリース<海洋研究開発機構 | JAMSTEC

                    • 情報セキュリティインシデント(不正アクセス)について<プレスリリース<海洋研究開発機構 | JAMSTEC

                      3月16日、当機構職員になりすましてのVPN*1接続による基幹ネットワークシステムへの不正アクセスがあったことが判明しました。 現在、全てのVPN接続を停止しております。また不正アクセスの有無、不正アクセスされた可能性のある情報の範囲・レベル等を確認したところ、現時点で機構役職員等の名前、職員番号、アカウント、メールアドレス、暗号化(ハッシュ化*2)されたパスワード(1,947件)が3月8日に窃取されたことが確認されました。個人情報が窃取された方に対しては別途、連絡をさせていただくとともに、機構外の方の個人情報や、機微情報等が窃取されていないかを継続して確認中です。 なお、警察には今回の件について報告済みです。 当該事案の原因については現在調査中であり、調査が完了次第、適切な再発防止策を講じてまいります。 *1 VPN(Virtual Private Network)とは、インターネット上

                      • トカラ列島の火山について<トピックス一覧<海域地震火山部門<JAMSTEC

                        • 津波の高さを海底光ファイバーの歪みから推定できる可能性 JAMSTECが公表

                          海洋研究開発機構(JAMSTEC)は6月7日、通信用に海底に張り巡らされた光ファイバーの歪みを計測することで、地震などに伴う津波の高さを算出できる可能性があると公表した。海底光ケーブルデータを用いた防災研究に大きく貢献する研究成果だという。 光ファイバーを数mから数十m間隔のチャンネルに分割し、それぞれ歪みを計測する「分散型音響センシング」(Distributed Acoustic Sensing、以下DAS)と呼ばれる観測技術を発展させる研究成果。DASは近年、光ファイバーを敷設した海底を“線”で観測できる地震計センサーとして注目を集めているが、今後は津波の高さを測定する水圧計の代わりにもなるかもしれない。 きっかけは2023年10月9日に発生した鳥島近海の津波だった。JAMSTECは、南海トラフ域のスロー地震観測のため、室戸沖の海底光ファイバーケーブルでDAS観測を行っていたため、津波

                            津波の高さを海底光ファイバーの歪みから推定できる可能性 JAMSTECが公表
                          • 研究内容紹介<超先鋭研究プログラム<JAMSTEC

                            日本における学術研究団体(学会)の現状 埴淵知哉・川口慎介 E-journal GEO Vol 15(1) 137-155, 2020 Doi: 10.4157/ejgeo.15.137 【いきなりサマリー】 (1) ゼロベースで学会存否の議論を (2) 中小学会の統合・連合化でスケールメリットを (3) 学会組織に拘らない小規模学術集会で濃密な学術議論・次世代育成を 【前置き】 みなさん、学会に入っていますか? 学術界に身を置いていると、なんとなく学会に入会し、ずるずると学会員を続け、なりゆきで学会の役員やら委員やらを勤め、でもいまいち学会活動のメリットが感じられない、ってことが多いですよね。 川口は、某学会で役員を務めているのですが、会員数の減少(1000名を下回った)や論文雑誌の低迷(引用率が悪い・会員の投稿が少ない・他国からの低品質原稿が多い)、あるいは学会の財政状態の悪化なんかが

                            • 鉄のうろこ、他の生物で偽装……謎多き貝の生態、その進化の分かれ道は? ~多様性に富んだ魅惑の「貝」ワールド|JAMSTEC BASE

                              • 新種の巨大深海魚「ヨコヅナイワシ」を発見~駿河湾深部に潜むアクティブなトップ・プレデター~<プレスリリース<海洋研究開発機構 | JAMSTEC

                                1. 発表のポイント ◆セキトリイワシ科として最大種となる新種の発見 ◆非常に栄養段階が高く、駿河湾深部のトップ・プレデター ◆生態系への影響力があり、脆弱で環境変動の影響を受けやすいトップ・プレデターの深海域における多様性と役割の解明が急務 2. 概要 国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 松永 是、以下「JAMSTEC」という。)地球環境部門 海洋生物環境影響研究センター 深海生物多様性研究グループの藤原義弘 上席研究員及び河戸勝 准研究副主任らは、神奈川県立海洋科学高等学校所属の実習船「湘南丸」を用いた深海調査を駿河湾で実施し(図1)、セキトリイワシ科の新種となるヨコヅナイワシNarcetes shonanmaruae(図2)を発見しました。 本種はこれまでに報告されているセキトリイワシ科魚類の中で最大種であり、全長約140 cm、体重25 kgに達します。駿河湾の水深2,171

                                • 「ふさわしい名前プリーズ!」日本初1万トン超えの砕氷研究船が名称募集 JAMSTEC | 乗りものニュース

                                  南極観測船「しらせ」の運航実績も参考に建造するそう。 2026年秋に竣工予定の大型研究船 JAMSTEC(海洋研究開発機構)は、2026年11月に竣工・引き渡しを予定する「北極域研究船」の船名募集を開始しました。 同船は海氷の減少などの急激な環境変化が進み、地球全体の気候・気象変動に大きく影響を及ぼしているとされる北極域において、国際的な研究プラットフォームとして活用可能で、かつ十分な砕氷機能と世界レベルの観測機能を備える船として建造されるものです。 拡大画像 2026年度に竣工・引き渡しを予定する北極域研究船のCGイメージ(画像:JAMSTEC)。 主要目は、全長が128m、全幅が23m、深さが12.4m、喫水は8m、総トン数は約1万3000トン(国際総トン数)で、乗員は99名。砕氷能力は厚さ1.2mある平坦1年氷を、船速3ノット(約5.56km/h)で連続砕氷可能なレベル、耐氷能力は、

                                    「ふさわしい名前プリーズ!」日本初1万トン超えの砕氷研究船が名称募集 JAMSTEC | 乗りものニュース
                                  • 1万トン超え「デッカイ北極向け砕氷研究船」まもなく誕生! 日本の将来担う船、JAMSTECの見解は? | 乗りものニュース

                                    2025年3月に進水予定の北極域研究船「みらいII」。同船は日本初の砕氷機能を持つ研究船として建造されていますが、同船が果たす役割は単に北極海の観測にとどまらないようです。じつは国家戦略にも直結するスゴい船でした。 人工衛星や航空機での観測が難しい北極域 海洋に関する幅広い研究と調査を担っているJAMSTEC(海洋研究開発機構)の新たな船「みらいII」がまもなく進水する予定です。 拡大画像 南極観測の支援用に海上自衛隊が保有する砕氷艦「しらせ」(画像:海上自衛隊)。 同船は北極海を観測するために砕氷能力が付与されていますが、そのような船の導入は日本初。国際研究プラットフォームとして活用できる設備を整えるほか、環境負荷を低減できるLNG(液化天然ガス)燃料が使用できる発電機を搭載し、時期によっては北極点付近まで到達を目指す最新鋭の研究プラットフォームとして設計されています。 同船は現在、JM

                                      1万トン超え「デッカイ北極向け砕氷研究船」まもなく誕生! 日本の将来担う船、JAMSTECの見解は? | 乗りものニュース
                                    • 地球46億年の歴史と生命進化のストーリー | JAMSTEC×Splatoon 2『Jamsteeec(ジャムステ〜ック)』

                                      地球46億年の歴史と 生命進化のストーリー スプラトゥーン2に登場するデボン海洋博物館の「デボン」とは、地質時代の「デボン紀」に由来するようです。 では、ここで問題。「デボン紀」とはどんな時代だったでしょうか?! 今回のコラムでは、地球の長~い歴史を学んじゃおう! (・・・ところで、ブキ屋「カンブリアームズ」は5億4200万年の信頼と実績を誇っているというけれど、今から約5億年前って・・・地質時代の「カンブリア紀」か!) 地球上には約870万種の生物がいると推定されています。太陽系の天体と比べてみても地球は、豊かな生命にあふれた惑星だと言えるでしょう。しかし、誕生したばかりの地球は温度が1,000℃以上のマグマに覆われ、生命はとても存在できないような環境でした。地球の46億年の歴史の中で環境は大きく変化し、その中で生命は種(しゅ)の絶滅と進化を繰り返し、現在までつながってきたのです。今回は

                                      • JAMSTEC 日本初の砕氷研究船を建造へ 通年で北極域の研究観測を可能に | 乗りものニュース

                                        既存の研究船では北極域の観測は夏季のみに限られていました。 総トン数1万トン超えの大型砕氷船を建造 JAMSTEC(海洋研究開発機構)は、2021(令和3)年度から砕氷研究船(Research Icebreaker)の建造に着手します。 同船は北極域を研究するための専用船で、日本の研究船としては初めて砕氷機能を備えます。日本の気象などにも影響を及ぼす北極域の環境変化を調査するため、国際的な研究プラットフォームとしての運用も計画しているといいます。 日本初の砕氷研究船のCGイメージ(画像:JAMSTEC)。 JAMSTECによると、建造予定の砕氷研究船は、全長128m、全幅23m、喫水8m、総トン数1万3000トン、乗員数は99名とのこと。速度3ノット(約5.56km/h)で厚さ1.2mの連続砕氷能力を有するとしています。 また研究・観測用に、船には大型の気象レーダーやドローン(UAV)、無

                                          JAMSTEC 日本初の砕氷研究船を建造へ 通年で北極域の研究観測を可能に | 乗りものニュース
                                        • 海水からCO2回収、大気より効率よく 米新興やJAMSTEC - 日本経済新聞

                                          海水中の二酸化炭素(CO2)を回収し、脱炭素に貢献する研究が始まった。米スタートアップのCaptura(キャプチュラ)は年100トンのCO2を回収する実験施設を建設した。日本の海洋研究開発機構(JAMSTEC)も取り組む。大気からの回収より効率化できる可能性がある。人類が排出したCO2などの温暖化ガスの影響で、地球の平均気温は上昇基調にあり、異常気象が増えつつある。温暖化対策の国際枠組み「パリ

                                            海水からCO2回収、大気より効率よく 米新興やJAMSTEC - 日本経済新聞
                                          • 福徳岡ノ場の爆発的な噴火の原因を明らかに:多様な漂着軽石からの解読<プレスリリース<海洋研究開発機構 | JAMSTEC

                                            1. 発表のポイント ◆2021年8月13日に発生した福徳岡ノ場の爆発的な噴火は、火山地下の粗面岩マグマだまりを、マントルの深いところから上昇・貫入してきた玄武岩マグマが加熱・活性化させたことで引き起こされたことが、軽石の分析からわかった。 ◆高温でガスなどの揮発性成分を多く含む玄武岩マグマの影響で、一部の粗面岩マグマの中に光学顕微鏡では見えない磁鉄鉱ナノライトが出来てマグマの粘性が桁違いに高くなり、更に玄武岩マグマから生じた多くの熱やガスがマグマだまりに溜め込まれた結果、爆発的な噴火に繋がった。 ◆今回の噴火は、噴出物として殆ど出てきていない玄武岩マグマが、爆発的な噴火の引き金を引いているという、新しい噴火モデルであったことが示唆される。 2. 概要 国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 松永是)海域地震火山部門 火山地球内部研究センター 海底火山研究グループの吉田健太研究員らは、気

                                            • 地球科学の本 on Twitter: "JAMSTECが無料公開している『地球シミュレータ開発史』、もともと新書として販売するという企画で書かれたらしいというくらいなので、とても内容の充実した文章です(リンク先PDF注意) https://t.co/MQpmKpdv2R"

                                              JAMSTECが無料公開している『地球シミュレータ開発史』、もともと新書として販売するという企画で書かれたらしいというくらいなので、とても内容の充実した文章です(リンク先PDF注意) https://t.co/MQpmKpdv2R

                                                地球科学の本 on Twitter: "JAMSTECが無料公開している『地球シミュレータ開発史』、もともと新書として販売するという企画で書かれたらしいというくらいなので、とても内容の充実した文章です(リンク先PDF注意) https://t.co/MQpmKpdv2R"
                                              • 海にやさしい素材ってどんなものだろう?——海で分解される素材開発の最前線——|JAMSTEC BASE

                                                深海底にもプラスチックごみがたくさん この画像は、相模湾初島沖、深さ1,344mの海底の様子です。白いものはレジ袋です。海底を漂うたくさんのレジ袋の横を、魚が泳いでいます。この画像が撮影されたのは1999年ですから、もう20年以上前です。この当時、海洋プラスチックごみはまだ大きな社会問題にはなっていませんでした。 次の画像は、2019年、房総半島沖の深さ5,721mの海底で撮影されたものです。5,000mを超える深海底にも、使い捨てプラスチックがごみとなりたくさん沈んでいることが分かってきました。 プラスチックごみは、海底に沈んでいるだけでなく、海面に浮いているものもあります。なぜプラスチックがごみとなり、世界中の海を汚して大きな問題になっているのでしょうか。 プラスチックの長所は、耐久性があることです。しかし、あまりに丈夫なため、ごみになってしまうのです。プラスチックの多くは石油からつく

                                                  海にやさしい素材ってどんなものだろう?——海で分解される素材開発の最前線——|JAMSTEC BASE
                                                • スマホの画面はなぜバキバキに割れる?その割れ方をシミュレーションで再現してみた。じつはこれ世界初の快挙なんです!|JAMSTEC BASE

                                                  • 能登半島地震、海底に“地すべり”の痕跡 JAMSTECなど「広範囲にわたり海底の地形が変化した可能性」

                                                    海洋研究開発機構(JAMSTEC)は6月12日、富山深海長谷沿いに「令和6年能登半島地震」で生じた海底地すべりの痕跡を新たに見つけたと発表した。地震により、広範囲にわたって海底の地形が変化した可能性があるという。 東京大学大気海洋研究所、海上保安庁と連名で発表した。地震発生前の2023年5月に海上保安庁の海洋情報部が調査した海底地形データと、地震直後に学術研究船「白鳳丸」が3度にわたる緊急調査航海で取得したデータと比較したところ、余震域に近い能登半島東方30km沖で海底地すべりが生じたことを示す変化を4カ所検出した。 一方、崩落した物質の堆積(地形が高くなる)は認められなかった。JAMSTECは、崩落した物質の量が少なかったか、海底谷に沿った流れにより下流に流された可能性が考えられるとしている。 現時点で能登半島地震で発生した津波と海底地すべりの関係は不明だが、陸から近い海底で大規模な地形

                                                      能登半島地震、海底に“地すべり”の痕跡 JAMSTECなど「広範囲にわたり海底の地形が変化した可能性」
                                                    • JAMSTEC BASE|海と地球の情報サイト

                                                      東日本大震災から10年 研究者たちにも大きな驚きをもたらした巨大地震。その研究の最新成果を作家・サイエンスライターの藤崎慎吾さんがレポートします。

                                                        JAMSTEC BASE|海と地球の情報サイト
                                                      • 黒潮大蛇行が観測史上最長期間に|JAMSTEC BASE

                                                        表1: 気象庁が判定した1965年以降の黒潮大蛇行のリスト。開始日、終了日、期間。 図1: 黒潮大蛇行の概念図。 長期化している理由 上記のように黒潮大蛇行は冷水渦が居座った状態です。黒潮の流れが強く、冷水渦が東に黒潮で押し流されると、黒潮大蛇行が終了します。理論的には黒潮が弱いほど黒潮大蛇行が長期に継続します5)。黒潮大蛇行が長期化しているのは、黒潮が現在弱いことが一因だと考えられています。 図2は気象庁が推定している黒潮流量の長期的変化と黒潮大蛇行の期間の関係をしめしたものです。1970年代は黒潮の流量が比較的小さく、過去最長期間の1975-1980年の黒潮大蛇行が発生したのはこの時期です。その後、1990年代初め頃まで黒潮の流量は増大しました。それに対応して、黒潮大蛇行の期間が短くなり、黒潮大蛇行が発生すること自体がまれになっているように見えます。1990年代以降は再び黒潮の流量は小

                                                          黒潮大蛇行が観測史上最長期間に|JAMSTEC BASE
                                                        • スマホ画面の割れる過程を完全再現、AGCとJAMSTECが破壊パターンの予測方法を開発

                                                            スマホ画面の割れる過程を完全再現、AGCとJAMSTECが破壊パターンの予測方法を開発
                                                          • 画像分類AIを用いた潜在植生を予測する新手法を開発<プレスリリース<海洋研究開発機構 | JAMSTEC

                                                            1. 発表のポイント ◆画像分類AIを応用することで、気候(1年分の月平均気温と月降水量)に対応した潜在植生を推定する新手法を開発。この手法は、従来手法よりも簡便かつ高精度に潜在植生を推定することを確認。 ◆画像で表現された季節変化パターンから、潜在植生ごとの特徴量を抽出する学習を行った画像分類AIを、21世紀末時点で予測される全球の気候分布に適用することで、気候変動に伴う潜在植生の地理分布変化を予測。 ◆本手法は、気候変動に伴った感染症リスクや農業スキームの変化といった事象のモデリングにも広く応用可能。 2. 概要 国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 大和裕幸)地球環境部門 北極環境変動総合研究センターの佐藤永研究員は、京都大学フィールド科学教育研究センターの伊勢武史准教授と共同で、画像分類AI(※1)を用いて、所与の気候に対応する潜在植生(※2)を推定するための新手法を開発しまし

                                                            • 巨大海底火山「鬼界カルデラ」の過去と現在|JAMSTEC BASE

                                                              2022年1月、南半球のトンガにある海底火山、フンガトンガ・フンガハアパイ火山が大規模な噴火を起こしました。その影響で発生した津波が遠く離れた日本にも到達したことは記憶に新しいと思います。 実は日本近海に、それを大きく超える規模の巨大噴火を起こした海底火山があります。鹿児島市から南へ約100kmの海底にある鬼界カルデラです。 JAMSTEC 海域地震火山部門では2019年度から神戸大学と共同で、鬼界カルデラの総合調査を続けています。 火山・地球内部研究センターの3名の研究者に、これまでの調査で見えてきた鬼界カルデラの過去と現在を聞きました。 鬼界カルデラとは? ――鬼界カルデラとはどのような場所ですか。 上木:カルデラとは、火山噴火によってできた陥没地形のことです。地下に大量のマグマがたまり、それが一気に地表に噴き出すと、マグマのあったところが空洞になります。その上の地面が落ち込んで、カル

                                                                巨大海底火山「鬼界カルデラ」の過去と現在|JAMSTEC BASE
                                                              • ヨコヅナイワシが2000 m以深に棲息する世界最大の深海性硬骨魚類であることを明らかに<プレスリリース<海洋研究開発機構 | JAMSTEC

                                                                1. 発表のポイント ◆ヨコヅナイワシの全長は250 cm以上に達し、水深2000 m以深に棲息する深海固有種として世界最大の硬骨魚類であることを発見。 ◆ヨコヅナイワシの分布が駿河湾よりはるか南方の海山にまで拡がっていることを確認。 ◆環境DNA解析とベイトカメラ調査を組み合わせることで、これまで研究が困難であったトップ・プレデターなど大型の希少種の研究を効率的に推進可能であり、今後の沖合海底自然環境保全地域(沖合海洋保護区)モニタリングにも有効。 2. 概要 国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 大和裕幸、以下「JAMSTEC」という。)地球環境部門の藤原義弘上席研究員らは、海底広域研究船「かいめい」を用いた生態系調査を沖合海底自然環境保全地域において実施し(図1)、環境DNA解析とベイトカメラ観察を組み合わせることで、ヨコヅナイワシの新たな生息地を見出すとともに、本種が水深200

                                                                1

                                                                新着記事