西宮市は3日、市内の診療所で小児用肺炎球菌ワクチンとDPT(三種混合)ワクチンの予防接種を受けた1歳7カ月の女児が、接種翌日に死亡した、と発表した。原因などについて今後、厚生労働省が調査する。 市保健所によると、女児は1日午後4時半ごろ、市内の診療所で両ワクチンを接種。深夜に39度の発熱があり、2日朝に同診療所で受診後、発熱は続いていたが、いったん帰宅した。同日午後1時半ごろ、呼吸していないことに母親が気付き病院搬送したが、午後3時前に死亡が確認された。女児に基礎疾患はなかった。 宝塚市でも、小児用肺炎球菌ワクチンとインフルエンザ菌b型(ヒブ)ワクチンを接種した男児が死亡したばかり。厚労省によると、小児用肺炎球菌ワクチン接種後に死亡した報告例は、宝塚に続いて2例目という。 2児とも接種した小児用肺炎球菌ワクチンは、ファイザー社製の「プレベナー」で、昨年2月に発売された。DPTワクチンは北里