※例によって印籠を出しておきます(こればっかりだな)。 ITmedia でも取り上げられていましたが、Google のブック検索における和解が日本の書籍にも影響することが話題になっています。詳しくは、福井氏の解説や栗原氏のまとめにおまかせしますが、それでもなお気になる点があります(個人ブログではダラダラ書いていたのですが)。ここでは、とくに賛否には触れずにコメントしてみます(タイトルの“疑問点”は“問題点”という意味ではありません、念のため)。 まず分かりにくいのが、なぜ米国の和解が日本の書籍にまで影響するのか、ということです。一応、「フェアユースの合意だから」と伝えられてはいるのですが、そうであればオプトアウトであれ、オプトインであれ、個々の著作者の意思に関係するのはおかしい気がします。意思表明しても「著作物の一部を検索用に使う」ことを避けられるとは限らない(単に訴訟の可能性を残せるだけ
