数週間前に2019年の出生数が統計開始以来初めて90万人を下回ったとの報道がありましたが、日本の人口減少、どうやらいよいよ本格化してきたようです。 国立社会保障・人口問題研究所は出生数が90万人を割り込むのは2020年、86万人台となるのは2021年と予測していたそうですが、減少ペースが予想よりもかなり早いようです。減少率が5%を超えるのは30年ぶりということで、なかなか凄まじい少子化ぶりです。 少子化の原因については、様々なことが言われています。保育園の不足や男性の長い労働時間、あるいは女性の労働市場参入、実質賃金の低下、非婚化、晩婚化などがよく挙げられます。また、少子化は「女性が子供を生まなくなった」いという問題ではなく、そもそも男女が結婚しなくなったのが根本的な問題なのだと主張する人もいます。 なお、この非婚化、晩婚化、少子化という問題は程度の差こそはあれ先進国ではどこでも見られる現
