「図書館の本を片っ端から読んで、とうとう読むものがなくなってしまった」みたいな表現があるけど、さすがに図書館の蔵書を全て読むなんて無理だと思う。本当に読んだのだとしたらすごく小さい図書館なんだろうと思う。もしかすると図書館にある本を全部読んだという意味ではないのかもしれない。自分が読みたい本、読めそうな本、あるいは何かの原理原則に従って選び取られた本の全てを読んだ、という意味である可能性は十分に考えられる。だってそうでもしないと「全部」を読むことは不可能だからだ。どれだけ小規模な図書館でも最低3000冊は蔵書があるだろう。かりに3000冊を1日1冊のペースで読んだとして、約9年かかる計算になる。小・中・高の12年間を使ってようやく読めるくらいだから、初等部・中等部・高等部で全て共通の図書館でもない限り普通に考えてありえないだろうと思う。これが街の図書館になると蔵書数のケタが1つ2つ増えるわ
