自民党の安倍晋三総裁は、竹島を日本に編入した日にあたる来年2月22日に政府主催の式典を開くのは見送る方針を固めた。自民党の衆院選の政策集では政府主催の式典実施を明記していたが、竹島問題で悪化した日韓関係の修復を重視し、首相就任早々に開催する必要はないと判断した。 安倍氏はまた、韓国大統領選での朴槿恵(パククネ)氏の当選を受け、日韓議員連盟幹事長の額賀福志郎元財務相を総裁の特使として21日にも韓国に派遣する。額賀氏は朴氏に、「両国は戦略的利益を共有する」として早期の首脳会談を呼びかける安倍氏の親書を渡す予定。 2月22日は島根県が「竹島の日」として毎年式典を開催。朴氏側は日本政府主催となるのを懸念し、実施されれば同月25日の大統領就任式への首相招待は困難との見方が強かった。 関連記事日韓関係、懸念の声広がる 自民の竹島公約めぐり 韓国(12/16)民主・自民の党首討論開催へ 安倍氏、拒否
関連トピックスチベット胡錦濤尖閣諸島 来日中のチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世が5日、報道各社のインタビューに応じた。尖閣諸島をめぐる問題について「中国がより開かれた民主的な国になれば、問題も解決しやすくなるのではないか」と話した。さらに「中国も日本を必要としている。日本も中国を必要としている。大局を考えるべきで、ささいな違いから関係を壊してはいけない」と自制を促した。 中国で広がった反日デモについて「多くの人に、正しい情報が伝わっておらず、無知から加担してしまっている。正しい情報が正しい判断をもたらすと考える」と話した。 中国では、8日から第18回共産党大会が始まり、胡錦濤(フーチンタオ)体制から習近平(シーチンピン)体制に移行する。「胡氏の『調和のとれた安定した社会』というスローガンは素晴らしいが、秘密主義や虐待、恐怖政治という間違った手段で達成しようとした」と批判した。
自民党総裁選が2012年9月14日に告示され、安倍晋三元首相(57)、石破茂前政調会長(55)、町村信孝元官房長官(67)、石原伸晃幹事長(55)、林芳正政調会長代理(51)が立候補した。各候補者の主張には大きな差がないともいわれている今回の総裁選だが、旧日本軍の従軍慰安婦問題をめぐる「河野談話」については濃淡が分かれた。 石原氏が「よくできている」と肯定的な評価だったのに対し、元首相でもある安倍氏は「新しい談話を出すべきではないか」と踏み込んだ。 「強制連行を事実上証明する資料はなかった」 9月14日に行われた共同記者会見では「尖閣諸島」や「靖国神社」をはじめ、「河野談話」にまで質問が及んだ。韓国の李明博大統領による島根県・竹島上陸や、天皇陛下への謝罪要求などで反韓感情が高まり、「河野談話」を見直すべきだとの声も出ているためだ。しかし、「河野談話」は、過去の自民党政権時代につくられて、そ
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