記事の目的 Excel-Python連携モジュールxlwingsを活用して、ExcelがもつGUIとしての利点を生かしつつ、Excelが苦手な処理をPythonに実行させるための1パッケージなツールを試作紹介する。学術研究やものづくりの現場などで便利な、ローカルなデータ解析ツールのひな型をイメージした。 試作するツールの概要 以下の機能を持つフーリエ解析ツールを試作する。 CSVで保存された時系列データのフーリエ変換を実施する。 プログラムはExcelシート上のボタンから実行される。 Excelシート上でフーリエ変換の条件設定する。 結果をPythonのMatplotlibで描画が可能。 計算結果の数値、グラフ画像がExcelシートに出力される。 動作はこんな感じ。条件パラメータ設定・計算結果がすべて一つのExcelブックでクローズする。計算結果をそのままExcel側で後解析することも可能