標準添付のライブラリの API を調べたいと思っても、http://www.ruby-lang.org/ja/ からは見つけることができませんでした。
しかたなく http://www.ruby-doc.org/ で調べています。
日本人の手によって開発されたプログラミング言語なのに、なぜ他言語 (英語) のほうが充実しているのか理解に苦しみます。
単純に人手がないのか、それとも開発者と支援者の間に (人間性や金銭面、感情的な面などの) 問題があってドキュメントの拡充に支障があるなどの問題があるのか。
自分が調べてみた限りでは、10年近くまえからドキュメントが貧弱だという不満があったようです。
日本語の公式サイトのドキュメントが貧弱なままな背景を教えてください。
既に人的リソースが足りないから、という理由が提示されていますので補足を。
英語の方が充実しているのは英語の方が圧倒的に利用者が多いからです。またRubyやRailsに対する注目が急に高まって追いつかないからです。例えばRailsはRubyユーザの多数を占めていると思いますがアメリカのRailsConf 2007は1200人でRuby会議の数倍規模です。日本ではまだRails単独でカンファレンスが開かれていませんが、それだけのユーザ規模がないからです(と言っても数百人規模でいると想像しますが)
■「RailsConf 2007の定員は1,200人」
http://d.hatena.ne.jp/ogijun/20070206/p2
■「スピーカーやスタッフも含めたRubyKaigiの開催規模は年々拡大しています。2006年は約200名,2007年は約400名,2008年は約600名でした」
http://gihyo.jp/news/report/01/rubykaigi2008/0003?page=3
作者の意識レベルをそのまま反映しているからでしょう。
きっとこの人、空中分解したプロジェクトの後始末をやらされたことがない、幸せなプログラマなんでしょうね。
http://slashdot.jp/developers/article.pl?sid=03/03/14/0258247
ということは、彼個人の人間性に起因するものであって、別に Ruby コミュニティと表に出てこない確執が要因ではないと考えられるということですね。
ちなみに Ruby は便利に使わせてもらっています。
Rubyが日本に普及したのは、「Ruby on Rails」が登場してからのことで、ここ数年前のことだと思います。だから、人的リソースがないからというのもあると思います。「Ruby on Rails」は外国人によって作成されたこと、Rubyの最終的な言語仕様は作者に聞くしかないことがドキュメントを貧弱にさせています。
最近では、Ruby1.9系とRuby1.8系では、互換性がないこと、Ruby1.9の移行に失敗したことにょって、余計に人的なリソースが少なくなります。
あと、Rubyでお金儲けをしようとする日本企業が多いので、情報やテクニックがフィードバックされないとかもありえます。
http://q.hatena.ne.jp/answer
> だから、人的リソースがないからというのもあると思います。
> Ruby1.9系とRuby1.8系では、互換性がないこと、Ruby1.9の移行に失敗した
この辺の影響は大きいかもしれませんね。
私も RoR の登場がなければ、名前だけを知っている開発言語という位置のままだったかもしれません。
その理由のひとつは、旧来のリファレンスマニュアルはメンテナンス困難になっているからです。この問題に対処するためにRubyリファレンスマニュアル刷新計画(通称「るりま」)というプロジェクトが活動しています。どうぞ。
http://doc.loveruby.net/refm/api/
それでも人的資源が不足しているので、早急に結果を求めるのは酷でしょう。
> 日本人の手によって開発されたプログラミング言語なのに、なぜ他言語 (英語) のほうが充実しているのか理解に苦しみます。
Rubyは世界で使われている言語だから不思議なことではありません。現に外国人の開発者も存在します。もはやRubyは「日本人だけの手によって」開発された言語ではありません。
RubyのドキュメントはRDocというソース内埋め込みドキュメントで作成されています。RDocは英語で書かれています。ソース埋め込みということは、ソースコード更新とともにRDocも更新されることを意味しています。そのため、RDocが最新かつ手軽に更新できるドキュメントとなっています。
日本語ドキュメントはRDocとは別個に更新しないといけない上、RDocの書き手≠日本語ドキュメントの書き手なので、日本語のドキュメントの更新が遅くなるのは仕方がありません。
Ruby を使い始めて1年半ほど経過していますが、「http://doc.loveruby.net/refm/api/」の存在を初めて知りました。
> もはやRubyは「日本人だけの手によって」開発された言語ではありません。
これは、id:standard_oneさんがリンクを記述してくれた
>> http://slashdot.jp/developers/article.pl?sid=03/03/14/0258247
>> もはやRubyのもっとも活発なコミュニティは英語によるメーリングリストruby-talkであり
にあることを知りましたし、最近 Ruby の ML で言語間の壁が存在し、ML の自動翻訳の話題を憶えています。ですので、日本人だけで開発されているとは思っていません。(書き方が誤解を招いたようです)
> 日本語ドキュメントはRDocとは別個に更新しないといけない上、RDocの書き手≠日本語ドキュメントの書き手なので、
> 日本語のドキュメントの更新が遅くなる
更新に時間がかかるというのは理解できます。英語でもいいので、日本語の公式サイトにせめて RDoc を置くことはできるとは思うんです。
自分に限っていえば、日本語のドキュメントではなく、メソッドの概要、必要な引数、返り値の内容などがわかれば、後は試行錯誤できると思います。
とはいえ、ドキュメントを充実させようと活動されているのがわかっただけでも、良かったです。
http://www.ruby-lang.org/ja/ から、右のカラムの
「ドキュメント」に行って、真ん中あたりの
マニュアルのところの「リファレンスマニュアル」に行けば、
に到達できます。
さらに下のほうには「新バージョンのリファレンス」として、
すでに紹介のあった http://doc.loveruby.net/refm/api/ にも
行けます。
参考までに。
の存在は知っていました。普通にググルと出てきますよね。
私としてはもっと詳しい API のリファレンスです。欲を言えば、サンプルコードが掲載されていると助かります。
今は、API のリファレンスが掲載されている
http://www.ruby-doc.org/stdlib/
を活用しています。
頑張って
http://perldoc.perl.org/index-functions.html
や
http://www.php.net/manual/ja/
まで充実するとすばらしいと思います。
既に人的リソースが足りないから、という理由が提示されていますので補足を。
英語の方が充実しているのは英語の方が圧倒的に利用者が多いからです。またRubyやRailsに対する注目が急に高まって追いつかないからです。例えばRailsはRubyユーザの多数を占めていると思いますがアメリカのRailsConf 2007は1200人でRuby会議の数倍規模です。日本ではまだRails単独でカンファレンスが開かれていませんが、それだけのユーザ規模がないからです(と言っても数百人規模でいると想像しますが)
■「RailsConf 2007の定員は1,200人」
http://d.hatena.ne.jp/ogijun/20070206/p2
■「スピーカーやスタッフも含めたRubyKaigiの開催規模は年々拡大しています。2006年は約200名,2007年は約400名,2008年は約600名でした」
http://gihyo.jp/news/report/01/rubykaigi2008/0003?page=3
> 英語の方が充実しているのは英語の方が圧倒的に利用者が多いからです。
> またRubyやRailsに対する注目が急に高まって追いつかないからです。
この回答をいただいて、別の疑問が浮かびました。なぜ英語圏のユーザーの方が、日本のユーザーよりも多い背景は何だろうと。
1. 日本のユーザーはメインストリームの言語を利用するだけで、他の言語への関心を持ちにくい
2. 英語圏のユーザーが多いのは、Perl 以外の使いやすい言語を求める下地があった
3. 日本では Ruby で作成した成果物の需要がない(仕事にならない、利用ユーザーが少ないなど)
4. 単純に母集団の大きさが異なるから(「日本語のみで理解でいる Ruby ユーザー数」と「英語を理解できるユーザー数」)
などなど。
カンファレンスに出席をしたいと思うのですが、平日開催のカンファレンスが多いように感じ、出席する都合がなかなかつけられないという個人的な事情があります。
土日開催歓迎!!
> 英語の方が充実しているのは英語の方が圧倒的に利用者が多いからです。
> またRubyやRailsに対する注目が急に高まって追いつかないからです。
この回答をいただいて、別の疑問が浮かびました。なぜ英語圏のユーザーの方が、日本のユーザーよりも多い背景は何だろうと。
1. 日本のユーザーはメインストリームの言語を利用するだけで、他の言語への関心を持ちにくい
2. 英語圏のユーザーが多いのは、Perl 以外の使いやすい言語を求める下地があった
3. 日本では Ruby で作成した成果物の需要がない(仕事にならない、利用ユーザーが少ないなど)
4. 単純に母集団の大きさが異なるから(「日本語のみで理解でいる Ruby ユーザー数」と「英語を理解できるユーザー数」)
などなど。
カンファレンスに出席をしたいと思うのですが、平日開催のカンファレンスが多いように感じ、出席する都合がなかなかつけられないという個人的な事情があります。
土日開催歓迎!!