イスラエル、ハマスから人質の遺体受け取る 重機による遺体捜索の支援も
(CNN) イスラエル当局は27日、イスラム組織ハマスから引き渡された人質の遺体を受け取ったと発表した。
イスラエル軍(IDF)と国内諜報(ちょうほう)組織「シンベト」は共同声明で、遺体はテルアビブの国立法医学研究所で正式に身元確認が行われると説明した。家族への連絡が済むまで、身元についての臆測は控えるよう求めた。
これに先立ち、ハマスは遺体をパレスチナ自治区ガザ地区北部で赤十字国際委員会(ICRC)に引き渡していた。
この遺体が人質のものであると確認されれば、停戦合意の一環としてハマスが引き渡した死亡した人質は計28人のうち16人となる。残る12人の遺体は依然ガザにあるとみられる。
以前の交換の際には、1人の遺体が人質ではなくガザ出身のパレスチナ人のものだったことが後に判明した。ハマスは意図的ではなく誤認だったと説明している。
人質の遺体返還が停戦合意で定められたよりも遅れていることに対し、イスラエル国内では怒りの声が高まっている。テルアビブの「人質広場」では、残る遺体の返還を求める抗議デモが繰り返し行われている。
今週には、エジプトから重機がガザに搬入され、人質の遺体捜索を支援している。
ハマス側は、入手可能なすべての遺体を引き渡したと主張しており、今後の捜索には「大規模な取り組みと特別な機材」が必要だとしている。
イスラエルの情報当局は、ハマスがすべての死亡した人質の所在を把握しているわけではないと分析する一方、一部については所在を知っているとみている。
米国の上級顧問2人によると、米国は仲介国を通じてハマスから、残る遺体の捜索と返還に全力を尽くすとの確約を得たという。
トランプ米大統領は、ハマスが停戦合意の履行を拒めば、イスラエルのネタニヤフ首相による軍事行動の再開を容認する可能性を示唆している。
停戦発効後もネタニヤフ首相は「戦いは終わっていない」と繰り返しているが、緊張が続く中でも停戦はおおむね維持されている。




