米連邦上院外交委員会の公聴会が20日開かれ、出席した共和党のルビオ国務長官に対して、民主党の議員から「失望」や「不満」を表明する声が相次いだ。ルビオ氏は、国際協調や同盟関係を軽視する姿勢が顕著なトランプ政権内で一定の「歯止め役」になるとの見方があったが、政権の単独行動主義的な外交は際立っている。ルビオ氏は「米国は世界から手を引くわけではない」などと反論した。 「あなたは自分自身に誇りを持てているのか?」「あなたは(国際協調や同盟重視という米外交の)原則を守ると信じていたが、逆のことをしている」。外交委員会では民主党議員から厳しい批判が相次いだ。トランプ政権は対外援助事業を担ってきた国際開発局(USAID)の解体を進め、ウクライナ情勢でもロシア寄りの姿勢が目立つ。 ルビオ氏は2010年に上院議員に初当選し、外交委員会に所属した「外交通」。共和党主流派の流れをくみ、トランプ大統領が指名された1
