今日は別のタイトルをつけようかと思っていたのですが、うちこの勝手なタイトルがひとり歩きをするといけないので、章の名前をタイトルにしました。今日書くことについては、うちこの感覚では「ニーチェにご用心」「あまりにも人間的なニーチェ」といったタイトルをつけたいところ。 ブッダと並んで置かれている「超訳」本が、ご用心したくなるくらい売れているニーチェさん。この差がなんともせつない感じなのですが、「寝ながら学べる構造主義」を読みながら、書店でドーンと並んで平積みされている状況を見ていたんですね。両方とも、立ち読みもしました。「超訳」って、こういうことを言うのか、とか、ブッダのほうにいたっては「もはや跳躍!」と中の人がオヤジギャグを言いたくなるようなものもありつつ、「売れる本」の作り方を見た気がしました。 以前からニーチェの言葉には二つの顔を見るような感じがあり、ひとつは「めっちゃ"愛"の人。インド人
