ふつうの子どものレビュー・感想・評価
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環境活動に取り組む小学生3名の行動を通して描かれる、ふつうの子どもの世界。地球の環境を守るのも大事だけれど、子どもの生活環境を守ってあげるのも大切な事と感じた作品です。
この監督の作品は、過去に2本観ております。…少ない。
最近観た作品が「ぼくが生きてる、ふたつの世界」で
その前の作品は「そこのみにて光輝く」
「ぼくが生きてる-」の方が記憶に新しい訳ですが、登場人物の
生きざまや心の変化を巧みに捉えて描写した作品だなぁ と
思った記憶があります。
(そこのみ-」は鑑賞がかなり前で記憶が…。 ・_・; 10年前?)
今回の主人公は「ふつうの子ども」。
どんな風に子どもを描くのか、観たくなりました。
この監督の「きみはいい子」は観てないですが、この作品を理解
する上で問題はあるか無いかは気にしつつ、鑑賞することに。
さあ鑑賞。
舞台は小学校。4年生のとあるクラス。
主な登場人物は3人。同じクラスの同級生。
・上田唯士(ゆいし)=嶋田鉄太 自己主張が弱いマイペース人間
・三宅心愛(ここあ)=瑠璃 環境問題に敏感でやや攻撃的?
・橋本陽斗(はると)=味元耀大 周囲へのちょっかい出し大好き
みんなそろそろ思春期に入りかけるお年頃。(かな?)
主人公の唯士、どうやら心愛のことが気になっている。
何とかして話しかけたい。気を引きたい。
けれども目立つ行動も、なんかイヤ。
心愛が環境問題に関心があることを知り、さりげなく近づいて
声をかける。まずは教室で。心愛の対応はしょっぱい。うーん。
ただでは終わらない唯士。
心愛が図書館の本を借りて読んでいることを目ざとくチェック。
今度は図書館にでかける。" 心愛は…いないのかな…? "
そうそう都合よくは… " 居た! "
環境の本を何冊か棚から取り出し、さりげなく心愛の周りをウロウロ。
読書に集中している心愛が気付かないと、エヘンオホンと咳払い。
” 座ったら? ”
さりげない(?)アピール大成功。やったね。
心愛からお薦めの本を教えてもらい、有頂天の唯士。
クラスの中でも話ができるようになった。そんな二人の間に
" クラスの中で何かをやっていると、邪魔しにくる男 "
陽斗が割り込んでくる。
邪魔されて面白くない唯士。…なのだが、心愛の表情に気がつく。
ほんのりと上気して。
なんとなく嬉しそうで。
えぇっ 何だよぅ
焦り、二人の会話に割り込もうとする唯士。
気がつくと、環境問題をもっと周囲に広くアピールするには
二酸化炭素をばらまく大人たちに対して、止めるように訴える
具体的な行動が必要 ということになる。
ビラを作ろう。脅迫状みたいに文字を切り貼りしよう。
ビラを貼ろう。車や店の窓ガラスに。
そのうち、自分たちのマネをしている奴らがいるらしいと知る。
" もっと派手にやらなきゃ "
3人の行動は、どんどんエスカレートしていく。
肉屋さんに向かってロケット花火の発射したり。あああ。
学校の中で、この「悪質な悪戯」の事が取り上げられた。
やりすぎ。行き過ぎ。
自分のやっている事・やりかたに疑問を持つ唯士。
" これでもう、やらないよね? "
と、思っていたのに。
心愛はもっと派手にやらなきゃ。続けなきゃ。 といい
陽斗は心愛に同調する。当然だろ。続けなきゃ。
これ以上何を? と問う唯士に お前が考えろよ と陽斗
なんて勝手なことを 無責任… と思いながらも
" 心愛に嫌われたくない "
" 心愛に良いところを見せたい "
その一心で、唯士が思いついたのが…。えっ? 牛? 牧場?
悪戯で済まないのでは? 本当に? やるの?
…というお話。 モー大変。
◇
子どもの生活感をリアルに描いた作品なのか、と当初は思って
いたのですが、そう単純な内容ではなかったようです。・-・;
もちろん登場する子どもたちからは、今どきのこどもの生活ぶ
りが伝わってきました。(…すごく遠い目)
それに加えてこの作品、さりげなく現代社会が抱える重いテー
マもメッセージとして込められているのでは? と
そんな風にも感じられた作品です。
普通の子どもが育つためには、普通の環境が必要 と思います。
子どもが子どもであることを否定せず
子どもに子どもであること以上を求めず
子どもが変わろうとするなら見まもっていきましょう。
それの出来ない世の中にならないよう頑張るのは、大人の仕事。
そんな風に語りかけている気がする作品でした。
見て良かったです。良作。・_・b
◇あれこれ
■社会の問題を提起 …なの?
・ヤングケアラー(だよねー 陽斗クン)
・空き家問題(勝手に入ったらダメですよ 三バカ)
・子育て放棄(してたのか? 心愛の母さま)
・パワハラ?(娘が萎縮してますよ 心愛の母さま)
・etc
色々な問題を描きながらも、この小学校のみんなは
生き生きと学校生活を楽しんでいるように見えました。
なんか良かった。・▽・
■恋心のかけら …かな
子ども同士の恋愛模様がこのあと始まるのか?
と、思って見守ってました。
誰のことかって 貴女ですよ。えーっと 名前?
生きものがかりの女の子。…名前不明です(涙)
この子、さりげなく唯士クンの近くにいるのです。
目立たないけど何気なく。
こういうのが、恋心の芽生えなのかなぁ。 (遠い目)
とても素敵なものを見せてくれて有り難う。(遠い目)
この子たちの将来を温かく見守っていきたくなりました。
◇最後に
エンディングが、出演した子どもたちの紹介映像でした。
みんな良い表情していて、ほっこりしながら観てました。
最後は唯士クン。
" ふあぁ "
大あくび。そしてお終い。
なんか いいな。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
認知された高揚感は危険
主人公の男の子が気になる女の子に近づきたくて環境問題に関心を持つようになるお話。恋する気持ちって、いろんなことの原動力になるよな。なんて思いながら観ていたら、彼らの環境問題に対するアクションがどんどんエスカレートしていく。
何かを成し遂げたって感覚と、誰かに注目されたって感覚による高揚感は危険だ。強いモチベーションを生むことになるが、そのことが目的化してしまうと本来の目的を歪めていく恐れもある。全く違うことだが、あさま山荘事件を起こす連合赤軍をモデルにした「レッド」という漫画を思い出した。たとえ小学生であっても、大人の世界と似たような思考になってしまうのかもと想像すると結構怖かった。
それにしても少女は少年よりも早く大人になり、いざという時に肝が座る。なんてしたたかで移ろいやすいのか。ラストで三宅さんが見せる表情と発言に対して、意味が分からず戸惑う主人公・唯士の表情が男女の違いを象徴的に表していた。
そして親や教師の描き方も面白い。普通に見えて、少しずつ変なところがあるという手法。蒼井優も瀧内公美も素晴らしい存在感だった。子どもたちをアップに撮ったシーンが多めに映し出されるのも少し新鮮だった。ともすると説教臭くなりそうな内容を、あくまで「普通の」子どもたちの日常としてサラッと描く。クライムサスペンスではなく、あくまで子どもたちの成長物語(のように思える)なのがいい。なかなかすごい監督だな。
大人と子どもの世界の接点
カーボンニュートラルに目覚めたおませな心愛。大好きな心愛の気を引きたい一心で彼女とつるむ唯士。ただいたずらをしたいだけで彼らと行動をともにする、けんかっぱやい陽斗。この三種三様のキャラで、環境問題は大人が悪いと連呼して、カーボーンニュートラルごっこをおっぱじめる。この穢れなきいたずらが、周囲の大人を巻き込むことになり、彼らと彼らの母親たちは、学校に呼びつけられ、校長と担任から説明を求められる。
このシーンが、大人と子どもの世界の微妙な接点。親、子ども、教師のそれぞれの立ち位置なり姿勢が露呈され、社会の縮図と化す。本当は先ずは自分の非を認めて、親も子も謝ることから始まるはずなのに、お互いけん制し合って突如大人の世界が発動する。誰がそそのかしたのか。自分は悪くない。真実に目をそむける。大人の世界の「逃げ」が、子どもの世界に伝播する怖ろしい瞬間。
その中で、なぜ事に至ったかを、親から指図されたでもなく、恥ずかし気に、けれど自分の言葉で、そして大人、子どもが雁首をそろえる中、か細い声で絞り出すように、ただひとつ放たれた、「ごめんなさい」
世界は、けっしてこの小さき英断に味方するとは限らない。でも……。感極まって涙があふれた。
結局のところ”大人“がいなかった。
始まってすぐと終わりの方の呼び出しくっての話し合いぐらいかな?笑えたのは。
これは立ち位置で評価が変わるよね。
理由はともあれ子どもはいつも”真剣“なのです。
知ってしまった自分たちの未来が危ういのを。
出来ることはなにか?小さな事しか出来ないからテロじみた事でも何でも手に染めるのです。
“それ”を利用して色々と自分の物にしようとする汚い大人たち。
でも何もしないよりはマシ。
そんな世界を小さな画面から流れてくる現代。
身近なおとなは何もしてくれないし正面から向き合って考えてもくれない。
はいはいわかったわかった。無理なんだから無理。の一点張りだったりするわけだ。
希望も未来も見えない時代を親から子へ、子から孫へさらにその先へ………負の遺産とも取れる問題を処理する事も対策や自分たちに出来ることも何もせず。
ずっとですよ。ずっと。
文明が発展するにつれ増えてくる問題を人任せに見なかったこと知らなかったことにして便利さや恩恵だけを受け流されてゆくおとなたち。
真剣な眼差しの子どもたちにきちんと向き合う大人になりませんか?
子ども嫌いは注意
『Playground/校庭』とか『中山教頭の人生テスト』とかを最...
小学生らしいかわいさ
ゆいしくんがとても自然で、自分もクラスメイトであの空間にいてるようだった。
小学生ならではの恋心にキュンとする。好きな女の子の気をひきたい一心での行動が可愛い。
蒼井優さんがとても良い感じのお母さんで出ておられ、小学生の居てる家庭の雰囲気がリアルで良かった。
大人も昔は子供。
子供の頃のピュアな気持ちはいつのまにか忘れて、環境破壊について分かってはいるけど楽で快適な生活を選ぶ。
小さなことからコツコツとでもしないとね。
子役の演技力!!終わり方も秀逸
児童映画の新たな傑作
小学生が環境活動に乗り出すというあたりが、いかにも現代的という感じがするが、本作は決して意識高い系の社会派作品ではない。彼らの環境活動は大人に対する反発を示す一つの”素材”に過ぎず、それを通して児童映画を創ろうとした所が面白いと感じた。これが環境保護意識が高い欧米ならストレートな社会派作品になっていたかもしれない。
実際、唯士、心愛、陽斗は過激な環境活動にのめり込んでいくが、本気で地球環境のことを考えているのは心愛だけで、唯士も陽斗もそれほどポリシーを持っているわけではない。唯士は大好きな心愛に近づきたいという下心から一緒に行動を共にしているだけだし、問題児の陽斗は単に騒ぎを起こしてストレスを発散したいだけのように見える。この辺りは如何にも子供らしくて微笑ましく観れた。
また、本作はロマンス映画としても大変よく出来ていると思った。
唯士は心愛のことが好きで、彼女に近づきたくて環境問題について色々と勉強をする。その”いじらしさ”に思わず頬が緩んでしまうが、残酷なことに心愛は陽斗に好意を寄せている。ここに男二人女一人の微妙な三角関係が生まれる。唯士の想いは心愛に伝わるのか?この三者の絡みはその一点で最後まで面白く観ることが出来た。
映画前半はそんな微笑ましいテイストが横溢するが、後半から彼らの環境活動が過激さを増していき徐々にシビアなトーンになっていく。
本作は唯士たちにはっきりと”戒め”を提示している点も注目に値する。何事もそうであるが、自分の意見を一方的に振りかざす行為は、時として批判の対象に晒されるものである。大切なのは対話であり、唯士たちは今回の件でそれを学んだのではないだろうか。そういう意味で本作はイニシエーションドラマとしてもよく出来ていると思った。
終盤はいい意味で期待を裏切られた。何と言っても、心愛の母親を演じた瀧内公美の存在が大きい。シーンにヒリつくような緊張感を持ち込み、児童映画から一転。大人の目線で観れる映画へと鮮やかに転調させている。これには恐れ入ったという感じである。
ラストは少し楽観的過ぎるという気がしなくもないが、未来への希望を託した…ということで好意的に捉えた。
監督は「そこのみにて光輝く」の呉美保。子役の演出は難しいというが、唯士を含めた子供たちの演技の何と活き活きとしたことか。活舌の悪いセリフ回しも何のその。ナチュラルな演技に感心してしまった。呉監督の演出の賜物であろう。
また、カメラは子供たちの目線に設定されていて、手持ちが多い。画面が活気に満ちていて、まるで唯士たちと一緒に走り回っているような、そんな感覚を覚えた。特に、中盤のビラ貼りのシーケンスは躍動感に溢れていて素晴らしい。
後半からは一転、シリアスなトーンに合わせてカメラも固定される。これもよく計算されていると思った。
苦しくなった
映画の温度感がよく分からなかった
おもしろかった
嶋田鉄太くんが、朝山家のドラマに出ていて、その演技がうますぎて、鉄太くんが主役のこどもの映画がやるという事で、ぜっっっったいに見たいと思って、見に行きました。鉄太くんも、素晴らしいけど、味元くんや、瑠璃ちゃんも、本当に素晴らしくて、あと、生き物係のそうまや、メイちゃんも、本当に大好きすぎる☺️最近の子は、演技が自然で、すごいなって思う。味元くんは、昔、私が好きだった男の子に似ている。とにかく顔がカッコ良い。舞台挨拶とかを拝見するかぎり、逆の性格なのかな?って思うが、そこが、才能なんだなって感じる。子供たち中へ、自然と入っていき、いろいろとやらかす?感じが心愛が好きになる気持ちが分かりすぎる。秘密基地へ行ったら、3人をキレキレな仕切りでいろいろと指示を出していく。その、3人のパワーバランスというか、細かな演技に見えない演技が、小さい頃の、子供の人間関係をとても思い出した。
瑠璃ちゃんは、環境問題に、傾倒した、小学生にして、ここまで入れ込む事ができる女の子は、そうそう居ないと思った。その背景を考えると、少し切なくなる。牛が、小学校に来ても、ひるまない凄さ。私なら、自分のやってしまった事に、怖気付き過ぎて、結局は、中途半端になるだろうと思う。
そして、その子を演じる瑠璃ちゃんの凄さ。やっぱり才能だなと思う。
鉄太くんは、朝山家では、発達に課題のあり男の子を演じていたから、映画でも、そういう演技なのかなと思ったら、ナチュラルさで、終始ふつうの子として、引っ張っていく。感嘆した。特段、キャラとして目立つわけでもないが、細やかな表情。特に、保護者会で、お母さんの蒼井優さんが、部屋に入ってきた時、お母さんが、本当にやったの?みたいな表情で、鉄太くをの顔を覗き込む。その顔を見返す時の表情、あぁ、本当にやったんだなって言うお母さんの表情、全て、セリフがなくて、親と子の気持ちだけの演技、リアルすぎる。
保護者会での、鉄太くんの、誰から言い出したのかとか、問われる時、細かな頷き、覚えがありすぎる気持ち。それを演技としてやれてしまう事。すごいなと思う。
味元くんは、実は小さな弟が2人もいる事、そして、多分お母さんは、大変だろうという事。味元くんの、バックグラウンドが、こうだったんだって保護者会で、わかって切なかったこと。泣きじゃくる気持ち。
瑠璃ちゃんの、保護者会での、落ち着き。お母さんに責められる気持ち。赤ちゃんの時は可愛かったんですよ。どんぐりとか、たくさん持ってきて。それを耳に入れられる子供の気持ち。あのお母さんの気持ちも分かってしまう。小さなタトゥーをしていたけれど、していなくても、ああいう気持ちになるお母さんの気持ちがわかる。でも、瑠璃ちゃんは、泣きながらグレタさんの英語のスピーチを言い続ける。あぁ。泣。
鉄太くんの、お母さんも、子供の自己肯定感を上げるために凄く頑張るお母さんだ。それも、分かる。私も一生懸命にやっている。でも、1人の子供を育てるって、最後に、鉄太くんのお母さんが、行くよーって声を掛けてくれるところを見ても、カバー出来ない、大人が見ようとしない部分や、見切れない部分があるのだなと思った。
蒼井優さんの、お母さんは、良いお母さん代表の役なのかなって思ったけど、本当は、色んな角度から、みんな、一生懸命にやっている、ただそれだけだと思う。
先生も、こういう先生いそうだなと思った。
鉄太くんが、先生が撮影中に本気で怒ったエピソードを喋っていたが、すごく面白かった。怒っちゃったんだなと思った。
個人的に、そうまくん、大好きだ。キャラもかわいい。鉄太くんが、もしかしたら犯人かもしれないと思ったときの、微妙な演技。いきもの係の仕切り。面白すぎる。
駄菓子屋のメイちゃん、普通にキャベツ太郎を食べる。メイちゃんの表情かわいい。
ウシは悪くない
唯士役の嶋田鉄太はふつうの子ども役だが、ふつうの子役ではない。
すっとぼけた演技や図書館で心愛ちゃんに近づいて、環境問題に興味があるふりをする落語家風のセリフまわしもあり、三遊亭好楽師の孫か???と思ったほど。
若干10歳にして立派な性格俳優。
彼の持ち味をいかんなく発揮できる映画やドラマをもっと沢山見たい。
落語家にもなれそうなイイ顔だ。
有村架純のちひろさんに出ていたあの少年だったのか〜
ちひろさんでは豊嶋花ちゃんと、今回は長峰くみちゃんとのシーンがとても微笑ましかった。
最後の15分、瀧内公美が出てくると怒涛の展開になり、三者三様のこの親にしてこの子ありを堪能させていただいた。
なかなか深い。
瀧内公美の演った母親役は元ヤンのハマの高級クラブのママか?
キン◯マがちぢみあがりそうだった。
国宝で最後に出てくるカメラマン役なんかより、瀧内公美はこうゆう奔放な役が絶対いい。
もう一度小学生に戻ってやり直せるなら、どんなタイプの女の子にアプローチするのがいいのかと考えこんでしまった😎
小学生のリアル
唯士を演じた嶋田鉄太くんが素晴らしかった。
彼の演技ですべて成り立っている作品と言ってもよい。
もちろん心愛役の瑠璃ちゃんも素晴らしいし、
もうひとりの女の子、長峰くみちゃんがとてもいいキャラ
で、癒される。
話としても心愛が好きな唯士は、彼女に好かれたくて
環境問題にイタズラを手段として取り組むのだが、
背中を押した存在が陽斗(味元耀大くん)であり、
加速度的にイタズラをしていく。
当人たちは至ってまじめに取り組むのだが。
唯士が心愛を「心愛」と呼んだ時に、
心愛が「あ"心愛?」とツッコむところは秀逸だった(笑)
唯士の母を蒼井優が演じているが、
夫との関係が微妙な中、唯士を大切に育てているのが
わかるし、コミュニケーションも絶妙だ。
唯士がいかにいい子に育ったがよくわかる母親像だ。
その対比が瀧内公美演じる心愛の母親だ。
毒親寸前だと言ってよいだろう。
それにしても学校の先生も超大変だ。
ましてやこんなイタズラをされたら尚更だ。
それを風間俊介が非常に巧みに演じていて好感が持てた。
ラストの心愛による声にならない
唯士への「I LOVE YOU」にグッときた。
※パンフレットで確認したところ、はう、であ、ゆぅ。
全然違った(笑)
現代小学生のリアルがここにある。
クスッと笑えるシーンが多々あるが、
リアルすぎて笑えないこともしばしば。
それが、ふつうの子どもなのであろうと感じる。
なんと言っても本作は嶋田鉄太くんの演技に尽きる。
そこを見事に引き出した呉美保監督は天晴である。
呉美保監督作品は、リアルで、それでいながらドキュメンタリー的な第三者的な映像ではなく、もう一歩登場人物に踏み込んだ当事者的な目線で描くのが魅力的。
これは、令和版「小さな恋のメロディ」だね。
主演の嶋田鉄太くんは、ドラマ「それでも俺は、妻としたい」や「こんばんは、朝山家です。」でリアルな演技をしていた子役。上記の演技は、演技とは思えない素の感じである意味すごかった。
で、今回、とても素直に彼の良さが出ていた。
呉美保監督は、いつものようにとてもリアルな世界を構築する。
彼女の監督作品はどれも、リアルで、それでいながらドキュメンタリー的な第三者的な映像ではなく、もう一歩登場人物に踏み込んだ当事者的な目線で描くのが魅力的。
今回も同様に、子どもたちの世界をリアルに楽しく描く。
「禁じられた遊び」のように、大人からは非難される行動をするのだが、その動機が当事者三人とも三様でそれがまた面白い。彼女、彼らの真剣さがちょっと強烈だし、大人から非難されてしまう。
なぜそのようなことをしたか。当事者の保護者を集めて、学校で話し合われるが、首謀者の女の子は、純粋に地球温暖化のための活動なのが、主人公の鉄太くんは、好きになってしまった彼女のために行ったと。それがとてもいい。
もうそれだけで、この映画の結末は気持ちよく終われた。
保護者役で滝内公美が出てくるが、彼女が出てくるだけで、画面をさらってしまう。
毎度のことながら、強烈でうまく使わないと浮いてしまう存在。今回はギリギリ良かった。
(高学歴の保護者で、先生を批判するのは、最近のPTAではアルアルだし。)
とても楽しい映画だった。呉美保監督は、また瑞々しい傑作をものにした。
そうそう、これがふつうの子どもだよね。 、、、って思ってたらどこが...
等身大の子供たちによる、普通じゃない一作
『ハルモニ』(2003)、『そこのみにて光り輝く』(2014)など、多数の作品で高い評価を得てきた呉美保監督による、小学校を中心とした世界を描いた作品です。
登場人物の多くは団地の住民であり、自宅、学校、遊び場、農場、などなど、ある程度領域の定まった生活環境で錯綜しつつ日常を送っていく様を見るだけでも楽しく、もちろん「子供映画」なのですが、同時に「団地映画」としても観ることができます。
主人公の上田唯士を演じた嶋田鉄太はもちろん、どの小学生の俳優たちも、もちろん演技がうまいんだけど芝居じみたところはなく、まるで彼らの日常に溶け込んでいるかのような描写は、時に微笑ましくも驚かされます。
いかにも一人っ子的な独白の多い唯士、使命感は強いが自身の独善さに気が付くほどには成長していない三宅心愛を演じた瑠璃、そしてクラスに必ず一人はいるような腕白少年でありながら…という、ある種最も複雑な人間像を備えた橋本陽斗を、その動きだけで表現してみせた味元耀大、など、彼らのはつらつとした演技が目を引きますが、同時に、彼らよりも少ない登場場面だけでそれぞれの個性、家庭像を表現して見せた、蒼井優を始めとした親世代の俳優たちのすばらしさも際立っています。
本作を団地映画としてみるなら、『イノセンツ』(2023)も少し雰囲気の似た北欧映画として比較してみると面白そう(起きる事態は本作と比べてシャレにならない度が桁違いなんだけど)。
あるいは本作と同様、小学生の子供たちに密着した、山崎エマ監督によるドキュメンタリー映画『小学校~それは小さな社会~』(2023)と見比べてみるのも楽しそう。本作はこの、『小学校~』に対する一種の回答のようにも見えたんだけど、実際どうなんでしょう?
全154件中、61~80件目を表示













