世界は、火山や超新星といったたくさんの高熱の物質で溢れていますが、宇宙のスケールで見ると、それをはるかに上回るほど高温の物質があります。歴史上記録されたなかで一番高温のものは、2012年に行われた、LHCとも呼ばれる、「大型ハドロン衝突型加速器」の記録です。その温度はなんと摂氏5.5兆度にまで達しました。しかし、宇宙史を振り返ると、さらに高温の状態があったのです。今回は、YouTubeの人気科学系チャンネル「SciShow」より、歴史上もっとも高温の物質について紹介します。 摂氏5.5兆度の高温状態が実現マイケル・アランダ氏:世界は、火山や超新星といったたくさんの高熱の物質で溢れています。 あるものはさらに高熱です。そしてそのなかには、「世界で一番熱い」という記録を持ったものがいるはずです。 しかしそのような記録を測るのは難しいのです。なぜなら「一番」がどの「一番」なのかによるからです。例
