街頭活動後に取材に応じる須藤元気氏=東京都江東区のJR亀戸駅前で2025年5月28日午後6時37分、春増翔太撮影 新型コロナワクチンの不要論を発信してきた政治家が、今夏の参院選に挑もうとしている。 国民民主党が擁立を決めた、元格闘家の須藤元気氏(47)。立憲民主党時代にも1期、参院議員を務めた経歴を持つ。 コロナ禍で、国民民主はワクチン接種の促進を政府に求めてきた。 政党と自分のスタンスに、どう整合性を取るのか。過去の発言をどう考えているのか。街頭活動を続ける本人を直撃した。 「なぜ擁立したか説明を」 コロナ禍以降、須藤氏は繰り返し、ワクチンの接種は不要と発信してきた。 須藤氏のX(ツイッター)には、「ワクチンが始まってから死者激増」(2023年10月)▽「もういい加減ワクチン接種を進め続ける理由はないでしょ」(23年11月)――といった投稿が今も残る。 一方、国民民主は正反対の政策を訴え
