エムアールアイインターナショナルが集めた1300億円を超える資金が失われた疑いが出ている問題で、エムアールアイは新たに勧誘した客から、年間数十億円を集めて、以前からの客への配当に流用していたことが関係者への取材で分かりました。 証券取引等監視委員会は刑事告発を視野に調査を進めています。 東京・千代田区に事務所を置くアメリカの債権回収会社「エムアールアイインターナショナル」は、アメリカの医療関係の事業への投資として、日本の個人客から1300億円を超える資金を集めたとしていますが、関係者によりますと、客の資金を管理するアメリカの銀行口座には、資金はほとんど残っておらず、大半が失われた疑いが出ています。 この会社は、少なくとも2年前から事業を行っていないとみられていますが、この間も複数の経済雑誌に広告を掲載するなど投資の勧誘を続けていました。 関係者によりますと、こうして新たに勧誘した客から集め