神奈川の名店巡り　さかくら総本家北久里浜店（横須賀）

　横須賀の老舗和菓子店「さかくら総本家北久里浜店」が「長くなった夏にぴったりの和菓子を」と開発した、「水まんじゅう『ＫＵＺＵ』」（冷凍で販売、１個４５０円）が好評だ。

　本葛（くず）を使用し、味はプレーン、抹茶、マンゴー、梅の４種類。おしゃれなスクエア型のケースに入った姿は洋菓子のよう。白あんの玉（プレーンは黒あん）の上にとろりとした葛を流し固め、色とりどりのペーストでバリエーションを付けた。

　半解凍のシャリシャリ食感がお薦め。冷やっとするが葛なので優しい味わいだ。解けてもプルプルしておいしい。「底のあんこと混ぜながら味わってもらえたら」と常務取締役の坂倉純一さん（４２）。一押しの「梅」は甘酸っぱく、白あんとよく合う。保冷性のあるシックな箱に詰めた「ギフトＢＯＸ」（４個入り、２千円）は手土産に最適。年中販売している点も魅力だ。

　横須賀愛を大切にしながら「横須賀以外の人にもっと知ってもらいたい」と、坂倉さん。京急電鉄キャラクター「けいきゅん」とのコラボなど、さまざまな挑戦を続けている。