大手キャリアと比較して通信費が割安な格安SIM。ドコモから格安SIMへの乗り換えを検討しているものの、デメリットはないのか、スムーズに手続きできるのかなど、さまざまな疑問が生じてしまい、一歩踏み出せていない人も多いでしょう。
本記事では、ドコモから格安SIMに乗り換えて後悔しがちなポイントやメリットを紹介します。ドコモから格安SIMに乗り換える具体的な手順も解説しているので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

大手家電量販店出身で、7,000人以上に携帯電話の販売や通信サービスの契約を担当。主要な通信会社の料金プランや販売機種をすべて把握し、その豊富な知識で店舗販売ランキングにおいて個人表彰もされている。 その後マイベストに入社、携帯電話や光ファイバー回線キャリア・インターネットプロバイダーなどの通信会社を専門に担当しており、格安SIMやホームルーターを実際に回線契約し各社の料金プランや通信速度の比較を行うとともに、モバイルだけでなく10社以上の戸建て・マンション向けの光回線の通信速度・速度制限も調査している。 また通信サービスだけでなく、ファイナンシャルプランナーの視点含めて固定費などの支出の見直しのガイドもしている。
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はじめに、ドコモから格安SIMに乗り換えるデメリットを紹介します。乗り換えたあとで後悔しないために、確認しておきましょう。
ドコモから格安SIMに乗り換えると、通信速度が遅く感じてしまうかもしれません。格安SIMはドコモを含むキャリア回線の一部を借りて提供しているため、キャリアと比べると通信速度が遅い傾向にあります。
2023年6月時点の平均通信速度を比較すると、ドコモは下り132.91Mbps・上り15.36Mbpsですが、格安SIMは下り56.4Mbps・上り11.4Mbpsです。(参照:みんなのネット回線速度(みんそく))
Mbpsとは1秒間に送受信可能なデータ量のことで、下りはダウンロード、上りはアップロードの速さを指します。格安SIMでもwebサイト閲覧やSNSなどの使い方であれば基本的に問題ないですが、高画質の動画をダウンロードするときなどはストレスを感じる可能性もゼロではありません。
特に、お昼や通勤・退勤時間は多くの人が利用するため、回線が混雑し、繋がりにくくなることも。通信速度が遅いと感じるときは、一定時間空けてみるなどの対応が必要です。
ドコモを解約し他社に乗り換えると、@docomo.ne.jpのキャリアメールが使えなくなります。各種サービスにキャリアメールで登録している場合は、事前に変更手続きを済ませておくとよいでしょう。
解約後もドコモメールを利用したいなら、解約後31日以内にドコモメール持ち運びサービスを申し込んでください。ただし、330円(税込)の月額利用料がかかるので、乗り換えを機にフリーメールへ切り替えるのがおすすめです。GmailやYahoo!メールなどであれば、スマホの契約先や機種を問わず無料で使えます。
ドコモから他社に乗り換えると、家族割引やほかのサービスとのセット割が使えなくなることも覚えておきましょう。
例えば、みんなドコモ割やファミリー割引などは、ドコモを解約すると適用されません。家族でドコモを使っている場合は、割引額が減ったり、無料通話ができなくなったりするので特に注意してください。
ドコモの光回線やホームルーターなど、ほかのサービスを利用している場合は、1回線あたり最大1,100円のセット割が適用されています。格安SIMに乗り換えることでセット割がなくなり、むしろ通信費が高くなってしまうケースも少なくありません。通信費の節約を目的に乗り換える場合は、割引を含めた料金で比較することが重要です。
乗り換え先によっては、所有している端末を使用できないかもしれません。
各回線には、バンドと呼ばれる周波数帯が割り振られています。例えば、LINEMOの4Gに割り振られているバンドは、Band1・Band3・Band8・Band11・Band28・Band41・Band42です。LINEMOに乗り換える場合、所有している端末が上記のバンドに対応していなければ、使用できないことがあります。
各通信事業者で利用できる機種は、公式サイトで公開されているケースがほとんどです。端末を買い換える予定がない人は、動作確認済み端末の一覧を必ず確認しておきましょう。
次に、ドコモから格安SIMに乗り換えるメリットを紹介します。乗り換えを迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
ドコモから格安SIMに乗り換えると、月額料金が安くなる場合があります。ドコモは安いプランでも月額基本料金3,465円(税込)ですが、格安SIMだと数百円から利用可能です。
ただし、ドコモで家族割やセット割などが適用されている場合には、格安SIMに乗り換えることで通信費が高くなってしまう可能性もあります。どちらがお得なのかは、割引適用後の金額を比較して判断しましょう。
契約内容を自分好みにカスタマイズできる点も、格安SIMのメリットといえるでしょう。格安SIMの場合は低価格の基本プランを契約し、オプションを用途に応じて追加していくのが一般的です。
ドコモでも複数のプランは用意されているものの、選択肢はある程度限られてしまいます。一方、格安SIMの場合は、データ容量の拡張や電話かけ放題などのオプションが幅広く用意されているため、自分の使い方に適した細かなカスタマイズが可能です。必要最低限の機能だけを追加することで、スマホ代を大きく抑えられます。
一般的にドコモからドコモ回線の格安SIMに乗り換える場合は、SIMロックがかかっている端末でも解除の手続きは不要です。ドコモ回線の格安SIMには、mineo・OCNモバイルONE・BIGLOBEモバイル・IIJmio・QTmobileなどがあります。
そもそもSIMロックとは、自社端末をほかの回線で使用させないための仕組みです。同じ回線同士の乗り換えであれば、基本的にSIMロックの有無は影響しません。
なお、webや店頭でSIMロックを解除すれば、ドコモ以外の回線を使った格安SIMでも利用可能です。2021年10月以降に発売された端末であれば、はじめからSIMロックがかかっていないことも覚えておきましょう。
ドコモから格安SIMに乗り換える際に、解約金の支払いは不要です。従来は契約更新月に乗り換えなければ、高額な解約金が発生していました。しかし、2021年10月1日にドコモの解約金制度は廃止されたので、いつでも好きなときに乗り換えられます。
電話番号を引き継ぐためのMNPも無料で発行できるので、乗り換え時の費用負担は基本的にありません。ただし、端末を分割購入している場合には一括清算しない限り、請求され続けるので注意しましょう。
続いて、ドコモから格安SIMにMNP転出で乗り換える方法を解説します。MNP予約番号を使って乗り換えれば、電話番号をそのまま引き継げるのでぜひ参考にしてみてください。
まずは必要に応じて、SIMロックを解除しておきましょう。SIMロックがかかっている端末で、ドコモ回線以外の格安SIMに乗り換える場合は、解除の手続きが必要です。
SIMロックの解除はwebで手続きすれば無料です。電話もしくは店舗だと、3,300円(税込)の手数料がかかるので注意してください。
webの場合、My docomoにログインし、「ドコモオンライン手続き」>「SIMロック解除」から申込みましょう。
電話の場合、ドコモの携帯電話からなら局番なしの「151」でつながります。受付時間は9:00〜20:00で年中無休、通話料無料です。
店舗で手続きする場合は、ドコモショップ検索から来店予約しておくと、待ち時間を短縮できます。
なお、2021年10月以降に販売された端末には、SIMロックがかけられていません。SIMロックの有無がわからない場合は、端末の設定画面から確認してください。iPhoneなら「一般」「情報」の順に進み、「SIMロックなし」と表示されていれば問題ありません。Androidの場合は機種によって確認方法が異なりますが、「端末情報/デバイス情報」から確認するのが一般的です。
webでMNP予約番号を取得する場合は、dアカウントでMy docomoにログインし、「お手続き」>「携帯電話番号ポータビリティ予約(MNP)」から手続きしてください。
なお、2023年5月24日からワンストップ方式がスタートしました。ワンストップ方式に対応している通信事業者への乗り換えであれば、ドコモでMNP予約番号を取得しなくても、乗り換え先での手続きのみで済ませられます。ただし、一部の通信事業者に限られるので、乗り換え先の公式サイトなどを確認してください。
続いて、取得したMNP予約番号を申告し、乗り換え先で契約します。MNP予約番号を使って契約すれば自動的にドコモは解約されるので、別途手続きは不要です。
申込みには、本人確認書類やクレジットカード・口座情報などが必要なので事前に用意しておくとよいでしょう。受付がオンラインのみとされている場合も多いので、手続きに不安がある人は店舗がある格安SIMを選んでください。
なお、MNP予約番号の有効期限は15日間です。事業者によっては、必要な残り日数が決められている場合もあるので、MNP予約番号を取得したら早めに契約手続きを行いましょう。
申込み後数日で、SIMカードが自宅に届きます。SIMカードを受け取ったら、新しい回線の開通手続きを行いましょう。
開通手続きは、webで申し込んだり、専用の電話番号に連絡したりする方法が一般的です。ただし、会社によって手順が異なるので、同梱されている説明書を見ながら作業を進めてください。eSIMの場合は、発行完了メールを確認しましょう。
開通手続きは数分で完了することがほとんどです。新たな回線に切り替わった時点で、古い回線は使えなくなるので注意してください。
受付可能時間も事前に確認しておくとよいでしょう。夜に手続きをすると、翌朝まで開通を待たなければいけないケースもあります。
開通手続きが終わったら、端末のSIMカードを入れ替えましょう。
端末の電源をオフにし、SIMピンでSIMトレイを開けて入れ替えてください。SIMトレイは端末の側面、もしくは背面にあることが一般的です。SIMピンは端末購入時に付属していますが、安全ピンなどでも代用できます。
SIMカードを入れ替える際に、表裏や向きを間違えると正常に認識されません。角の切り欠きを確認しながら作業するのがコツです。
最後に、APN設定をして乗り換え完了です。APNを設定することで、新しい回線を使えるようになります。設定方法は、iPhoneとAndroidで異なるのでそれぞれ確認しましょう。
まず、iPhoneをWi-Fiに接続し、APN構成プロファイルをダウンロードしてください。プロファイルは公式サイトなどで公開されています。次に、設定画面に表示される「プロファイルがダウンロードされました」をタップし「インストール」で設定完了です。
機種や乗り換え先の通信事業者によっては、APNが自動で設定されることもあります。SIMカードを入れ替えたあとにWi-Fiをオフにしてモバイル通信ができれば、特別な設定は不要です。
Androidの場合、APNの設定手順は機種によって異なります。ここでは一般的な操作方法を解説しますが、詳細は取扱説明書などを確認してください。
まずは、Wi-Fiをオフにしましょう。次に、設定画面を開き、「ネットワークとインターネット」「モバイルネットワーク」「アクセスポイント」の順に進みます。新しく契約した通信事業者名が表示されるので、選択すれば設定完了です。
通信事業者名が表示されていない場合は、手動で追加しなければなりません。メニューの「APNの追加」から必要項目を入力しましょう。APNの追加に必要な情報は、各公式サイトなどで確認できます。
なお、使用している機種や乗り換え先によっては、APN設定が不要なケースもあるので、公式サイトで具体的な手順を確認しておきましょう。
ドコモから格安SIMに乗り換えるときには、提供プランや通信速度、料金などをしっかりと比較検討しましょう。無駄なく、快適にスマホを利用するためには、自分の用途に応じた格安SIMを選択することが大切です。
しかし、格安SIMの種類は多岐にわたるため、どれを選んでいいのか迷ってしまう人もいるでしょう。以下の記事では、おすすめの格安SIMをランキング形式で紹介しています。失敗しないため選び方も解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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