春のダイヤ改正で廃止される寝台特急「はやぶさ」(東京-熊本)と「富士」(東京-大分)の最終列車(3月13日)のチケット販売が13日午前10時から全国のみどりの窓口で始まり、わずか約10秒で完売した。 青い客車の寝台特急“ブルートレイン”は近年、乗客減で廃止が相次ぎ、両特急の廃止で東京駅発着のブルトレは姿を消す。 ラストランは3月13日午後に熊本、大分をそれぞれ出発する上りと、同日夜東京発の下りで、定員計640人。前日までの列車も満席に近い状態が続いているという。あるJR関係者は「これだけの人気が続けば廃止されなかったのでは」と苦笑い。 はやぶさは昭和33年、富士は39年に運転を開始。はやぶさ、富士は平成17年から門司駅で上りは連結、下りは切り離し、東京-門司を一編成で運行していた。 残るブルトレは「北陸」(上野-金沢)や「日本海」(大阪-青森)など4列車だけとなるが、JR各社は、乗客の利用