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悪質な暴言からスタッフの心を守り,“冤罪”を減らすために採用されたのはAIの合議制だった[CEDEC 2025] ライター:箭本進一 オンラインゲームでは,しばしば悪質なプレイヤーによる暴言(不適切投稿)が問題となる。単純にNGワードをフィルタリングするだけでは,問題のない投稿をNGとする“冤罪”も起こり,これをチェックし続けるスタッフの心も病んでいく。 開発者向けカンファレンス CEDEC 2025では,AIに自動で暴言を摘発させる取り組みに関する講演「『使える!』不適切投稿自動摘発AIモデルを作る - トレーニングデータをどう作成するか」が行われた。 なお,講演で取り上げている事例は,セガに所属する登壇者の経験から再構成されたもので,同社のタイトルとは一切関係ないとのことだ。 左から,村上宰和氏(セガ 技術本部 開発技術部 アドバンストテックスペシャリスト),横島太志氏(セガ コーポレ
スマホ向けハイパーカジュアルゲームの売上は広告が命。面白法人カヤックの新卒4名がわずか1年間で1000万DLを実現するまでの苦労を告白[CEDEC 2025] ライター:稲元徹也 ゲーム開発者向けカンファレンス「CEDEC 2025」の初日となる2025年7月22日,「トライ&エラーでつかんだ1,000万DL 〜新卒が挑むハイパーカジュアルゲーム〜」と題されたセッションが行われた。 登壇したのは面白法人カヤック(以下,カヤック)の鬼頭俊一氏,郭 子靖氏,北村麻奈氏,そして谷川ユウジ氏の4人。カヤックはSNSの広告などでも見られる,シンプルで直感的に遊べる「ハイパーカジュアルゲーム」ジャンルに2019年に参入しており,2024年2月までに全タイトル累計で10億ダウンロードを達成したという。 登壇した4名は2024年に新卒で入社したメンバーで,この1年で彼らが作ったゲームのダウンロード数はなん
「ブループロトコル:スターレゾナンス」,2025年内に日本で正式リリース決定。「BLUE PROTOCOL」と同じ世界観を共有したアニメ調MMORPG 編集部:ルネ X.D.は本日(2025年8月6日),アニメ調MMORPG「ブループロトコル:スターレゾナンス」(PC / iOS / Android)を2025年内に日本で正式リリースすると発表した。 ブループロトコル:スターレゾナンスは,バンダイナムコエンターテインメントとバンダイナムコスタジオの共同プロジェクト「PROJECT SKY BLUE」をベースにした作品だ。 本プロジェクトを基盤としてオンラインアクションRPG「BLUE PROTOCOL」が開発されたのだが,本作も同じ世界観を共有している。 本作は中国で7月17日に先行リリースされており,ついに日本でもサービスを開始する運びとなった。最新情報は,新たに開設された公式Xなどで発
近年盛り上がりを見せるインディーゲーム開発者のキャリアデザインとは。マンガ家が1年の取材を通して解明[CEDEC 2025] 編集部:Igarashi 2025年7月23日,ゲーム開発者向けカンファレンス「CEDEC 2025」にて,マンガ家の新井春巻氏と,ヘッドハイの一條貴彰氏による講演「マンガ家が1年間取材して解明した,インディーゲーム開発者のキャリアデザイン」が行われた。 本講演は,インディーゲーム開発をテーマとしたマンガ「デベロッパーズ」の取材を通して,日本におけるインディーゲーム開発者のキャリアデザインや,ゲーム産業の次世代育成の支援における,現状の分析と業界への期待などを解説するものだ。 近年は「8番出口」や「都市伝説解体センター」など,日本から優れたインディーゲームが次々と登場している。デベロッパーズは,そんな日本発のインディーゲームの盛況から着想を得たそうだ。 そして,デベ
プロが指南する「マーダーミステリー」の作り方。デジタルゲームの元クリエイターが,その構造の面白さやゲームデザインのコツを語る[CEDEC 2025] ライター:稲元徹也 ゲーム開発者向けカンファレンスの「CEDEC 2025」で,アナログゲームである「マーダーミステリー」ジャンルを扱ったセッション「マーダーミステリーのゲームデザイン」が2025年7月23日に開催されたので,その模様をレポートする。 ここ数年で急速に浸透した感のあるマーダーミステリーだが,プレイしたことのない人に,その面白さを伝えるのは非常に難しい。なにぜ謎解きをベースにしたゲームなだけに,同じシナリオは2度プレイできず,詳細に説明してしまうと必然的にネタバレになってしまうからだ。 この講演は,そんなマーダーミステリーの構造について,デジタルの推理ゲームとの違いに着目しながら解説したものとなっていた。登壇したのは,デジタルゲ
クリエイターならば知っておきたい衣服が語る権力と美の物語。「西洋服飾史の流れ(古代〜近世)」聴講レポート[CEDEC 2025] ライター:わさび ゲーム開発者向けカンファレンス「CEDEC 2025」にて,「西洋服飾史の流れ(古代〜近世)」と題したセッションが行われた。本講演では,文化服装学院の専任教授である朝日 真氏によって,紀元前3000年から19世紀の初頭にかけてのファッションの変遷が解説された。 古代エジプトから始まり,古代ギリシア,古代ローマ,ルネサンス,バロック,ロココまでを取り上げた西洋服飾史は非常に盛りだくさんな内容だったため,各時代の主要なトピックを中心にレポートをお届けしよう。 なお,キャラクターデザインの一助となるクリエイター向けセッションではあるが,古代,中世を舞台にしたゲーム好きにも刺さる興味深い内容であったので,歴史ものが好きという人もぜひ目を通してほしい。
AIを使うだけでなく,作ることが日本を変える。さくらインターネットの田中邦裕氏が熱く語った基調講演の詳報[CEDEC 2025] 編集部:荒井陽介 国内最大級のゲーム開発者会議「CEDEC2025」で,さくらインターネット代表取締役社長の田中邦裕氏による基調講演「GX社会におけるデジタルインフラ進化論 〜クラウド×生成AI時代に、開発者が知っておくべき“基盤”の話〜」が行われた。 講演の後半で語られたAI活用による企業成長の部分については,すでにダイジェスト版でお伝えしたが,本稿はその内容も含めた詳報版として掲載する。 さくらインターネットの代表取締役社長 田中邦裕氏 「好きなこと」を続けてきた田中氏が考え方を変えた理由 田中氏がCEDECに来場するのは2回目のこと。前回(2011年)の来場理由は,さくらインターネットの石狩データセンターが「データセンターにおける省電力技術の開発と実運用」
HD-2D版「ドラゴンクエストI&II」,原作になかった新たなシナリオを多数追加。DQIIに新メンバーとしてサマルトリアの王女が参戦 編集部:簗島 スクウェア・エニックスは本日(2025年8月1日),同社が10月30日に発売を予定しているHD-2D版「ドラゴンクエストI&II」(PC / Switch2 / PS5 / Xbox Series X|S / Switch)の最新情報を公開した。 本作は,RPG「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」のその後の世界を描いた「ドラゴンクエスト」「ドラゴンクエストII 悪霊の神々」を1本にまとめたものだ。ドット絵と3DCGが融合したHD-2Dグラフィックスで描かれた世界を舞台に冒険を楽しめる。 本作には,原作になかった新たなシナリオが多数追加され,原作をプレイしたことのある人も新鮮な気持ちで楽しめるという。 「ドラゴンクエストI」では,原作にはい
新作MMORPG「Ragnarok Online 3」,初のフルゲームプレイトレイラーを公開。長寿MMOPRG「ラグナロクオンライン」の正当続編 編集部:或鷹 GRAVITYは本日(2025年7月31日),新作MMORPG「Ragnarok Online 3」のゲームプレイトレイラーを公開した。公式サイトや公式Discordは,英語や韓国語,中国語などに対応しているが,日本語は未対応である。 記事中の画像は公開されたトレイラー(外部リンク)のキャプチャを使用しています 本作は,2002年から続く長寿MMOPRG「ラグナロクオンライン」シリーズの新たなナンバリングタイトルだ。 今回,「すべてのROファンに捧げる」として公開された初のフルゲームプレイトレイラーでは,実際のゲームビジュアルや露天の様子,ウォーロックやアサシンクロス,ルーンナイトなど,さまざまジョブのアクションシーンを確認できる。
合法的に開発された成人向けゲームが曖昧なポリシーによって配信停止される事態に,国際ゲーム開発者協会(IGDA)が警鐘を鳴らす 編集部:或鷹 IGDA(国際ゲーム開発者協会)は本日(2025年7月30日),Steamやitch.ioなどのゲームプラットフォームにおいて,成人向けタイトルを対象としたゲームの配信停止,検索結果からの除外などといった決済システムによる妨害について,声明文を発表した。 声明文はアクセス集中による影響か,509エラー(Bandwidth Limit Exceeded)で接続できない。 Steamでは,最近,「決済代行業者やカードネットワーク,インターネット接続プロバイダの基準に違反する可能性のあるコンテンツを禁止する」といったガイドラインが追加された。これにより,多くの成人向けタイトルが規制されることとなった。 関連記事 Steam,決済事業者などの基準に反するコンテ
「ボコスカウォーズ」がボコスカ感満載のカードゲームに。読み合いと運の揺らぎの両方が楽しい「ボコスカード」プレイレポート[BitSummit] ライター:箭本進一 「ボコスカウォーズ」で知られるラショウ氏が新作カードゲーム「ボコスカード」を引っ提げて,京都市勧業館みやこめっせで行われたインディーゲームイベント「BitSummit the 13th Summer of Yokai」に現れた。 「ボコスカウォーズ」の「王」や「重騎士」「壁」「牢屋」といったキャラクターたちがカードになって登場し,これらの相性を考えて相手の性格を読む力を問われつつ,運にも大きく左右されるという,独特のボコスカ感が楽しい作品だ。 「BitSummit the 13th Summer of Yokai」,PYGMY STUDIOブースの様子 「ボコスカウォーズ」は,1984年にラショウ氏が手掛け,ファミコンを含むさまざ
“俺と同じくらいの強さの奴に毎日会いに行く”を実現するために。「スト6」のVライバルができるまで[CEDEC 2025] 編集部:Igarashi ゲーム開発者向けカンファレンス「CEDEC 2025」の3日目に,カプコンの安原直宏氏による講演「『ストリートファイター6』プレイヤーを模したAIと一緒に楽しみながら成長できる体験のしくみ」が行われた。 本講演は,対戦格闘ゲーム「ストリートファイター6」(PC / PS5 / Xbox Series X|S / PS4 / Nintendo Switch 2)の,プレイヤーを模したAI「Vライバル(まねもんくん)」を通して,プレイヤー同士の対戦を元にしたAIの作成工程や,ゲームへの理解を深めさせ,次回のプレイへとつなげる仕組みなどを紹介するものだ。 ※CEDEC運営事務局からの要請により,このレポートは講演の一部内容を省略したダイジェスト版とな
東京藝術大学,2026年度からがゲーム・インタラクティブアート専攻を新設。豪華すぎる教授陣が求める人物像とは ライター:本丸猫左衛門 東京藝術大学大学院映像研究科に2026年4月より開設されるゲーム・インタラクティブアート専攻の発表会,「藝大がゲーム専攻を作る理由」が2025年7月24日に開催された。 会場となった東京・渋谷404 Not Foundでは,同校の学長である日比野克彦氏を始め,小山順一朗氏,三宅陽一郎氏,八谷和彦氏ら教授陣が登壇し,専攻の詳細やカリキュラムなどの説明が行われた。 東京藝術大学「映像研究科ゲームコース」公式サイト 「藝大がゲーム専攻を作る理由」 東京藝術大学では,2019年から映像研究科にゲームコースが設けられており,さらに遡れば2017年にゲーム学科(仮)展という展示が行われていた。ゲームコースには油画出身から音楽学部出身,プログラミングを学んでいた人まで,さ
アイマス20周年にアケマス初体験! 初代「THE IDOLM@STER」を学マスPが遊び,時代を越えて“アイ”される,原点を知る ライター:つきひ カメラマン:永山 亘 123→ アイマスが20周年ですよっ! 20周年っっ!! 2025年7月26日,「アイドルマスター」(以下,アイマス)がシリーズ20周年を迎えた。20年前……2005年といえば,ニンテンドーDSやPSPが全盛だった携帯ゲーム機時代だ。たぶん「まだ生まれてなかった」という読者すらいるだろう(こういう話をすると,すこし頭痛がする)。 そんな遠い昔に生まれたアイドルゲームが,数多くのシリーズ展開を紡ぎ続けて,今もなおゲーム業界の最先端にあり続けている。 よく考えなくても分かる,とんでもないことである。 アイマスシリーズの始まりは,2005年にナムコ(現バンダイナムコエンターテインメント)が送りだした,アーケード向けアイドルプロデ
西川善司の3DGE:最新の技術やテクニックがてんこ盛りだった「アサシン クリード シャドウズ」のグラフィックスの秘密 ライター:西川善司 アサシン クリード シャドウズ いろいろな意味で話題となったUbisoft Entertainment(以下,Ubisoft)の新作「アサシン クリード シャドウズ」(以下,ACシャドウズ)。GDC 2025で行われた本作のグラフィックスに関するセッション「Rendering Assassin's Creed Shadows」は,筆者が聴講したセッションの中でも,トップクラスに興味深いものとなった。 というのも,ACシャドウズのグラフィックスエンジンは,レイトレーシング対応GPU世代の3Dゲームグラフィックスにおけるお手本,あるいはひとつの到達点とも言うべきレベルにあることが分かったからだ。 そこで本稿では,ACシャドウズのグラフィックスエンジンについて
ゲームの値上げ時代に,プレイヤーは誰にお金を払っているのか ライター:游研社 下記の記事は,游研社(→リンク)に掲載された記事を,許可を得て翻訳したものです。可能な限りオリジナルのまま翻訳することに注力していますが,一部,画面写真などを変更したり,文化的な背景などで理解されづらいものについては日本向けに表現を変えたりしている箇所があります。→元記事 「大げさに言ってるわけじゃなくて,ゲーム業界は大変なんだ」 コンソールゲームの御三家が,ゲームの値上げで暗黙の共通認識を持って進んでいる。 先月は任天堂が率先して,Nintendo Switch 2のローンチタイトル「マリオカート ワールド」に79.99ドル※1という定価を付けた。 マイクロソフトも,今後のファーストパーティゲームを同じ価格帯に全面的に引き上げると示唆※2している。そして最近,SIEの元ワールドワイド・スタジオ プレジデントの吉
ソニー,バンダイナムコの株式1600万株を約680億円で取得。バンダイナムコの作品やサービスをソニーのチャネルで展開 編集部:小西利明 2025年7月24日,バンダイナムコホールディングス(以下,バンダイナムコ)とソニーグループ(以下,ソニー)は,戦略的な業務提携契約を締結し,バンダイナムコの既存株主から,バンダイナムコの株式1600万株を約680億円で取得することで合意したと発表した。 これにより,ソニーはバンダイナムコの発行済み株式総数の約2.5%を保有するという。 両社の発表によると,ソニーによる出資を通じて,アニメ領域を中心に世界中のファンコミュニティの拡大と関係強化に注力するほか,「日本を代表するエンターテインメント企業である両社の強みを融合」(原文ママ)して,IP価値の最大化を図るとしている。 具体的には,バンダイナムコの作品やサービスを,ソニーが保有する映像制作,配信,商品化
2022年以降,Steamに起こった変化とは。“売れる方法”が通じなくなった理由と,2000万円で動き出した試み[CEDEC 2025] ライター:箭本進一 「NEEDY GIRL OVERDOSE」「ロードス島戦記 -ディードリット・イン・ワンダーラビリンス-」をプロデュースしたワイソーシリアスの斉藤大地氏は,2022年以降Steamが変化し,苦戦が続いていると語る。果たして,Steamでは何が起こったのだろうか? 開発者向けカンファレンス「CEDEC 2025」の講演「300万本売ったインディーゲームのプロデューサーだけど、もうSteamでは今までのプロデュースでは限界かもしれない 〜2000万かけてメディアを作ったワケ〜」についてレポートしよう。 CEDEC運営事務局からの要請により,本レポートは講演の一部内容を省略したダイジェスト版となっている。講演ではSteamの変化と海外取材で
「ELDEN RING」の世界はいかに構築されたか。フロム・ソフトウェアが明かす,背景レイアウトの品質と印象を強化する手法[CEDEC 2025] ライター:大陸新秩序 国内最大級のゲーム開発者会議「CEDEC 2025」で2025年7月23日,「背景レイアウトから読み解く,『ELDEN RING』の世界」と題されたセッションが開催された。 このセッションでは,フロム・ソフトウェア 3Dグラフィックセクション 3Dグラフィックアーティストの佐藤秀憲氏と片平怜士氏が,「ELDEN RING SHADOW OF THE ERDTREE」と「ELDEN RING NIGHTREIGN」の背景グラフィックス制作において活用した,印象を強化する背景レイアウトの手法と,その活用事例の紹介が行われた。 本稿では,セッション前半に紹介された背景レイアウト手法についてレポートする。なお活用事例が語られた後半
好きなアイドルやキャラクターなどを指す“推し”。ある人にとっての推しは癒やしであり,ある人にとっては生きがいそのものであるように,応援のスタイルも実にさまざまだ――それが“推し活”である。 イベントに参戦したり,グッズを集めたり,手紙などで想いを伝えたり……そのなかでも,ライブやイベント会場を彩る“フラスタ(フラワースタンド)”には,ここ数年で驚くような仕掛けや装飾が施されたものも登場してきた。推し本人だけでなく,見る人の目も楽しませ,話題を集めている。 本稿では,そうした進化を続けるフラスタについて,“痛車”や“痛バッグ”になぞらえた“痛花”というキーワードで展開する専門店「感動フラワー専門店 Flower's room F(エフ)」の中村佳晴さんに話をうかがった。フラスタがどのように作られるか興味のある人や,これから贈ってみたい人も必見のインタビューを,ぜひ最後まで楽しんでほしい。 「
札幌のベテランたちがエンジンを作り,当時のハイスコアラーが検証を行う「アーケードアーカイブス」開発シーン[CEDEC 2025] ライター:箭本進一 開発者向けカンファレンス「CEDEC 2025」で2025年7月22日に,講演「アーケードアーカイバー/ゲーム開発者の証言と開発資料を配信動画として遺す意義」が行われた。 この講演では,レトロゲーム(クラシックゲーム/オールドゲーム)を現行機に移植する「アーケードアーカイブス」シリーズの開発シーンが初めて明かされ,番組「アーケードアーカイバー」の取り組みが語られた。ここではダイジェストでお届けしよう。 ●「アーケードアーカイバー/ゲーム開発者の証言と開発資料を配信動画として遺す意義」登壇者 ・外山雄一氏(タイトー) ・濱田 倫氏(ハムスター) ・宇出津 和仁氏(バンダイナムコエンターテインメント) 写真左から,宇出津 和仁氏(バンダイナムコエ
ひらがなが書かれた牌で単語を作るボードゲーム「ひらがな麻雀 ひらがじゃん 牌ばーじょん」,Amazonでの再販売を7月24日0:00に開始 編集部:ばしょう NEXTは本日(2025年7月23日),ボードゲーム「ひらがな麻雀 ひらがじゃん 牌ばーじょん」の再販売をAmazonで7月24日0:00に開始すると発表した。価格は4980円(税込)。 本作は,ひらがな×麻雀をコンセプトにした,誰でも楽しめる麻雀風ボードゲームだ。 ひらがなの書かれた牌を使用する本作では,麻雀の要領で牌を引いていき,手牌13個+引いた1個の計14個を組み合わせて,2文字×1個,3文字×4個の計5個の単語を作っていく。自分の番で単語が揃わなければ,1個牌を捨て,次の人に番を譲る。 また7月下旬以降には,大手家電量販店や大手総合ディスカウントストアでも取り扱いが始まるとのこと。 【再販開始!】言葉を揃える麻雀 「ひらがな
このローカライズは僕がやるしかなかったんです――。文字だけの世界を冒険する「文字遊戯」を日本語にした翻訳者に話を聞いた[BitSummit] 編集部:或鷹 ローカライズというのは,その国の文化や価値観にあわせた翻訳のことで,単なる翻訳とは異なる。ことわざや慣用句,ダジャレなどの言葉遊びは,翻訳機にかけても意味を理解するのが難しく,ローカライズの重要性を感じる場面だ。 そんなローカライズだが,素人目にも困難さが分かるタイトルが「文字遊戯」である。 本作は,世界のすべてが文字で構成された世界を冒険する「真なる文字冒険遊戯」(シン・テキストADV)だ。プレイヤーが操作するのは,「我」。 テキストにある文字を切ったり,文字を引っ張って移動させたり,漢字を合体させたり,漢字の部首などを分離させたりして,状況を打開していく。 謎解きの要素が強くあり,例をあげるとネタバレになってしまうのだが,Steam
Steam,決済事業者などの基準に反するコンテンツを禁止。ガイドラインの改定により,一部の成人向けゲームの削除を進行中 編集部:やわらぎ Valveが運営するPCゲーム配信プラットフォーム「Steam」において,決済代行業者やカードネットワーク,インターネット接続プロバイダの基準に違反する可能性のあるコンテンツを禁止するという新たなガイドラインが追加された。 これは,Steamworksの開発者向けポータルにて行われたルール改定によって明らかになったもの。「Steamでは,決済処理会社,カードネットワーク,銀行,ISPなどのパートナーの規定に違反するゲームを公開できない」といった旨の文言が追加されている(※リンク)。 この改定に伴い,近親相姦や性的支配といったテーマを含む成人向けゲームの一部がSteamから削除されているようだ。削除対象となったタイトルの多くは,いわゆる「過激なフェティッシ
ゲーム開発を題材とした新番組「電脳遊戯最高会議」,7月28日より配信。番組から生まれた2タイトルのSteamストアページが公開に 編集部:荒井陽介 フジテレビジョンは本日(2025年7月14日),同社の動画配信サービス「FOD」のオリジナル番組「電脳遊戯最高会議」を7月28日16時より配信すると発表した。 「電脳遊戯最高会議」 (C)フジテレビ この番組は,気鋭のクリエイターによるゲーム開発にスポットを当てたドキュメントバラエティで,“東京の下町にある薄暗い中華料理店の奥に,世界平和のため秘密裏にゲーム制作を続ける機関「電脳遊戯最高会議」が存在する……”という設定で展開される。 議長(MC)を務めるのは,ゲーム好きでも知られる俳優の大和田伸也さん。その命によって短い期間でのゲーム開発に挑むのは,中道慶謙さんとけんきさんの2人となっている。さらに,ゲームの出来をジャッジするエージェントとして
経営はシビアで,夢は儚い。でも,アイドルたちの輝きに心を奪われた――「シャインポスト Be Your アイドル!」はじめてのプロデュース記 ライター:内藤ハサミ KONAMIのNintendo Switch 2用ソフト「シャインポスト Be Your アイドル!」は,コナミデジタルエンタテインメントとストレートエッジが共同で手がけるメディアミックス作品「シャインポスト」を題材としたアイドル×経営シミュレーションだ。 小説,漫画,アニメ,音楽CD,キャストによるリアルライブなど,多角的な展開を見せてきたシャインポスト。そのメインコンテンツのひとつであるゲームは当初モバイル向けに構想されていたが,Switch2という新たな舞台を得て,2025年6月5日にローンチタイトルのひとつとしてリリースされた。 ……といった開発経緯やコンセプトの背景などについては,ぜひ別途掲載しているインタビューを読んで
Switch2版「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド / ティアーズ オブ ザ キングダム」を遊んで見つめ直した,ゲームで冒険をするということ ライター:高橋祐介 話題の新型ゲーム機「Nintendo Switch 2」をほしい理由は人それぞれあるかと思う。筆者の場合は「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」(以下BotW)と「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」(以下TotK)のNintendo Switch 2 Edition(以下,Switch2版)に触れたいというのが,その大きな理由のひとつだった。 Switch2版TotK いざプレイしてみると,その体験は予想以上にオープンワールドというジャンルの本質を見つめ直すきっかけになった。なぜ人は“別世界”に惹かれるのか。そもそも「便利」「多機能」であることがゲームの進化なのか。今回はSwitch2版のプレイ感とあわ
Access Accepted第831回:「Stop Killing Games」運動でゲーム産業はどう変わる? ライター:奥谷海人 オンライン認証を必要とするようなゲームソフトのサービスが終了すると,プレイヤーは認証用のサーバーにアクセスできず,ゲームをプレイできなくなる。欧米では,「お金を出して買ったものは自分の自由にできて然るべき」という消費者意識が高く,こうしたサービス終了が,ゲーム業界やゲーマーコミュニティで大きな話題になっている。今回は,そんな状況で始まった「Stop Killing Games」という運動について紹介したい。 EUで始まった「Stop Killing Games」 「Stop Killing Games」(ゲームを殺すのをやめてください)という,刺激的な名前が付けられた運動をご存じだろうか? ことの発端は2023年12月に,Ubisoft Entertainm
拡大を続けるメタバースゲーム。IVS2025で語られた日本の勝ち筋とは 副編集長:noguchi 京都みやこめっせで開催されたスタートアップイベントIVS2025で,「拡大を続けるメタバースゲーム最前線 - グローバルに広がる新産業の可能性」と題したセッションが行われた。登壇したのは,メタバースゲーム領域で事業を展開する4人。クリーク・アンド・リバーの渡辺愛美氏がモデレーターを務め,メタバースクリエイターズ CEOの若宮和男氏,MyDearest代表取締役CEOの岸上健人氏,NEIGHBOR CEOの川本 龍氏らが,それぞれの事業と市場の現状について語った。 セッションでは,「Roblox」やVRゲームといった新しいプラットフォームで起きている変化,従来のゲーム開発とは異なるアプローチ,そして日本のコンテンツが持つ可能性などが議論された。本稿では,その内容をお伝えする。 セッションの冒頭,
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