やる気も、幸福感も「タンパク質」から タンパク質は体内でアミノ酸に分解され、脳内で働く神経伝達物質の素になります。神経伝達物質には、やる気を出す「ドーパミン」や幸せを感じる「セロトニン」など、私たちの感情に関わってくるものがたくさんあります。 つまり、私たちの感情はある程度、食べたものに影響を受けているということ。タンパク源である魚や肉や卵、神経伝達物質をつくる過程で必要なミネラルやビタミンが不足すると、心が不安定になるのは必然といえます。 実際に、魚や乳製品、野菜や果物など健康的な食品を摂取する程度が低く、スナックやファストフードなど不健康な食事の程度が高いほど、うつ病のリスクが高まるといった研究結果について、国内外で複数の報告が出ています。 「感情コントロール」の舵を握る細菌 また、食べ物が心に影響することを示す理由として、「腸脳相関」があります。腸と脳には密接な関わりがあり、互いに強
