銃の引き金を引こうとした瞬間思い出した「はじめての銃」を選んだとき/東出昌大
これほど人間らしい生き方をしている人はいないのではないだろうか。現在、猟師免許を持ち、北関東の山間部で狩猟生活をしながら役者業をしている現役ハンターの東出昌大が実体験をもとに綴るSPA!の人気連載を公開。山での豊かな生活を送る東出昌大が 前回に続いて、季節到来したコール猟について述べていく。(以下、東出昌大氏による寄稿)
繁殖期の雄鹿を鹿笛で近くまで寄せ、今まさに引き金を引こうとする寸前、自分が抱えている銃は獣に向けて初めて使うのだと気付いたところまで書いた。今回はその話の続き……と言いつつ、男の子しか興味のない鉄砲の話を主に書く。まぁ、SPA!だし、どうせ野郎しか読んでねぇからいいだろう。何卒、ご容赦ください。
狩猟を始める前に鉄砲を選ぶ際、何を基準に選んでいいのかわからなかった。幼少期の夏祭りの屋台で、クジを引いては「あそこに飾ってある、黒くて長いエアガンが欲しい」と思うくらいには元々銃器に興味があり、猟銃のカタログを開いた時も同じ感覚で、見た目の好きなやつを欲しいと思った。しかし、実際に狩猟で使うには、鳥撃ちか、四足獣か、熊狙いか、その猟に合った銃を選ばねばならない。
1988年、埼玉県生まれ。’04年「第19回メンズノンノ専属モデルオーディション」でグランプリを獲得。’12年、映画『桐島、部活やめるってよ』で俳優デビュー。現在は北関東の山間部で狩猟生活をしながら役者業をしている

東出昌大


