「育成就労」27年4月スタート 政府
政府は26日の閣議で、「技能実習」に代わる外国人材受け入れ制度「育成就労」を2027年4月1日にスタートさせることを決めた。24年6月に成立した改正入管難民法を同日施行する。これに伴い、技能実習は廃止する。
林芳正官房長官は閣議後の記者会見で、労働力不足が国内で深刻化し、国際的な人材獲得競争が激化していると指摘。「技能実習は制度目的と運用実態の乖離(かいり)が指摘されてきた。外国人にとって魅力ある制度を構築し、長期にわたり産業を支える人材を確保していく」と語った。