米上院保健教育労働年金委員会で証言する保健福祉省のロバート・ケネディ・ジュニア長官=5月20日/Tasos Katopodis/Getty Images/File (CNN) 米保健福祉省のロバート・ケネディ・ジュニア長官は9日、疾病対策センター(CDC)の予防接種実施諮問委員会(ACIP)の全委員17人を解任し、新たなメンバーに交代させると発表した。ウォールストリート・ジャーナル紙への論説で明らかにした。同委員会が「利益相反を抱えている」ことを理由に挙げている。 ACIPはCDCに対しワクチン接種日程や予防接種の必要な対象範囲について助言する役割を担う。ケネディ氏はACIP委員の任命・解任権限を有しているが、全員の任期満了前の解任は前例がない。任期は通常4年。 ケネディ氏は、従来小児科医や疫学者などが務める委員の多くがバイデン前政権の「退任直前に任命された」としている。「今の委員を解任し
