MacでIPアドレスを確認(コマンド、システム設定)
MacでプライベートIPアドレス(ローカルIPアドレス)およびパブリックIPアドレス(グローバルIPアドレス)を確認する方法を紹介する。
ターミナルからコマンドで、または、システム設定から確認できる。
WindowsでIPアドレスを確認する方法については以下の記事を参照。
- 関連記事: WindowsでIPアドレスを確認
プライベートIPアドレスをコマンドで確認
ipconfig getifaddr
コマンドにインターフェース名を指定すると、そのプライベートIPアドレスを確認できる。
通常、Wi-Fiインタフェースはen0
であることが多いため、ipconfig getifaddr en0
とする(環境によって異なる場合もある)。
$ ipconfig getifaddr en0
192.168.XXX.XXX
プライベートIPアドレス以外の詳細情報を確認するにはifconfig
を使う。
$ ifconfig en0
...
有線接続の場合はインターフェース名(en0
の部分)を変更する。
networksetup -listallhardwareports
でネットワークサービスを一覧表示できるので、対象のネットワークのDevice
の値を確認してipconfig
やifconfig
で指定すればよい。
$ networksetup -listallhardwareports
Hardware Port: Wi-Fi
Device: en0
Ethernet Address: XX:XX:XX:XX:XX:XX
Hardware Port: Thunderbolt 1
Device: en1
Ethernet Address: XX:XX:XX:XX:XX:XX
...
プライベートIPアドレスをシステム設定で確認
macOS Sequoia(バージョン15.4.1)では以下のようにシステム設定からプライベートIPアドレスを確認できる。
システム設定
>ネットワーク
> 対象のネットワークを選択 >詳細
>TCP/IP
タブ >IP アドレス
バージョンによって細かい部分は違うかもしれないが、対象のネットワークの詳細情報に記載されているはず。
システム設定は画面左上のアップルメニュー(リンゴマーク)から起動可能。古いバージョンでは「システム設定」ではなく「システム環境設定」の場合がある。
グローバルIPアドレスをコマンドで確認
アクセスするとグローバルIPアドレスを表示するWebサイトがある。例えば以下はAWSが運営するサイト。
ターミナルでcurl
コマンドを使ってグローバルIPアドレスを確認できる。
$ curl checkip.amazonaws.com
XXX.XXX.XXX.XXX
なお、checkip.amazonaws.comはX-Forwarded-For
ヘッダーがあるとそちらのIPアドレスを返す仕様なので、細かい検証用途では要注意。
- amazon web services - Under what circumstances does checkip.amazonaws.com return multiple addresses? - Stack Overflow
- checkip.amazonaws.com のレスポンスはX-Forwarded-For ヘッダーがあればX-Forwarded-For ヘッダーのIPアドレスになる | DevelopersIO
$ curl checkip.amazonaws.com --header "X-Forwarded-For: 0.0.0.0"
0.0.0.0
例えば以下のサイトはX-Forwarded-For
ヘッダーに影響されない。
$ curl ifconfig.io
XXX.XXX.XXX.XXX
$ curl ifconfig.io --header "X-Forwarded-For: 0.0.0.0"
XXX.XXX.XXX.XXX