
この記事は、2019年10月に発売され高評価を得た『Disco Elysium』という英語のゲームが題材です。その難解で膨大な内容にも関わらず、編集部員が気軽に「やる?」とライターに投げたことにより起きた受難の旅、ライターの長大な思考の旅路を、本稿では記しています。 「酒を飲まない者を信用するな。やつらはたいてい、自分は正義を知っている、自分は正しいことと間違っていることをいつでも見分けられる、と思っている。ふだんは良いやつらだ、しかし正しさ優しさの名のもとに、この世のほとんどの苦しみをもたらしたのもやつらなんだ。やつらは判事で、野次馬だ。そして酒をたしなみはするが、芯から酔っぱらうことを厭う者を信用するな。やつらがそうするのは、いつも腹のうちで、自分が馬鹿か、臆病者か、卑怯者か、乱暴者なんじゃないかと怖れているからだ。自分自身を怖れているような人間を信用するなんて、できないだろう。しかし
「お前の技術なんて大したことない」 「そんなこと誰にでも出来る」 って思わされて、結果的に作品や自分の技術を安く買いたたかれてしまっている人、多分目に見える範囲外でもたくさんいるんじゃないかなあ、と思ったんです。 定期的に話題に上がるテーマとして、「ハンドメイド作品の値切り問題」というものがあります。 ちょっと前の記事なんですが、例えばこういうお話があります。 「材料費100円とかでしょ」ハンドメイド作家に心無い値下げ要求 テレビ番組が材料費と販売価格の差が大きいと放送 この購入希望者は、1200円で販売予定のキーホルダーに対し「500円くらいとか無理ですか?」と指値を提示。その根拠は、「そんなに材料費とかかかってないと思うので」「材料費100円とか200円とかじゃないんですか?」というものだった。作家が、高い素材を使用していることや、繊細な作業が必要で加工に時間がかかることなどを丁寧に説
どうなるオリンパスのカメラ事業 「PEN」「OM-D」の技術と強み:荻窪圭のデジカメレビュープラス(1/2 ページ) 6月24日、オリンパスが映像事業(カメラやICレコーダー)を切り離してファンドに譲渡するというニュースが流れて業界が震撼した。こう書くとどうしても「オリンパスがカメラから撤退?」「OM-DやPENはどうなっちゃうの?」というニュアンスで捉えられちゃうので難しいのだが、先の話は分からない。決定しているのは、9月末までにカメラ事業を分社化して株式を国内投資ファンドの日本産業パートナーズ(JIP)に譲渡するということ、カスタマーサポートは続けるということくらいだ。 以前からオリンパスは赤字のカメラ事業を売却しようとしているといったうわさはあったので、とうとうそのときが来たか感はあるけれど、譲渡先がNECビッグローブ(今はビッグローブ。KDDI傘下)やVAIOのカーブアウト(事業分
お品書き ご覧くださりありがとうございます。 企業でデータ分析や機械学習関係の何でも屋をしている者です。 本記事は実務的な機械学習プロジェクトに関わる中で経験した 苦い思い出 貴重な体験をお話させていただきます。 機械学習やAI,データサイエンスという言葉が未だ独り歩きしているように感じます。 依頼者の「きかいがくしゅう」に対する勘違いで発生した問題 大幅な手戻り 長時間かけて作った使われることのない検証・モデル 消える案件 当然だろって思うような話でも人の知識は広く狭く、また玉石混交です。 今回は色々な体験・聞いた「しくじり談」を晒し共有します。 前菜:管理系の失敗編 管理1. 「機械学習できる」ってだけで業者や人を選ばない 機械学習って言っても分野が幅広い 仕事を外注する・共同研究相手を選ぶ・メンバを採用する 時には「何をしてほしいか」事前によく議論すべき 時系列データサイエンティスト
2020年6月30日、NTT西日本は電話サービスの故障が発生(同日中に復旧)したと発表しました。このサービス故障の影響を受け、石川県や兵庫県の一部の回線で電話不通やファックス誤送信のトラブルが発生しました。ここでは関連する情報をまとめます。 正しい番号でファックス誤送信 なぜか、電話がつながらない。送ったファックスが見知らぬ人の所に届いている。見覚えのないファックスがたくさん届く。こんな不思議な現象が石川県で起きました。原因はNTTの #電話回線の故障。多くの個人情報が流出しましたが、詳しい原因は分かっていません。https://t.co/soUL5OKiLc pic.twitter.com/Ai8bW2O2jP— 北陸中日新聞 (@c_hocknews) 2020年6月30日 サービス故障の影響を受けた顧客の新規の着信不可、誤着信が発生。実際に電話やファックスが着信しない、誤った相手につ
『プログラミング作法』 著者:Brian W. Kernighan / Rob Pike 福崎俊博 訳 アスキードワンゴ ちなみにこの本、私が入手した頃とは装丁がガラッと変わっていて、いまの表紙はこんな感じになっています。 犬がカワイイですね。これから購入する方はご注意ください。 普段プログラミングをしていると、大なり小なりさまざまな判断を行うべき局面が出てきます。 変数やメソッドにはどんな名前を付けるべきか?ロジックは明快になっているか?ここにコメントは必要か?必要としたらどう書くか?ライブラリのインターフェイスは適切にデザインされているか?ライブラリ関数の粒度は適当か?与えられた問題に対してデータ構造やアルゴリズムは適切なものを選択しているか?もっと良いものがあるのではないか?計算量は妥当な範囲に収まるか?処理が複雑になっても性能が良くなる方を取るか?あるいは多少性能を犠牲にしてもわか
これから異常検知を勉強される初心者、中級者の方のために一問一答集を作ってみました。 実際にあった質問も含まれますが、ほとんどの質問は、私が勉強しながら疑問に思ったことです。 なお、各質問には私の失敗談を添えております。皆さんは私のような失敗をしないよう 祈っております(^^)。異常検知に特化した内容となっておりますので、ご了承ください。 初心者の方向け 勉強の仕方編 Q:異常検知を勉強したいのですが、何から手をつけて良いのか分かりません。 A:書籍を買って読むのがおススメです。 最初、私はネット情報で勉強していました。しかし、それにも限界があります。 ところが、書籍(入門 機械学習による異常検知)を買って読んだところ、かなり知識を 得ることができました。最初から、書籍を買っていれば、一年くらい得することができたのに... と思うこともあります(^^; ただ、こちらの本はディープラーニング系
下級国民A 作者:赤松 利市 発売日: 2020/02/29 メディア: Kindle版 本書は「住所不定、無職、62歳でデビュー」という異色すぎる経歴を持つ著者による、東日本大震災直後の東北での復興事業に従事した経験を記したルポだ。震災関連のノンフィクションなんて今更珍しくもなんともないが、本書のあまりの内容の濃さにあっという間に引き込まれて一気読みしてしまった。 ひとりの人間が数年のうちに経験するレベルの話じゃじゃない。復興事業に携わった方たちのインタビューまとめた一冊と言われても疑いなく読めてしまうような内容だ。 もとは会社経営者だった著者。しかし、会社を倒産させてしまい、手元に残ったゴルフ場の芝管理事業からの収入で生活を保っていた。 そんなおりに発生した東日本大震災。土木建設関連の事業を営む知人社長から、東北での復興事業バブルに乗るべく、専務(知人社長の息子)と一緒に会社の営業部長
グアテマラ人体実験(グアテマラじんたいじっけん、英: Guatemala syphilis experiment)は、1940年代後半に中米のグアテマラで実施された、性病(梅毒スピロヘータ・淋菌など)の人体実験。 アメリカ合衆国政府がグアテマラ政府の協力のもと、抗生物質ペニシリン(1942年に実用化)の薬効確認を目的として[1]、意図的な菌の集団接種を行った。 後に、米国ウェルズリー大学の歴史学者スーザン・リバビー教授が、ピッツバーグ大学公文書館で人体実験の記録を発見し[2]、2010年5月の学会発表によって公開された。これを受け、米国のバラク・オバマ大統領は同年10月1日、グアテマラのアルバロ・コロン大統領に電話で謝罪。ヒラリー・クリントン国務長官とセベリウス厚生長官も同1日、アメリカ合衆国連邦政府による調査を開始するとの声明を出した[2]。 両国にそれぞれ調査委員会を設置するなどの結果
タスキギー実験の被験者から採血する医師 タスキギー梅毒実験 (あるいはタスキーギ梅毒実験)(英: Tuskegee syphilis experiment)こと「タスキギーのニグロ男性における無治療状態の梅毒の研究」(英: Tuskegee Study of Untreated Syphilis in the Negro Male[注釈 1])は、アフリカ系アメリカ人の人口比率が現在も圧倒的多数を占める (2010年国勢調査によると96%[1]) アラバマ州のタスキーギで、アメリカ公衆衛生局が主導し1932年から1972年まで実施された梅毒の臨床研究である。医療倫理的に大きな問題を抱えており、これは非倫理的な人体実験の一つとされている[2][3]。この研究調査の目的は、梅毒を治療しなかった場合の症状の進行を長期にわたり観察することであった。この研究に参加した黒人男性には、連邦政府が提供する
芯shin @shin29n こういうの見ると無理矢理「美術館を背景にインスタ映えな写真!モデルはアイドル!」じゃなくて、「アイドルをモデルに超絶クオリティの名画のコスプレ」を宣伝に使うようなキャンペーンにしてたらかなりウケは良かったんじゃないかなあって思った twitter.com/eri_syumi/stat… まとめ 「 #美術館女子 」を擬人化と曲解してみせる人々 美術館連絡協議会と読売新聞オンラインによる企画「美術館女子」が不評な中、その概念をあえて「擬人化」と曲解、個別の美術館のイメージに基づき(←ここ重要。つまり「分かってる人たち」)妄想を膨らませたツイート群。 こちらこそ、実現すれば来館者数が伸びるかも。 こちらが元祖↓ 「美術館女子」がプチ炎上、なぜか「美術館の擬人化」で盛り上がる流れに https://togetter.com/li/1542214 36082 pv 9
生存権が憲法に規定されているのは、まさにこのように、その時々の「国民感情」に影響されてはならないものだからだと思ってたけど違うの?☆→生活保護費引き下げは「国民感情を踏まえたもの」。違憲との訴えは認められず https://t.co/v2AkRCkqc4
「バッタ博士」として有名な前野ウルド浩太郎博士の論文に対して、その内容の再現性が取れないという問題があるということを下記の一連のツイートで知りました。 https://twitter.com/n0rr/status/1277918852987285505 ”ラボメンが捏造したときに、PIが責任を取る方法がひとつ示された。” と、ツイート主の @n0rr さんは述べており、筆頭著者である前野博士がデータを捏造して論文を書いたのではと暗に示唆しています。 いったい何が起こっているのだろうと思ったので、詳しく調べてみました。 結論から言うと、「前野博士の実験結果には再現性がある可能性が高い」と個人的には思います。 以下詳しく解説します。 どうやら、前野博士と田中博士が研究していたバッタ(Schistocerca gregaria)は、「メス成虫が”混み”を感じると、産卵する卵のサイズが変わり、そ
自社製品の脆弱性に関する報告に報奨金を支払う脆弱性報奨金制度は、MicrosoftやGoogleなど多くの企業が導入しています。Appleも2019年に同様のプログラムである「Apple Security Bounty」を開始しましたが、同プログラムを利用したソフトウェアエンジニアであるジェフ・ジョンソンが「報告した脆弱性が半年間も修正されていない」と自身のブログ上で明かしました。 Disclosure: Another macOS privacy protections bypass https://lapcatsoftware.com/articles/disclosure2.html ジョンソン氏がAppleに報告した脆弱性は、macOSに搭載されているセキュリティフレームワーク「Transparency Consent and Control(TCC)」に関するもので、発見したのは
案内状には「第24回すがわら一秀後援会連合会練馬東地区バス旅行」と明記してあり、会費はバス代、昼食代、その他込みで1人あたり9500円とある。しかし、 「そんなお金で賄えるわけがありません。毎年、菅原氏は参加者たちから格段に安い会費を集め、集票目的の“接待”を続けてきました。今年に限らず、毎年多額の差額が発生し、そのたびに事務所が補填しているのが実態です」(同前) 会費は(バス代、昼食代、その他込)で9500円 9500円という値段設定は菅原氏の強い意向だという。当時、菅原氏は事務所スタッフらに対し、こう指示を出していた。 「1万円と9500円では聞こえが違う。1万円を超えると人は来ない。1万円以内でもっとオプションを付けられないのか」 「週刊文春」が入手した極秘の内部資料である「ご旅行代金内訳書」を確認すると、行った場所などにもよるが、昨秋のケースでは1人当たり約900~2800円の足が
新型コロナウイルスの大規模な院内感染が発生し、患者43人が死亡した東京 台東区の永寿総合病院の病院長が1日、記者会見しました。この中では、大規模な院内感染を経験した看護師や医師、3人の手記が紹介されました。対応に追われた看護師と、患者23人が亡くなった血液内科で勤務する医師、そして、みずから感染して一時は人工心肺装置ECMOを使った治療を受けた内科の医師の手記全文です。 患者さん109名、職員83名もの感染者を出し、原疾患で闘病中の患者さん43名が亡くなられました。亡くなられた患者さんのお荷物から、これまでの生活や大切になさっていたもの、ご家族の思いなどが感じ取られ、私たち職員だけが見送る中での旅立ちになってしまったことを、ご本人はもちろん、ご家族の皆様にもおわびしながら手を合わせる日々でした。 感染の拡大が判明した当初は、患者さんが次々と発熱するだけでなく、日に日にスタッフにも発熱者が増
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