フランク・ロイド・ライト ル・コルビュジエ ミース・ファン・デル・ローエ 近代建築において巨匠と呼ばれる3人の建築家だ。彼らが設計した建物は建築の世界で革命を起こしてきた。だがその素晴らしさは、一般の人に必ずしも理解しやすいとは限らない。 フランク・ロイド・ライトは比較的分かりやすいと思うが、 コルビュジエやミースは微妙だ。彼らの建築は画期的だったが、何が「画期的」であったのかは若干の解説を必要とする。 私も後に彼らの建築の"実物"を見てから、ようやくその内容を少し理解し、「良い建築だ!」と思えるようになったものである。 アルヴァ・アアルトもその一人。 アアルトといえば、建築やデザインの世界では知らぬ者のいないフィンランドの偉大な建築家でありデザイナーである。もちろん私も知っている。特に建築に関心を持つようになってからは、写真で彼の建築や家具を見てきた。 しかし建築やデザインを学んでいない

