エドワード・ベルガーが監督を務める「教皇選挙」が現在公開中。同作の舞台は、カトリック教会の最高指導者にしてバチカン市国の元首であるローマ教皇を決める教皇選挙(コンクラーベ)だ。レイフ・ファインズが選挙を執り仕切りながら候補者たちの思惑に翻弄される首席枢機卿ローレンスを演じ、スタンリー・トゥッチ、ジョン・リスゴー、セルジオ・カステリット、イザベラ・ロッセリーニもキャストに名を連ねた。 第97回アカデミー賞で脚色賞を受賞した本作。3月20日に全国106館で封切られると、各地で満席回が続出し、週末観客動員ランキングでは8週連続でトップ10入り。5月25日までの動員累計は71万1381人、興収累計は10億2309万6146円を記録している。ヒット作の裏側を関係者に取材する本企画では、「教皇選挙」の配給会社であるキノフィルムズの宣伝部・赤羽根英之にインタビューを実施。社会派ミステリーとしてのターゲッ
